小屋はライラの手によってゆっくりと離陸を始める。
 スマイソン家が町外れなのはこういう時にいい。比較的気兼ねしないでドラゴンを動かせてもいいし。
 とはいえ、やっぱり大重量のドラゴンが離着陸すると、土が荒れて足元が悪くなる。あまり頻繁には庭への直接発着はさせない方がいいな。
 今までは耕作も通行もない森の近くの草原で発着していたから誰も問題にしてないけど、いずれはドラゴンの足でも壊れない地面を整備したドラゴン専用発着場みたいなのを整備した方がいいのかな。
 でも材質難しそうだから、むしろ荒れる前提で区切っておくだけでいいのか……?
「もー。窓の外なんか見てないでよ、アンディ」
 俺は苦笑いをして振り向く。確かにドラゴンの足場のことは今考えなきゃいけないことではないか。
 ベッドの上には全裸のアンゼロス、そしてオーロラ。ジャンヌは無邪気に窓に取り付き、外を眺めようとしてセレンに手伝ってもらっている。アップルはベッドの手すりをぎゅっと握って、極力表に出さないようにしつつも不安そう。
 平然と、そして俺の下半身に早くも狙い定めてるのはエースナイト二人だけのようだ。
「服がライラの羽ばたきで飛んでっちゃうかも、とか考えないのか」
「飛んで行ってもいいよ。僕たちアンディのエロペットだもん……ここで素っ裸のまま飼えばいいんだし♪」
「ふふ、いいアイディアですわね……♪」
「いきなりその気になり過ぎだ、スケベ娘」
「えへへ。このままずっとアンディの移動休憩室の備品になって……アンディが鍛冶屋で仕事してる時も、裏に直付けして『ちょっと休憩』ってアンディがチンポ出して乗り込んでくるのを待つんだ……♪ 王都に行く時も、砦に行く時も、レンネストでも砂漠でも……アンディが外で用を済ませたら、まるで使い終わったナイフを鞘に入れておくみたいに、僕のおまんこにチンポ入れに戻ってくるのを愛液まみれで待ち続けたいよ……♪」
「鞘は何十個もあるのが困りものですけれど……ね♪」
 俺は下だけ脱いでそこらに放り、ベッドに上がってアンゼロスにつきつける。
 アンゼロスは微笑んで、そのちんこにためらいもなくディープキスし、同じく四つん這いで顔を近づけてきたオーロラにも一旦譲る。
 オーロラもまた、上目遣いで俺を見上げてからちんこに愛しげにキス。舌で絡めとるように舐め回して、俺の腰が一瞬引けるのを見て、舌なめずりして微笑む。
「このまま口がいい? それともおまんこにハメちゃう?」
「フェラチオなら場を選んで試すまでもありませんわ。馬車でも不自由はない事です。この小屋の使い勝手を試すなら、種付けセックスでなくては♪」
「……だね♪」
 アンゼロスとオーロラは頷き合い、それぞれに誘うポーズを取る。
 アンゼロスは仰向けに寝転び、片足を高く上げて無毛の割れ目を指で広げ、誇示するポーズ。
 オーロラは手すりに身を預け、小さめのお尻を突き出すポーズ。
「では……召しませ、わたくしたちのご主人様♪」
「早くハメないと、ライラが飛び終わっちゃうよ……♪」
 もはやマスターナイトの座に挑んでもおかしくないほどの剣士となりながらも、変わらず楽しげに、淫らに誘う雌奴隷二人。
 それどころか、このまま服なんて捨て、俺の精液搾り専門の全裸生活になっても構わないと楽しげに言い切るスケベさは、どこまでも俺好みで好ましい。ホントにやられたら困るけど。
 まずはアンゼロスに覆いかぶさってその膣内に侵入。
「ん……っ♪」
「あら、アンゼロスさんからですの?」
「アンゼロスの方が長時間待つのは辛そうな体勢だったし」
「安定感を求めてしまったのは失敗でしたかしら」
 言うほど残念でもなさそうなオーロラ。どうせ俺が一発で満足なんかしないのはわかっているんだろう。
 宥めるような手つきで彼女の尻を撫でさすり揉み、俺はアンゼロスの膣内を堪能する。
 ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっと彼女の膣内から湿った音がする。この小屋の中を見た時から妄想が猛っていたんだろう。
 ここでどんなセックスが展開されるのか。これを使って旅をすることがどれだけ性臭と肉欲にまみれたものになるのか。
 いつも窮屈な思いをしながらしていた旅の彩りとして、どれだけ快楽が解放されるのか。
 大工仕事を少しくすぐって欲しかった俺の思いとは裏腹に、アンゼロスたちにとってはそういう視点が主になっていたのだろう。
 当たり前か。誰がどう作ったか、なんてのは関係なく、彼女らにとってはセックスが一番期待すべきことで、ここはセックスのための施設でしかないのだし。
 だが、それはそれで冥利に尽きるとも思う。
 職人の無粋な存在感を感じさせないというのも、また立派な仕事の証というものだ。ただただ不便なく快適、それはそれで最高の評価とも言える。
 俺がそこまで素晴らしい仕事をしたわけではないにしろ、少なくとも手つきの荒さは、彼女たちを逆撫でしていない。上々ってものだろう。
 そう考えると少しモヤッとしていたものもストンと落ち、俺も楽しもうという気になる。
 一時間の空の旅行。ドラゴンなら実際の距離はだいぶ大きいだろうが、それでも猶予は長くない。
 アンゼロスの体をたっぷり楽しんで、勢いのままにオーロラの膣も突き回して、それから趣向を変えて経産婦二人、さらに怯えが抜けきらないアップル。全員味わえるかは微妙なところだ。
 ゆっくりはしていられない。急ぐのも趣がないけれど、と思いつつ、裸に剥いておいて手も付けずに終わってしまったらそれも失礼な話だろう。
「アンゼロス、飛ばすぞっ」
「ひぅっ、あ、はぁっ……うん、来て、来てっ……乱暴なの、好きっ……♪」
 そして一番手がアンゼロスでよかった。趣がないのもそれはそれで大好物みたいな顔をしてくれるし。

