高空でも風が吹き込まないようにきっちり組んである……というだけあり、北の地とはいえジリジリと差し込む夏日によって熱がこもるかと思われた「小屋」の中だが、不思議なことに風の通った気配はないのに一向に室温が上がっていく気配はない。
 これもまたエルフの家師のなんらかのテクノロジーなんだろうか。
 そんなことを散漫に考えながら、健康的なガラティアの裸体と幻想的なアイリーナの裸体を両腕に抱き、順番にキスをして、彼女らの間を滑り降りるように膝を屈めて瑞々しい肌を頬で堪能する。
 ガラティアの活力あふれるしなやかな体も、アイリーナの儚げな柔らかい肌も、どちらも至福の感触を与えてくれる。
「ねえ、どっちと先にセックスすんの……?」
「こりゃ、そう急かすものではない……っ。雌奴隷はあくまで従う側じゃ、主人たるスマイソン殿のやることにどうのこうのと言い始めては諍いになるじゃろっ……♪」
 アイリーナがガラティアを叱責しながらも甘い声をあげているのは、俺がツツツッと彼女の細い内腿を愛液の筋に沿ってなぞりあげ、会陰をくすぐるように愛撫してやっているせいです。
 同じようにガラティアの内腿も撫でてやり、こちらは股間から手を通して尻肉を掴むようにする。
 脚力があるせいか、種族的な体型なのか、普通よりボリューミーなお尻が指に確かな感触を返してくる。腕の外側を刷毛状の尻尾が撫でた。
「アイリーナはもうこんなに愛液垂れ流して……全くドスケベな幼女だ」
「大人じゃ、馬鹿者っ……だいたい、このちんちくりんの体に何度も何度も中出しで快楽を教え込んだのはそなたじゃろうにっ♪」
「うん。お前のオマンコは最高のエロ便器だからな」
「……え、エロ便器がエロ汁垂れ流すのは仕方ないじゃろ?」
「うんうん」
 押して引いて、アイリーナのテンションをエロにまっすぐ向けるように微調整。
 ガラティアのブレーキみたいな物言いをさせたまま始めると、体全体で楽しめなくて不憫だしね。
「ガラティアのチンポ用便器穴はどうだ? まだまだその気になれてないか?」
「な、なってるっ、なってるけどっ……何、エルフってイジりもしないでそんなにダラダラ出るもんなの……?」
「これはアイリーナがいつも俺をエロい目で見てるせいだから」
「……ま、まぁのう」
 否定はしないアイリーナ。全力でエロに邁進してほしいという俺の誘導に乗ってくれているようだ。
「め、雌奴隷としてはじゃな、とにかくスマイソン殿に出会ったらセックスのことを念頭に置くのが正し……にゃうっ♪」
「アイリーナは特にハメ穴が最高だからな。俺の顔見たらすぐチンポの受け入れ態勢になっちまうほど犯しまくってるんだ」
「そ、そうなんだ……あたしはさすがにまだそこまでは……」
「獣人はスケベに慣れるの早いからな。大丈夫、お前もすぐにエロ汁垂れ流しのエロ穴奴隷にしてやる」
「うぅ……なんか、喜んでいいのかな……っ♪」
 先日の雌奴隷の誓いが尾を引いているためか、複雑な笑い方をしているガラティア。
 俺とアイリーナは噴き出す。
 ま、そこまでエロに没頭しなくてもいいといえばいいんだけどね。本来は。
 ただ、楽しむからにはそういう世界……まあ「設定」って言っちゃうと安っぽくなるけど、エロだけに没頭できる雰囲気を作って臨みたい。
 普通の恋人同士なら、エッチに臨むのなんて互いの盛り上がりだけを見て身を任せてしまえばいい。
 しかし俺たちはそれ以上。二人の世界と三人の空間は違う。
 互いだけを見て合わせるなら、もしかしたら言葉すらもいらないかもしれないが、第三者がいればそこに温度差が生まれかねない。
 だから、こういう状況で言葉で互いへの姿勢を宣告することは、きっとそういう意味で大切なんだ。
「それが不幸だと思わない程度には気持ちいい思いはさせてやる」
「なに、わらわはこんなにスケベ穴になってしもうたが後悔はしておらぬ。……150年も自らが雌であるのを忘れておったこと、それこそが後悔となるほどに……快楽を味わってしもうたからの♪」
「あ、あはは……それはそれで、怖いよね……♪」
 どこまでも、性欲とセックスへの執着を丸出しにする俺とアイリーナ。
 既に誓ってしまったガラティアに、雌奴隷としての悦びを伝え、共有する。
 それは彼女を迎えたからには、もはや義務だ。
「さあガラティア。這って尻を突き出せ。犯してやる……お前がここの餌食の第一号だ」
「ククク。わらわが一号になりたかったが、何、念入りに教え込まれるは新入りの役得じゃ。譲ってやろう」
「……う、うんっ……」
 俺と裸のアイリーナがセックスしか考えていないという事実を突きつけられ、逃げ場などないと実感させられ。
 改めてガラティアは喉を鳴らし、俺の指図に身を任せる。
 またひとつ、俺たちの中では当たり前の、異常な性体験を積み重ねる。
 しなやかな裸体を何もない床に這わせ、まだ緊張の残る尻を突き出して、俺のちんこに身を捧げる。
 俺も改めて服を脱ぎ捨てて、ガラティアの背後に膝をつき、後背位の獣交尾を開始した。
「んはっ……あ、ちょっと……キツッ……う……ううっ……♪」
