まだ外は明るい。
 トロット建築の多くがそうであるように、このスマイソン家は日のあるうちは基本的に外の明かりを取るようにできている。でもガラスは高いし壊れやすいので、窓は全部木製の観音開きの鎧窓。
 魔法が得意なエルフたちの領地や、迷宮内ならいざ知らず……基本的に室内の明かりだけで活動するような設計は人間の国にはない。ただ手仕事をするためだけに燃料を一日中使わないといけなくなってしまう。
 つまり、結構あちこち開いている状態で……まあ近寄って覗き込むのは高さ的に難しいけど、遠目にはいつ人に見られるかわからない状態で、いずれ劣らぬ美貌を誇る若い娘たちが、それぞれ複雑な顔をしながら、ダイニングのあちこちで裸になって待っている。
 まず俺に生尻を頬擦りされている元勇者娘、ベアトリス。
 かつては無造作でパラパラと暴れていた黒髪もポルカの霊泉生活で艶と柔らかさを取り戻し、最近では洒落っ気もついてきて(というか他の雌奴隷たちの手にかかっているのかもしれない)色々な髪型をしている。今は左耳の上で髪の一部をチョンと結んでいた。
 まだ成長を残している歳ということもあり、女性的曲線という意味ではまだまだのところがある。
 おっぱいは半球を形作るのも難しい程度のなだらかさで、お尻も服の上からではまだ女性らしさを主張できないくらい。まあこの辺はあと数年したら変わりそうだ。
 しかし、そんなベアトリスも、狂犬のようだった勇者時代を知っていれば、こうして大人しく俺に変態的な尻の楽しみ方を許していることが信じ難い光景にもなる。
 ほんとよくこんなことさせてくれてるよなあ。だって今まだ夏だよ。ベアトリスが勇者隊長とか言って調子こいてたの春だよ。
「……ね、ねえ。そういうのするくらいなら早くおまんこに指でも突っ込まれた方がいいんだけど……」
「情緒が足りない。お前のえっちな部分を全部楽しませろ。エロ奴隷だろ」
「うぅ……」
 俺の横暴な命令に、赤面しつつも従う。いや、実際赤面してるかどうかはお尻に頬つけてる状態じゃわからないんだけど。
「クサいとか言われたら死ぬ……」
「ははは」
 まあ尻に過剰に顔近づけられたらそういうのも気になるか。
 まあ……夏だし蒸れるし、温泉出てすぐってんでもなければ多少はね。コメントはしないけど。
 えっちするとなったら、雌汁の匂いも尻穴の匂いも、ある程度は嗅ぐものでもある。ことさら指摘しない程度には俺だってデリカシーはある。
 しばらく楽しんでからガラティアへ。
 ガラティアは荒々しく太い三つ編みにしていた金髪を、今日はざっくりと一本結びにしている。それでも髪の量が多いのでもわわっと広がっている感じ。
 長くてお尻まで隠れてしまい、ちょっと邪魔なので手でよけようとしたら先にガラティア自身が気づいて尻尾で器用に尻横に除ける。
 猫尻尾より器用に動いている気がする。ちょっと面白い。
 その尻尾の下にあるぱんつを俺は宝物を触る手つきで撫で、指を引っ掛けて引き下ろす。
 ガラティアも出会ったのはカールウィン行きのちょっと前。つまりまだ半年くらいしか経ってない。
 出会いは最悪といえた。まあ副船長に因縁をつけられたとはいえ、実質俺たちが押し込み強盗したようなもんだ。
 さらには生娘だったのに俺の目の前でストリップまでさせられ、本当なら好感度なんて最低のはず。
 だが、結局のところアジト奪還、仇への復讐を代行したことでコロッとこちらに好意を抱き、まるで俺を運命の王子様のように待つことになって、最終的には俺に全てを捧げてしまった。
 今でもちょっといいのかな、と思うところはあるが……健康的で張りのある、丸いお尻のラインを間近で堪能すれば、そんな逡巡も綺麗に忘れてしまう。
 18歳。少女から大人に一歩踏み込んだばかりの、弾けるような瑞々しい肉体。
 海賊娘らしい、躍動する活力を垣間見せる腰つきと、見栄えの良い黄金の髪、そして揉み応えのちょうどいいおっぱいが、この俺の手指に弄ばれるのを心待ちにしている。それを実際に手を這わせることで確認し、その金色の獅子耳に鼻を埋めて、髪から頭皮にフッと息を染み込ませる。
「……っ……♪」
 獣人らしく反応のいい体が震える。
 ルナと同じくらいの年頃だが、ルナに比べて体格のいい体つきは、どことなく猫というより大型犬に近い感覚がある。
 黙ってすりすり寄ってくるルナに対して、声が大きくて自己主張の強いところもガラティア独自の可愛さかもしれない。
「いい子だ」
「……な、何、それっ……♪」
「俺の前でストリップするのも慣れてきたなと思ってな。最初はずいぶん嫌がってたじゃん」
「それはっ……め、雌奴隷でもないのにいきなり裸になれって……そんなの、躊躇うに決まって……」
「結局すぐに懐いちゃったけどな」
「な、懐いてはっ……だって、ネックレス作ってくれたからっ……♪」
「アクセ一個作ってもらったくらいですぐ雌奴隷になってたら、今頃世の中は職人のハーレムでいっぱいになっちまってるぞ」
「……だ、だって……だって、アンタがっ……あ、んんっ……♪」
 後ろから抱きすくめておっぱいを強めに揉み、乳首を摘まみ潰す。あくまでちょっとだけ強めに。
 それを羨ましそうに見つめるコルティに視線を向ける。
「コルティ」
「……わ、私の番?」
「チンポしゃぶれ」
「……うん」
 ちょっとくらい何か反抗してみせるかな、と思ったら、予想外に大人しく頷くコルティ。