 ベッドの上でアンゼロスとオーロラ。
 長椅子を使ってジャンヌ、窓のそばで立ちバックでセレンを犯す。
 もちろんみんな相変わらずの極上のカラダ。そして、そんなに広い室内ではないとはいえ、俺の方があちこち歩き回って犯せるおかげで、主に雌奴隷側から襲われるばかりだった馬車内セックスに比べて「能動的に楽しんでいる」感覚がとても強い。
 女の子が多すぎるし、みんなスケベでいて欲しいと常々言ってるんだから襲われる形が多いのは当たり前なんだけど、それはそれでちやほやされてる感覚は大好きなんだけど。
 でもやっぱり、たくさんの女の子を手中にして、それを好きなだけ楽しんでいる……という実感は、自分から動いて食い散らかさなければ得られない。
 そういう意味では、歩き回れる自由って大事なんだな……と改めて思った。
 そして、スパンスパンと景気よくセレンの尻に腰を叩きつけて音を立てながら、ライラもまた細心の注意を払った飛行で気遣ってくれているな、と感じる。
 傾きや急加速、急減速で足元が危うくなるタイミングが目に見えて少ない。
 いくら広くたって、歩き回っている最中にガクンと来たら食い散らかしどころではない。それでなくても、立ちバックなんて本来乗り物の中でやることじゃない。
「セレン……セレン、出していいか……っ、すぐ、アップルに行っちゃうけど、もう出して、いいかっ……!?」
「はいっ……だして、いっぱい出して、また孕ませてっ……♪ 私、雌奴隷ですからっ……ナカで、コキ捨てて、いいですからっ……♪」
 セレン的には出産もまだまだしたいし、イッてなくても中出しされるのにはそれなりに嬉しいんだろうな。
 でも、できればイカせたい。最高に抱き心地のいいぷるんぷるんの女体を、快感でガクガクにさせたところで射精したい。
 ……なんて贅沢言ってたら時間が無くなるし、今は甘えさせてもらうけど。
 いずれはしっかり感じさせよう、と心の中にメモして、セレンの膣内にたっぷり射精。
「んぅううっ……♪ き、来たっ……♪」
 セレンは震える息で悦びを表現する。
 ビュルルル、ビュルルルッ、と膣壁内を蛇のように暴れまわる白濁の奔流を、経産婦ならではの包容力で受け止める。
 俺はその膣からちんこをズポッと引き抜き、へたり込むセレンからベッド上のアップルに移る。
 アップルはまだ少し不安げな顔をしているが、ライラの丁寧な飛び方のおかげで、思ったほどは怖くはないようだ。
 俺はそんなセレンに、ぬらぬらと濡れ、まだ断続的に白濁を吐くちんこを立てたまま寄っていく。
「アップル」
「……は、はいっ……お世話に、なりますっ……」
「セックスをお世話になるって……」
「……あ、えっ、でも……気持ちよくしてもらうし、妊娠もさせてもらうわけですから」
「むしろ俺がお世話になっちゃう感じなんだけどな」
 アップルは大人しいが、射精を導くことに関しては雌奴隷たちの中でも達者な部類だ。
 アップルの世話で射精させてもらうという感覚はあっても、アップルの快楽をちんこで世話してやっているなんてのはピンとこない。
 でも、アップルは心底うっとりしつつ、俺の突き付けたちんこに指を這わせて囁く。
「……いえ、やっぱりお世話になるのは私の方……絶対、そうです……アンディさんのおちんちんは、私に何もかもくれる魔法のおちんちんですし……♪」
「……いいけどね」
「♪」
 快楽も、居場所も、そして子供も。
 俺のちんこが自分に必要なものをすべて与えてくれる。
 アップルの感覚では、俺にカラダで奉仕しているというより、自分に全てを与えてくれる肉棒の愛撫に、せめて誠意で愛撫を返しているだけなのかもしれない。
 それは歪んだ認識かもしれないが、どこかゾクゾクもする関係だ。
 時間もない。その倒錯のまま、楽しもう。
 そう思ってアップルに任せる。
 ……と、ほんの少しの慣性を感じて、窓を見る。
 いつの間にか景色が止まっている。
 帰ってきたようだ。
「……ちょっと窓開けるか。匂いがあれだし」
「はい」
 まだ本格的に始める前に。
 苦笑いをかわし、アップルと立ち上がって窓に近づく。
 そして、ガラスと見えて実はコランダムな窓をガチャリと開けて換気。
 ……そして、家の近くにいたジョニーに目が合った。
「え」
「……あ、いたいた。おいアンディ! そんなところにいたのかよ」
「あ、ああ、えっと」
 ……慌てて見回す。
 俺は上半身だけ服を着てる。窓は高めで下半身は見えない。
 アップルは首尾よくサッとしゃがんで隠れていた。
 他の子もわざわざ立ち上がって見せたりはしないだろう。
 ……となると、俺がジョニーを追っ払えば済む。済むんだけど。
 ……わざわざ家に来たんだし、なんか用がありそうだ。
 手強いぞ。

(続く)

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