 濡れが足りず、膣の経験も少ないので、いきなりの挿入にはまだ拡張感、異物感が勝るか。
 俺はゆっくりと腰を進め、無理はせずにガラティアの慣れを待つ。
 時間は切羽詰まってはいないし覗かれる心配も少ない。ゆっくりと楽しんでいい。
「まだまだじゃのう、わらわならすぐにずぼずぼじゃぞ♪」
 俺の片手を占領し、俺の指でオナニーでもするように前後に腰を振って膣内愛撫を楽しみながら、ちびっこ氏族長が妖艶に言う。
「う……あ、あたしだってすぐ……ズボズボ、されても……いいけどっ……♪」
「無理するとこっちも痛いから、ゆっくり楽しむけどな」
「……だって、アランのやつは……女なんて、犯してるうちに結局濡れるからって……よく手下に……自慢してたし」
「それは乱暴な男の勝手な理屈なので参考にしないように」
 赤クジラ海賊団ではそういうのを女の子に聞かせちゃうのか。いや、ガラティアが特殊な立場なだけで、彼ら的には男所帯の感覚なんだろうな。
「……それに、好きな人に乱暴にされたら……どれくらいで良くなってくるのか……ちょっとだけ、興味、あるし……♪」
「…………」
 ハメられてキツさに唸りながら、少しだけ微笑んで挑発するガラティア。
 少し距離がある態度を取っているかと思えば、単刀直入に斬り込んでも来る、若い子特有の一足飛びな距離感だ。
 クラリとくる。アイリーナはそんな俺の同様を指の動きから感じ取り、指を膣で締め付けながら苦笑する。
「全く、健気な女の直情に男は弱いのう」
「し、仕方ないだろ……」
 実際に、まだ入り口とはいえ膣に挿入しているのだ。
 その肉の感触の娘が、あえて乱暴されたい、相手の性欲に任せて新しい扉を開きたい、なんて言い出していると思えば、快楽も瞬間的に倍加し、ちんこもさらに怒張してしまって、アイリーナに悟られるほどに指だって鈍る。
 でもそこで衝動に任せて突きまくるなんてことができるかというとちょっと難しい。
 片手の指三本はアイリーナの膣に食われているし、上体もそれに配慮せざるを得ないから、覆いかぶさって重心を安定させることができない。ガラティアの腰を掴むのは片手だけ、少しゆるい突き上げになってしまう。
 しかし、それがガラティアにはちょうどいい具合だったようで、しばらく窮屈に腰を振っていれば、徐々にガラティアの膣内には往復を助ける粘液の潤いが増し始める。
「あ、はっ……なんか、だんだんっ……良く、なってきちゃった……♪」
 よくぞと思うほどに身を反らし、背中に谷を作りながら、ガラティアは目を閉じて快楽に耽る。
 アイリーナはニヤニヤしながら相変わらず淫蕩そのものという腰つきで俺の手指を貪る。
「ククク。若い娘は順応が早い……♪」
「アイリーナに、言われるとっ……複雑っ……♪」
「じゃ、じゃから、わらわが幼いのは見た目だけじゃっ……♪ スマイソン殿も特に愛用するエロ穴奴隷じゃぞっ……♪」
 二つの膣に、手指とちんこを根元まで貪られながら、シンと静かな「小屋」の中、夏の光を横目に見ながら、魅力的な二人の体を貪り返す。
 ぐちゃぐちゃと、にゅぽにゅぽと。
 音の響かない閉鎖空間で、少女たちの淫穴をしばし蹂躙して、楽しんで、味わって、そして。
「ガラティア、出すぞ……当然、膣内に出すからな……?」
「う、うんっ……出して……っ♪」
「まだ一回目だからヘバるなよ……アイリーナの穴を使ったらまたすぐハメ直してやるからな……っ」
「……えへへ。いいよっ……交尾、しまくろっ……♪」
 ガラティアのすっかり出来上がったエロ顔と、彼女の髪が夏の光に豪奢な金の輝きを返すのを見つめながら。
 そして、膣穴を三本指でグリグリと回し抉られる快楽に夢中になった氏族長の、荒い吐息を聞きながら。
 俺は閃光のような射精の快楽に飲み込まれる。
「あ、は、ああああああっ……♪」
「はあ、はぁっ……い、イクっ……イクぞ……わらわもっ♪」
「……お、おおおっ……あっ……!」
 ドックン、と全身が脈打つような錯覚とともに第一射を放った後、ビュルルル、ビュルルルルッ、と過剰な量の二射、三射に感覚が馴染んでいく。
 それを漏らすまいとするように絶頂の締め付けを加えるガラティア、そして数瞬遅れて指を膣で絞り上げるアイリーナ。
 性臭が広がり、三人の荒い息が重なり。
 ……やがて、再び吐息のリズムが刻まれ始める。
 二つの膣の間で、指と肉棒だけが入れ替わって、二つの女体が快楽に溺れていく。

 しばらく二人への射精を繰り返した後、そろそろ掃除をして工作の段取りを改めてやり直そう、と扉を開けると、その外にはテテスとシャロンがいた。
「あのー……私も種付け、お願いしていいですか……♪」
「まだお夕食には早いですし、混ぜていただいていいですよね♪」
「……全裸で脱いで出待ちしないで二人とも。俺が出て来なかったらどうするつもりだったんだ」
 ガラティアやアイリーナに倣い、そこらの草の上に服を脱ぎ散らかしていた二人を、俺は仕方なく招き入れ、延長戦をした。
 工作をする前に日は暮れた。

(続く)

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