ひとしきり終わったころには、裸で床に座り込んだ液まみれの少女たちは、なんとなく互いに距離感を縮めていた。
「こ、今度……一緒に遊ぶ? なんというか、最近みんな忙しそうでやることなくてさ」
「……ま、まあ、いいけど……コイツに呼ばれたらそっち優先だからね? 私ほら、ガチな肉便器係だし」
「その時は一緒にチンポ突っ込んでもらうから平気」
ベアトリスとコルティが何故か遊ぶ約束をしていたり。
……見た感じは似たような背格好なので違和感は少ないのだが、なんか変な組み合わせに見える。
カールウィンでライナーの部下として調子に乗っていた同士なので、顔見知りが少ないポルカでは話しかけやすいんだろうか。
でも結局ベアトリスはライナーに手首チョン切られたりしてるし、複雑な感情があってもよさそうなんだけど……。
「て、テテスさんは、お尻……お尻の経験が豊富ということですが」
「豊富ですよー♪ なんてったっておまんこ処女のままアナルセックス中毒になるくらい仕込まれましたし♪」
「……そ、その……行為中の姿勢とか、耐え方とか……コツみたいなものはあるものでしょうか」
「んー、エマさんの場合、まず慣れないと感覚のコントロールは難しそうに見えますけど」
「これでも初めてではないんですが……ど、どうも膣に比べて迫力負けしてしまうといいますか、主様の肉棒をお尻の穴にねじ込まれると全く何もできなくなってしまう感じがして……」
「気持ちよくないってわけではないんですよね?」
テテスとエマがアナルに関して真剣に情報交換していたり。
どうもエマは前なら多少意識的に奉仕できるのに、アナルだと犯されるままになってしまうのを気にしているようだ。
本来セックスに使う穴でもないんだから、思うようにいかなくても悩むほどのことでもない気はするけど……やっぱり雌奴隷として熟練はしたいんだろう。
なんかエマに限らず、雌奴隷の称号に関して気負いが強い娘多いよね。
といいつつ俺は俺でガラティアに撒いた精液を濡れ手ぬぐいで拭き、その体に服を着せていく作業。
居心地悪そうにしつつもそれを受け入れるガラティア。この後残りの四人も大人しく事後処理させてくれる予定。
「アンタこういう脱がしたり着せたり好きすぎない……?」
「男が自由にやっていい事じゃないからな普通。裸になるのは許容しても。脱ぐとこ見られたり手を出されたりするのは無理って女の子も多いらしいし」
ジョニーんちの奥さんのジェシカがそうらしい。既に女の子って歳でもないけど。
エッチの前に脱ぐ時は絶対ジョニーに後ろを向かせるそうだ。あと明かりも消す派だとか。脱ぎたてパンツをジョニーが触るのも嫌がるらしい。
結婚してから既に五年くらい経つらしいが、それにしては距離感があるようにも思える。
が、まあ、二人の間でエロいことはオールOKってカップルばかりでもないんだろうな。
競うようにエロスを追究し、歯止めも何もあったものではない俺の雌奴隷たちは、脱がされるくらいで嫌がっていたら取り残されるばかりだ。そもそもにして、エロに消極的ならハーレムに割り込もうなんて思うわけがないし。
でも、それにしても女の子の服を自由にいじるというのは男にとっては特別な行為なわけで。
「こういうのを自由にさせてもらえるのは、すごく独占欲というか支配欲というか、そういうのが満たされるな」
「こんな地味な満たし方してないで、もっと派手にしたらいいのに……」
「……人前で恥ずかしい恰好させたりとか?」
「……そういうのだって、アンタが好きならやるし」
上着を着せるついでに生おっぱいを揉む俺に、ガラティアは赤くなりつつも服従アピール。
今まで海賊団の荒っぽい男たちに囲まれ、コワモテの父親に反発して……と全体的に跳ね返った人生を送ってきたせいか、男にすり寄り、従い、変えられていく……ということに妙に陶酔している節があるな。
その心理は俺としては決して悪いことではないんだけど、それはそれとして俺がポルカ社会でギリギリ守っている立場にはしっかり配慮していただきたい。
お袋だっているからね。あんまり酷い真似してると思われたら殴られるからね。
夕暮れの時間になったので、コスモスさんの軽食テラス「レスリーハウス」へ。
雲隠れ状態から少しずつ顔を出していくうえで、いつもの酒場よりも雌奴隷の陣地感のあるこっちの方が穏当だ、と判断した。
まあ向こうでもライラやマイア、エマに付き合ってもらえば、いきなりキックが飛んでくるなんてことは防げるけど、まあ雰囲気が俺の方に有利であるに越したことはない。
と、思っていたら。
「まっ。アンディよ、噂をすれば」
「うわぁ……」
集まっていたおばさんたちに、あからさまに気まずい感じのヒソヒソ声を聞かされて大変居心地が悪い。
どうも夜は、ここはおばさんたちの集会所になるらしい。
顔ぶれを見るに、普段亭主が酒場に通い詰めてるタイプの奥さんが多く、しっとりと髪が濡れている様子からするに温泉帰りの井戸端会議の会場になってるっぽい。
早い時間から自宅に亭主が帰ってくる(酒場に来ない)タイプの奥さんは、家族の世話や炊事などのために早く引っ込むのだろう。
だらしない旦那を持つ者同士が愚痴の共有をするのは、今まではそれこそ温泉という場所しかなかったのが、酒場と業態の違う「レスリーハウス」の出現によってもうひとつ居場所を確保できてしまった感じだろうか。
それはともかく、一体どういう文脈で「うわぁ」と言われてるのか大変気になるが。
「何、どんな噂?」
務めて軽く話しかけるも、おばさんたちは互いに目配せをしてイマイチ要領を得ない。
いい噂じゃなさそうだ。うん。そりゃそうだよね。少なくともおばさん受けのいい評判に心当たりはない。
互いに気まずい空白を共有しかけたところで、厨房からコスモスさんが出てきた。
「いらっしゃい、ご主人様♪ 何か精のつくものでも食べます?」
「いや、なんで精のつくものって限定したのコスモスさん。あとご主人様はやめて」
「えーと、それじゃあ……ダーリンがいいです?」
「普通に名前で呼んでもらいたいんだけどな!?」
ニコニコしながらギリギリなネタフリをされ、あっという間にペースが握られてしまう。
咳払いをしながら奥さん方を見ると、やっぱり警戒感が強い。聞き出すのは諦めた方がいいか?
