「こんな具合で……いいの?」
「もっとおまたとか広げなくていいのかにゃー」
 アゼルとリゼルは俺の股間に左右から舌を伸ばし、ダブルフェラの体勢を作る。
 裸の年若い猫娘二人が男のちんこにむしゃぶりつく光景はエロ絵巻的にはオーソドックスかつ、実現してみると非常にインモラルな空気が漂う。しかもただの女の子二人ではなく双子だもんな。
 世の中、双子を同時に抱きたい、なんて欲望を持つ男は多いだろうが、普通はなかなかそんな機会はあるものじゃない。しかも二人同時に熱烈フェラともなると、もう変わり種の風俗でも探すしかないだろう。
 この二人は特に精液に対して執着が強く、舌のザラザラもヒルダさんの魔法で平坦化し、フェラチオに適した形状に変化させてもらっている。
 まあ霊泉水で生活しているのだから、そういう肉体改造的なやつもそのうち戻ってしまいそうだが……とりあえず今のところは二人の舌からザリザリの刺激を受けることはない。
 ちょっとやそっとヤスられたくらいじゃ屁でもない鋼鉄の鈍感ちんこの持ち主なら、猫獣人の舌も心地いい刺激なんだろうが、しょせん童貞卒業からから2年やそこらの俺にはまだまだ凶器なのです。
 それはともかく、アゼルとリゼルが左右から交互に舐め……てるポーズでしばらく止まってグロリアさんを窺っている。
 絵に描かれるということに慣れていないので、止まっていないとまずいかな、という心配が先に立つのだろう。でも舌を差し出したまま長時間の停止は色々ときついと思う。
「ふつーにフェラしてていいわよー。さっきのマローネちゃんと同じでビビッと来たとこを勝手に切り取るから」
「いいんだ……」
「じゃあ舐めるねー」
 アゼルとリゼルは視線をこっちに戻して舐めてくれ始めた。
 二人の舌が交互に左右から舐め上げてくる。最初は幹の中ほどから、やがて亀頭を丹念に濡らしていくように。
 先ほどまでマローネに中出ししていた肉棒は、まだその残滓を纏っている。それを味わい尽くすように双子は舌を大きく使って唾液で先端を洗っていく。
 せわしなくちんこを這い上がる舌先同士が触れ合い、糸を引いても互いに気にしない。猫たちはそういったことに対する忌避感はないらしい。
 まあ俺が割り込んでいくまでは当然のようにレズプレイしてたわけだもんな。
 そんな娘たちが今や精液の味と匂いを覚え、むしろ肉体的な快楽よりも夢中になって射精を顔にかけられたがるようになっている。
 服を脱ぎ捨て、首輪を自らつけて男の股間に跪き、その瞬間を欲して無心に協力し合う姉妹の姿を、グロリアさんはどう描写し、どういう言葉で飾るのだろう。
 そう思うとたまらない愉悦が身を満たしていくのを感じる。
「あ、いいカオしてるね、ご主人♪」
「…………」
 グロリアさんにニヤリとされてしまった。
 きっと邪悪な顔をしていたんだろう。しかしそういう顔の方が画としては映えそうだし、でもあんまり調子に乗った姿を残して何年もしてからいじられるのもなー。うーん。
「ねーねー。きもちいいー?」
「我慢しないでいっぱいだしてー」
 無邪気かつ熱心に肉棒を舐める二人。そしてその姿を見てうずうずっとしているキュートやルナ、セボリー。
 それは自分も舐めたいという欲求か、あるいは噴き出す射精を受けたいという感情か。または撒き散らされるであろう性臭への反応か。
 俺の精液は量や飛距離がアレなこともあって、膣内射精よりも圧倒的に匂いが広がることが予想される。自分の体液だから俺はそんなにいいとも悪いとも思わないけど、特に匂いに敏感な猫獣人たちには強烈だろう。
 それへの恐れか、あるいは期待か。
 妙な雰囲気になりながらも双子の熱心な舌遣いに高められ、俺は逆らわずに射精を始める。
 ビュルルルルッ、ビュルルルッ、ビュルルルッ……!
「にゃあっ……♪」
「でたぁっ……いっぱいーっ。ぇあーっ……」
 空中に線を引いて飛び散るザーメン。
 軽く1メートル以上は上がり、ちんこが振れた軌道に合わせ、もったりした感じに落ちていく。
 ヒルダさんに色々強化される前から飛距離だけならこれぐらい出ていた気がするが、今の俺の汁は量と粘りが強く、尿道の内側への抵抗感が強いのが単純な飛距離に繋がらない理由か。
 ビシャビシャビシャッと初弾が猫屋敷の床に落ちて飛び散り、着弾点近くにいたセボリーとキュートがビクッとする。さすがに直接はかからなかったが、匂いはもちろん強いインパクトをもって届いているだろう。
 そしていくらかずつ勢いを弱め、飛ばすというより吹きこぼれる感じの勢いになったところで、受け止めようと口を開いたアゼルとリゼルの額から舌にかけて撒く。
 ほとんど余勢といった感じだが、それでも一般的な思春期少年の射精の数倍の量が猫娘たちの顔にそれぞれふりかかる。
「……♪」
「にゃあ……♪」
 無惨なまでに白濁で汚れながらも、その付着自体がエクスタシーの引き金であるかのようにプルプルッと震えて悦ぶ姉妹。というかリゼルの方は感極まってプシャアッと股の下から何か漏らした音がした。
 まあ咎めるもんでもないから指摘はしないでおこう。俺も匂う液体撒き散らしたわけだし。
 ……で、その姿を興味深く目撃しているはずのグロリアさんは、というと。
「何してるんですか……」
「どんだけ飛ばすのよって話よ!?」
 変なポーズで立ち上がって、キャンバスを素早く頭上に持ち上げていた。
 ……あー、裏からだけど精液かかりそうな場所だったんだ。
 というかよく反応できたな。木枠組んであるからそこそこ重いはずだし、舐められながらの射精の方向なんて予見しづらいのに。
 でも労作が駄目になるかならないかの瀬戸際となれば馬鹿力も出るか。
 なんというか、ごめんなさい。