 ちら、とテテスを見るあたり、何か少しでも隙を見せたらテテスに横入りされる、と危惧したか。
 そのテテスはちょっと残念そう。自分が後回しにされたことか、あるいは実際にコルティに横入りしようとしていたのか。
 俺がガラティアから手を離すと、コルティはおずおずと近づいて跪き、ズボンを脱がしにかかる。
 蝉の声も遠い、静かな夏の午後。
 裸の少女たちに四方から見つめられながら、薄暗いダイニングにカチャカチャと男のベルトを緩める音が響く。
 コルティは低めのポニーテールの髪を揺らし、俺を上目遣いで見上げながら、まろび出たちんこに手を添える。
「……舐めるね」
「素直だな。ちょっと前まではあんなに生意気だったのに」
「……アンタさっきから煽るようなことばかり言ってない?」
「言ってる」
「馬鹿。……もう前も後ろもこの口も、全部アンタのチンポ用雌穴なんだから、素直に迎えるに決まってるでしょ」
 逆に煽ってくるコルティ。
 そして、なんでもないように俺のちんこをあむっと口内に迎え入れる。
「テテス。おっぱい揉ませろ」
「はーい。……ガラティアさんのおっぱいの後で物足りなくないですか?」
「お前もそろそろ覚えろ。俺は大きいおっぱいも小さいおっぱいも愛してる。もちろん大き『め』おっぱいも小さ『め』おっぱいもだ」
 コルティの口に向かってゆるゆると腰を振りながら力説する俺。
 実際のところ、もしも俺が例えばテテスのおっぱいだけしか触れない身分だったとしたら、ガラティアのおっぱいを触れる身分の誰かを羨んだかもしれないし、ヒルダさんやディアーネさん、あるいはライラやシャロンのおっぱいに見果てぬ夢を見続けていたかもしれない。
 好きな女の子のおっぱいは等しく尊い、などと言ったところで、もっとすごいのがある、と思ってしまったらそちらにも興味が湧いてしまう一面は否定できないのが男というものだ。
 しかし俺は色々な女の子のおっぱいを思うさま揉み比べ舐め比べて理解した。
 どんなおっぱいにも良さがある。触ることの楽しさ、満足がある。
 そしてあらゆるおっぱいが好きに触れる……触って女の子が羞恥し、あるいは快感に頬を染めるその瞬間を楽しめるということが、なんと幸せなのかと。
 テテスのおっぱいは確かにガラティアよりは物足りない。いや、物足りないなどというのは格下に見るような言い方で良くないな。ガラティアよりも小さい、と直截的な言い方の方が誠実か。
 小さいからといって格下ではない。俺の五感にとってはテテスっぱいも幸せを呼ぶ感覚なのだ。
 それはもちろんローリエやアイリーナ、ジャンヌのミニミニおっぱいであっても変わらない。全ては俺の幸福の一部だ。失われてはならない幸せだ。
 そう感じながらそっとテテスの乳首に指を這わせる。
 その下で、コルティは熱心に俺のちんこを吸い込み、しゃぶりたてる。
 技術的には娼婦たちやアップルらには及ぶべくもないが、ちんこに対する嫌悪や拒絶の全くない奉仕ぶりは光るものがある。
「ん……ん、んんっ……ん、んくっ……♪」
「ああ、そうだコルティ……いいぞ、もっと舌を動かして……っ」
 せり上がってくる射精感を制御せず、快楽を追求する。
 テテスのおっぱいから片手を放し、コルティの頭に手を添えて、やや乱暴にその口を使って射精に上り詰める。
 普通ならえづくところだが、ドラゴンであるおかげで喉への刺激に強いのか、コルティは乱暴なイラマチオに耐えきった。
 そして、その口の中に射精……いや。
 ふと気が向いて、吸い付くコルティの口からちんこをちゅぽんっと引き抜き、その顔、胸、髪、腹……全身にビュルビュルと精液を振りかける。
 我ながら、そしていつもながら、ちょっとやりすぎな量の白濁が銀竜娘に降りかかる。
「うえっ……ちょ、なんでっ……の、飲ませるんじゃないのっ……?」
「お前を精液まみれにしたかったんだ。……俺のものだって印に」
 じゃじゃ馬馴らしという趣旨を思えば、まあこういうのもひとつの調教としてアリかな、とか。
「……そ、それならいいけど……」
 何故か頬を染めて納得するコルティ。
 お前それでいいのか。
「私にもしましたよね。ああいうの」
 今まで黙っていたエマが言う。
「う、うん」
 そうだな。確かに。
 ……エロ絵巻でオナニーの的にするという、本当にどうかという仕打ちだったけど。
「わ、私だって……それくらいしてよっ!」
 何故か対抗し始めるガラティア。
 横ではベアトリスも行きがかり上引けなくなったような顔で頷いている。
 ……いや、え、ちょっと。
「……せ、精液まみれ……されたい?」
 聞いてみると、みんな一様に頷く。あるものは紅潮した顔で、ある者は真顔で、ある者は恍惚として。
「もうアンタのものになったんだから、そういうのしてくれてもいいと思う!」
「主様の匂い付けと思えば悪いものではないかと……」
「あんなに雄汁まみれって普通輪姦とか酷い目に合わないと駄目なやつですよねー♪ 一人でドロッドロにできるご主人様ステキだと思います♪」
「お腹の中だけじゃなくて、外も……いっぱいエロ汁まみれにされるのも、いいかな……って」
 ……みんなレベル上がってきてて何よりです。
 いやごめん。少し加減してほしい。ちょっとだけ君らのスケベな探求心に自分の想像力がついていけてない感ある。

(続く)

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