「心配いりませんよー。単にダークエルフ組の関係を説明しただけですので♪」
「え?」
「どうもディアーネさんとヒルダのことは知れ渡ってたみたいなんですけど、ノールさんや三つ子のことはどういう関係なのかって思ってたみたいで……」
「…………」
言われてみれば、似てるけどどういう関係? ……というのは疑問を持たれてしかるべきなのに特に説明してないな。
いや、似てるといっても異母姉妹だし、特にダークエルフは肌色が違う上にみんなやたらと美人なせいで、それ以外の人種からすると「みんな家族」と言われてもある程度騙されてしまう節はあるんだけど。
「私とスワロー以外みんな姉妹、六人揃って種付け契約してるっていう話をさっきしたところだったので♪」
「いや、そういうのはこう……憚って!?」
そりゃ確かに事実だけど、改めて聞けば人間族的にはショッキングだよ!?
「猫の子たちはある程度事情は聞いたけど……ねぇ」
「聞けば資産家の家なのに、次々に姉妹寄ってきたそばから手を付けてまだまだ狙ってるって……どんだけ好色なのよ。スマイソン親方もちょっとだらしなかったけど、桁が違うわ……」
「いや別にもう狙ってないよ!」
っていうかディアーネさんやヒルダさんもそうだけど、全員俺が自分から狙ってアプローチして肉体関係になったわけじゃないから。
なんか他の子とヤッてたら割り込みで混ざってきたのがだんだんズブズブと深くなっちゃっただけだから。
信じがたいけど信じていただきたい。俺は無害です。姉妹もチョロいだろイケるだろって調子に乗ったわけではないんです。
「え、狙ってないっけ? ウチのメイド長とかその他のメイド団の子たちとめっちゃノーガード子作りしてなかったっけ?」
にゅっと厨房からシーマさんが顔を出して参戦してくる。
いや本当ね。俺の女性関係は丁寧に説明しないとなかなか一般的トロット人に納得してもらえるやつじゃないから。
「確かになんかノリでエッチに混ざってきた美人メイドさんたちいたけどあれ姉妹ではないよね!?」
「……実はこの前のヌードスケッチ祭りでメイド団に妹二人ぐらい混ざってたよ?」
「なんで!?」
「メイドは行儀見習いとしてどこでも女の子に一度はやらせるものじゃない? 私もやってたことあるし」
「本当俺それ認識してなかったのでノーカンにしていただけませんでしょうか」
カルロスさん何故止めなかったの。あんた妹思いの家長じゃなかったの。
「あと、あのメイド団、うちの姪っ子とか大姪とかそういう、オニキス本家の血縁者結構いるから……その辺気をつけないとねー」
「……はい」
「でもって思いっきりチャイルドルームがミルクまみれになった挙句にだいぶ雌奴隷稼業に興味示してたから、事実上はほぼ『まだまだ狙ってる』と表現しても……いいんじゃないかな!」
「狙われてるの俺の方じゃない!?」
「人それを相思相愛という!」
シーマさんになんか拳法的なポーズを取りながら言われると反論しづらいんですが、奥様方の白眼視がどこまでも止まりません。
いや、そりゃ「うわあ」ってなるよね!
「ねえアンディ。……うちの娘、お向かいのグレアム坊やと結婚させたいから本当近づかないでくれる?」
「いやおばさんちの娘って確かまだ6歳か7歳じゃん!? 俺に手を出せって言われても絶対無理だよ!?」
「つまりあと三年もしたらアンタ的に食べごろってことじゃないの」
「三年しても10歳かそこら……」
「アイリーナちゃんやローリエちゃんを見るに、見立て違いとも思えないのよね」
あの二人はさすがに10歳というにはちょっと大きいと思う。でも女の子は男より若干発育が早いからな。
いやいやいや。
「だから俺をそんな見境なしの色魔みたいに言わないでほしい!」
「20人も女をメスドレイとか言って身辺にウロウロさせてる男が色魔じゃなかったら誰を色魔って言うのよ」
ごめん、その倍いる。
……あと改めて反論の余地が見つからない。
そうだよね。
20人も「私は彼のエロ要員」って公言する娘がいたら立派に事件だし有名になれるよね。アシュトン大臣ですらその半分だもんね。
(続く)
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