「空飛ぶヤリ部屋」は、マイアに運んでもらった。
 秘密温泉の付近はシャリオやレイラがドラゴン体で岩や木の根をあらかたほじくり返しており、でこぼこの荒れ地状態だったが、一部を急いで踏み固めて小屋設置用地としてもらう。まあ5メートル四方だからそんなに広くは必要ないしね。
「こうしてお風呂に家がつくと、あっという間に文化的な印象になるわね」
 コルティが嬉しそうにしていた。やはり浴槽にちょっと目隠しの壁をつけただけという野性的過ぎる景観が気になっていたらしい。
「今日は持ってきただけだ。いずれちゃんとした家は別に作る」
「私たちで作るの? それともエルフの大工でも呼ぶ?」
「ディアーネさんの指揮があれば、ドラゴンもちゃんとした建築はできるはずだ」
 コルティは半信半疑という感じだったが、ここをちゃんとした保養地にするのはドラゴン三頭の腕力があればさして難しくはないだろう。全然疲れないし、重い建材でも全く苦にしないし。
「それで、ここにこの小屋を持ってきたということは……私たちも参加してよいのですよね?」
 レイラが期待した顔をする。
 もちろんだ、と頷くと、丸太椅子に座っていたコルティも、表向き興味なさそうに入浴していたシャリオもおもむろに立ち上がって集まってくる。水中にはリェーダが沈んだままだが充分暖まってから出てきてほしい。俺のために。