 精液とリゼル汁を片付けて、改めて次。
 ルナとキュートに番が回った。
「セボリーはキュートと一緒に入るのかと思った」
「やー、さすがにココでの催しでは私脇役だってことくらいはわきまえてますんで。絵に描いてもらうのは興味ありますけど、改めてオレガノとかと一緒に描いてもらったらいいかな」
 そんなわけでルナとキュートは、カウチに腰かけた俺の上でどんなポーズをしようかと、それぞれ試行錯誤している。
「えっちなやつ……っていうと、やっぱりこんな感じ?」
「ご主人様にくっつくと、絵描きのおねーさんからえっちなところ見えなくなるにゃー」
 ルナは俺の左膝の上で挑発的に股を開きつつ、俺の手に陰唇を広げさせてみせる。淡々とした顔でアグレッシブだ。
 キュートは俺の右腕に絡みつくものの、そうするとえっちな構図としては大人しくなる。局部が隠れてしまうわけだ。
 とはいえ、ちんこに顔を寄せることでそういった露骨な局部強調を逃れたアゼルリゼルの例を見るに、そんなのあまり気にしなくてもいい気がするんだけどなあ。
「こんなのどうかな」
「にゃ?」
 ルナはさらなる提案。

 その辺にあったエプロンをキュートと一緒に巻いて、その前垂れ部分を持ち上げる。
 そのまま二人でグロリアさんに向き、そして俺は二人の股の下から手を入れて、おまんこに指を突っ込んでみせる。
 二人の裸エプロン猫獣人に、俺が後ろから手マンしている恰好。
「やらしい絵になると思う」
「にゃ……うん……♪」
「地味に中腰なんで長時間だと俺がつらいんだけど……」
 腰に手を回すくらいならともかく、尻の下から手を入れておまんこに指を突っ込むとなると直立姿勢ではいられない。キュートは体格も小さいので、より低く腰を落とさないといけない。
 まあエプロンの側面からルナのおっぱい、キュートのちっぱいに頬で触れる形は悪くないけど。
「ははー。いいねいいねえ。エッチな雌奴隷肖像画シリーズ、ノッてきたわー」
「あの、グロリアさん。ポーズ緩めていい?」
「ちょっと待って。今回はしっかり描かせて」
「ここにきてそういう!?」
 ここまでのスケッチでは全体的に動いても技量でフォローすると豪語してきたグロリアさんだが、今回は動かないことを要求する。
 中腰つらい。
「……アンディ。ゆび、動かして……♪」
「……気持ちよく、してほしい、にゃー……♪」
 ルナとキュートは淫靡な吐息とともに誘惑してくる。でも俺が動いちゃいけないのにおまんこ混ぜ混ぜだけはいいってわけがない。
「あ、手マンは進めていいよ。いい表情引き出しちゃって」
「なんか納得いかねえ!」
 どうしてそういうブレは許容するんですか。

 そして。
「あの……私は」
「バーバラは駄目だってば」
「私も絵に描かれてみたいんですけど」
「キールとの絡みだったらアリだから俺との絡みは諦めて?」
 バーバラもエロモデルになろうと裸になって待っていたが、懸命の説得でなんとか収めてもらった。
 ……キール頑張れ。お前ならグロリアさんへの公開セックスもできると信じている。

(続く)

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