 小屋の中では、買ってきた饅頭をネイアとベアトリスがもぐもぐしていた。テテスは一個食べて満足したらしい。
「あ、お饅頭。貰っていい?」
 コルティが聞いてきたので頷く。
「いいぞ。マイアも食べろ」
「うん」
 衣装箱ベンチの上に積まれた饅頭をそれぞれ取って食べる女の子たち。やはりドラゴン娘も全般的に甘いものは好きなようだ。
 と思ったらシャリオは手を出さない。
「シャリオは饅頭好きじゃないのか」
「どちらかというと塩辛いものや香ばしいものが好みだな。甘味よりは」
「レンファンガスの食べ物に適性強そうですねー」
 テテスがコメント。
 なんというか味覚が大人というか酒飲み的なんだな。まあそういうのもわかる。
 そしてこの場ではテテスとシャリオだけが全裸。全然平気そうにしているけど全裸。
 成竜らしくたわわに実った胸も、きゅっと引き締まった印象を与えつつも触り心地はよさそうな小生意気なお尻も、見たければいくらでも、触りたければいつでも、と言わんばかり。
 というか、隠さないのかと聞けばそう言うんだろうな。
 もう雌奴隷として覚悟を決めた彼女は、俺にそれを出し惜しむ気はないのだから。
 俺はそう思いながらなんとなくシャリオのおっぱいを掴む。
「っ……! い、いきなりか」
「駄目だった?」
「そ、そんなことはないが……急すぎたので驚いた」
 一瞬強張って身を反らして逃げそうになりながら、シャリオは改めて俺の手元に胸を寄せ直す。
 心を決めたといっても完全に恥じらいを捨てたというわけではないのか。これはこれで実にいい反応だ。
 みんながおやつを食べている中で、一人で俺にいやらしく胸を揉ませる、本来は仇敵であるはずのチンポ奴隷。
 ……みんな黙々と饅頭を食べながらも視線がこっちに向いているのはとりあえず意識から追い出そう。
「シャリオのおっぱいはどちらかというと固めだよなー」
「そ、そう……なのか」
「うん。レイラと揉み比べるとあっちのほうが確実に柔らかい」
 もちろん単純に比較の問題で、女性的でないということは全くないし、どちらがいいかは好みによるところだろう。
 俺? どっちも当然大好きです。
 どちらも最高の造形美を備えたドラゴンおっぱい。違いはあっても優劣をつけるのはおっぱい大好きポルカっ子としてありえない。
「尻も触ってみよう」
「……く……ぅ」
 シャリオはいやらしく這う手に堪えるような顔をする。
 平気そうにしていてもやはり女としていやらしく触れられるのは恥ずかしいのか。もしくは雌奴隷として俺に身を預けはしても、やはりライナーの竜として肉欲を受け入れるのは屈辱が残るのか。
 どちらでもそれはそれで興奮する。ライナーには悪いけど。
 お前はこんなにエロい体を持った最高の雌を欲求不満にしたまま、カッコつけて逝ったんだ。もっと向き合っていれば最高の性体験ができたのに。
 五指の指先で尻肉をなぞり撫で、その肌の柔らかな沈み込みを楽しむ。
 指の腹から手のひらへ、もったいつけて押し当てていき、きめの細かい尻肌を存分に堪能しつつ、性感に震えるシャリオの表情を楽しむ。
 同じような立場のはずなのに、コルティやレイラとは違う、なんとなく勝者と敗者的な気持ちの温度差が生まれてしまうのがシャリオだ。それを楽しみながら彼女の「雌」としか言いようのない体を味わっていく。
「……塩辛いものや香ばしいものが好きなんだっけ?」
「……あ、ああ」
「ちょうどいいのがあるぞ。……ほら」
 尻を揉みながら片手でベルトを外しつつ囁く。
 今、俺最高に邪悪な顔してる。あるいは酔っ払いのエロオヤジ。
 シャリオは羞恥に身を震わせながらも、俺をハッとした顔で見て……そして、なんともいえない顔をした後に俯き。
「……見透かしてくるのが気に食わない」
「……ん?」
 何を見透かしたと。
「……た、確かに……私は甘味よりも、ち、チンポを味わう方にばかり気持ちが行っている……食べ物の好みにかこつけて、そこを的確に突くなんて、悪趣味な男だ……」
「……あ、あー、うん」
 完全に俺のエロオヤジ的な欲望の話なんですが。
 何故かシャリオの中では「セックスに期待し過ぎて気もそぞろな自分を俺が見透かし、翻弄した」ということになっているらしい。
 ……説明するのも野暮だし。
「つまり、お前はこっちを口に入れたいんだな?」
 ボロン、と勃起したちんこをシャリオの身にぶつけるように放り出すと、シャリオはビクッと反応した後……ゆっくりと跪き。
「……その、通り……です」
 なんか服従してしまった。
「ずるいです」
「ずるいよね」
 ネイアとベアトリスが呟き合っている。でもベアトリスは両手に持ってる饅頭をまずなんとかしなさい。
「ああいうのは突っ張っていたシャリオならではですね……雰囲気の作り方として勉強になりますが」
「……ふん」
 エマは感心し、マイアはなんか不満そう。というか黒首輪三人組に対してはまだまだ心許してないよねマイアって。
 そんな外野を無視し、シャリオは放り出されたちんこにゆっくりと口をつけ……ごくりと唾を飲み込んでから、ちゅぽっちゅぽっと音を立て始めた。
 あの決戦の時、誰が想像しただろう。あのシャリオがこうして幾人もの他人の見ている前で一糸纏わぬ裸で跪き、俺のちんこに一心に口奉仕する光景など。
「んんんっ……ん、んちゅっ……んむ、んんっ……はむんんっ……♪ は、ああっ……はあ、はぁ……んぐ」
「美味いか、シャリオ」
「……はい、おいひい……あむ、んーっ……んんんっ……ん、んっ♪」
 こんなにも、仇敵へのフェラチオに情熱的になってしまうなど。
「はあ、あっ……ちんぽ、好き……っ、好きですっ……♪」
「そんなにか」
「……はいっ……ちんぽに、奉仕してると……自分が雌だと、実感します……チンポを喜ばせるために私はこうなってるんだ、って……♪」
「…………」
 熱烈にちんこへの思慕を告白するシャリオ。
「孕み袋」として邁進するリェーダもだいぶ困った子だが、シャリオも放っておくとだいぶ危険な子かもしれない。世間体的に。
 本当、なんでライナーはもっとこの子とセックスしまくってやらなかったんだろうね。考えれば考えるほどもったいない生き方した奴だ。
「そろそろ出そうになってきた……シャリオ、ケツを向けろ。射精は子宮でだ」
「……は、はいっ……♪」
 ねろ、と大量の唾を絡めたちんこから名残惜しそうに唇を離し、おずおずと四つん這いになって尻を突き上げるシャリオ。
 雌である実感に震え、ちんこを悦ばせるという喜びに夢中になった女の性器は、言うまでもなく蜜を溢れさせている。
「本当に……淫乱な雌だ!」
「……んぅ、ああっ……♪」
 射精の予感に突っ張り切ったちんこで、彼女の膣を一気に押し貫く。
 肉槍が雌肉を無遠慮に掻き分け、圧迫し、複雑な膣ヒダが情熱的にちんこを抱き締めて、雄の性欲と雌の性欲の重合を喜ぶ。
 そう長くは楽しめない。雌肉を求める暴力的な衝動が、白濁液を吐き出さずには収まらない。
 俺は獣じみた悦びの声を上げるシャリオに遠慮なく腰を打ち付け、いきなりラストスパートを楽しむ。
「あっ、ああっ、ああああ……あああぅあああああっ……♪」
「イクぞ……イクぞ、シャリオ……俺の子を、孕めっ……!!」
 他の誰に言うよりも。
 背徳感と征服感に満ちた、宣告。
「孕めっっ!!」
 もう一度そう叫びながら、シャリオの真っ白い肉体の最奥に、子種汁をたっぷりと流し込む。

「ごー主人っ様ー……♪ 私も甘いのじゃなくてなまぐさーいやつ、欲しくなっちゃったー……♪」
「あの、スマイソンさん……ええと、私もですね」
「パパー♪ は・ら・ま・せ・て♪」
 膣にちんこ突っ込んだまま、もう一戦やってシャリオを満足させるかどうか考えていると、テテス、ネイア、ベアトリスの三人がぐいぐい迫ってくる。
 どうしようかな、と思いながら残り汁を出し切ろうと微妙に動いて考えていると、ドアがバタンと開いてリェーダが登場。
「そ、そろそろ安全な体温になったかと!」
「……だめ」
「まだです。もうしばらく暖まってきてください」
「凍傷になるような温度じゃないはず!」
「まだひゃって言われるレベル」
「慌てても順番は回ってきませんよ」
 そしてマイアとエマに追い返された。
 ……うん、やる気があるのはうれしいけど冷たいの我慢してセックスはしたくないな。

(続く)

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