ミラさんたち三人は愛玩奴隷の青首輪。
 とはいえ、孕むことを拒むような真似はありえない。社会的には、実質嫁入りだ。
 セレンの開幕演説を聞いた後では今更誤解も何もないとは思うが、改めて。
「これをつければ、ミラさんもシーマさんもルキノさんも、みんな俺の雌奴隷。俺専用マンコとして過ごしてもらうことになる。もうこの後は撤回は利かないけど」
「そうね」
「うん。いいよー」
「何度も確認しなくていいわよ」
 その軽さがものすごく納得いかないんですよ?
 いや、軽いのは主にシーマさんなんだけど。なんであんたそんな軽いの。
「あなたの残りの寿命、長くて百年弱……ってとこかしらね。少なくともその間は専用マンコしてあげる」
「んー、まあ今までの百年も誰も使わなかったおまんこだしねぇ」
「なんでカレがあんな顔してるかちょっと考えなよシーマ。これ割と重い儀式なんだよ、みんなすっぽんぽんとはいえ」
「わかってるよう」
 いや、うん。確かに似たような例で、フェンネルたち四人娘の時も動機は雑だった。
 若干誇張された噂による俺の「調教師」としての腕を期待していたわけだし、今考えると安直に雌奴隷として確保してしまって良かったんだろうか、と思うところはある。
 でもなんだろう、このヒトたちの態度から受ける妙な不安感は。ちょっとベクトルが違う気がする。
 ……あ、そうか。
 フェンネルたちと違うのは「なんなら氏族から除名されても構わない」という不退転の感じがないからか。
 猫たちでさえ、俺に孕ませてもらわないとコロニー繁栄が果たせないっていう部分に重さはあるもんなあ。
 雌奴隷になりたい、その方がならないよりもずっと幸せなんだ、という必然を説明された彼女たちと違い、ミラさんたちは俺の雌奴隷にならなくては困るような部分は何もない。ほとんどその場のノリで雌奴隷になろうとしている。
 それがタルクっ子、それがダークエルフ、と言い切られてしまうと何も言えないのだけど。
「……確かに、なにもわざわざ雌奴隷なんて、って何度も言いたくなるのもわかるけど。……でもね、あなたが悪い人じゃないことも、それどころかこんなにいる雌奴隷がみんな納得しちゃうくらい良い人だってことも……そして、納得しちゃうくらい絶倫で、誰も文句言えないくらいの実績もあって、それこそそこらのオトコとありきたりの夫婦ごっこするより、だいぶホットな百年が送れそうってことも、ちゃんと検討した上でここにいるからね、私たち」
「ミラもルキノもばかっぽいから不安になっちゃうだろうけど、一応私らお互い姉妹愛あるからね。自分が奴隷になる以上に、姉妹同士お互いがこれで幸せになるかどうかは気にした上でやってるよ?」
「シーマの言い草にツッコむのはあとにするけど、まあだいたいそんな感じ。……タルクじゃ家の権力も、この騒がしい三人組ってことも邪魔して誰も手を出せなかった私たちだけど……それでもおいしくいただけるっていうなら、貰ってよ。多分、父上とか兄上とか黙らせて私らまとめて引き取れるの、あんただけだから」
 多分黙らせられないと思うよルキノさん。
 でも、まあ……うん。
 引き下がれない理由……じゃないけど、躊躇する様子もなく雌奴隷になる理由としては充分なのかもしれない。
 それこそ、せいぜい年齢二桁のフェンネルたちよりずっと年上。みんな百歳クラスの三人なんだ。
 思慮も分別も充分にあって、その上で決めたことだ。
 もう、あとは俺が専用マンコにしたいかどうかで決めるだけ。
 そしてその答えは既に決まっている。
「……じゃあ」
 片腕に腕輪のように首輪を通し、ストック。
 そしてそのひとつをミラさんの首に巻き、留める。
「……♪」
 とんでもなく艶っぽく微笑むミラさんにキスをして、もののついでとばかりに、その手のひらに余るおっぱいをぎゅ、と掴み。
 シーマさんの首にも青の首輪を留め、キス。
 どことなく気の抜けた感じの笑みの彼女もおっぱいを掴もうとしたら、先手を打たれて手のひらをぱふぱふっと挟まれてしまう。
「専用おまんこってことは、このおっぱいも今からキミ専用ってわけだ♪」
「これからは遠慮なくいつでも揉みに来ますんで」
「ノンノン。いつでも『挟ませに』来なさい。むしろパイズリ専用雌奴隷してもいいよー♪」
「パイズリよりおまんこハメながら揉みたい」
「それじゃあ私一番になれないじゃんー」
 おっぱい使って一番になることにこだわるシーマさん。
 嫌いじゃないんだけどさあ、パイズリ。
 あんまりそこに執着すると貧乳組の視線がちょっと痛いんだよね。
 専従要員なんて置いた日には色々と機嫌を損ねる彼女らの姿が目に浮かぶので、パイズリはたまに流れでやる程度でお願いします。
 そして、最後にルキノさん。
 首輪を嵌めようとして一度開いたら、ちょっと加工が雑だったためにアジャストが堅くて手間取ってしまう。
 作ったのは俺自身なので必要以上に動揺し、手元が滑ってしまう俺に、ルキノさんはそっと手を重ね。
「焦らない焦らない。私、逃げないからさ」
「……はい」
「あと、ノール姉さんを呼び捨てにするなら私らもそうしてよね……ご主人様♪」
 シーマさんに比べればややコンパクトなおっぱいではあるが、そのバランスは決して貧乳とはいえないルキノさん。
 よく見れば他の二人より手足や腹筋などが頼もしく、その体からは運動性能の高さが密かに感じられる。
 ノールさんのように踊ったなら、彼女のおっぱいはぶるんぶるんと圧巻の躍動を見せるだろう。
 あるいはディアーネさんやナンシーさんみたいな戦士タイプかな。……いや、それはないか。この三人でいるのに剣を握るシーンが思い浮かばない。
 そんなことを思いながら首輪をつけ終わる。
 三人のダークエルフの異母姉妹。首輪以外全裸。
 少し離れて待つノールさんをも視界に入れ、改めて思う。
 最高にエッチな褐色の肉体を持つダークエルフ姉妹をまとめて雌奴隷化。贅沢な光景だ。
「これで四人とも……俺専用マンコだ」
 呟くと、ミラさんが我が身を撫で上げながら。
「まだよ、ご主人様」
「……?」
「奴隷契約の印。……誓いは中出しで、でしょ?」
 うっすら笑いながら下腹部を……子宮のあたりをこねるようになぞるミラさん。
「それが終わってからよ、専属マンコ宣言は……♪」
「そうだねー。まだ感慨に浸ってもらっちゃ困るよねー♪」
「確かに。こーんな濡れる約束をさせられてるんだから、ぼんやりしてる暇があったら始めてもらわないとね♪」
 三人は互いに目配せをして、タイミングを合わせるようにお尻を向けて。

『さ、ハメて……♪』

 それぞれに魅力的なお尻を並べて突き出してくる。
 ノールさんはその流れにうっかり乗り損ね、少し慌てて並んで、同じようにお尻を突き出した。
「わ、私が先なんだからっ……!」
「いくらノール姉さんと言ってもそれはどうかしらね?」
「ご主人の気分次第だよねー♪ 私のおっぱい揉みながらハメたいらしいし♪」
「恨みっこなしで、ね、姉さん♪」
 お尻は三つから四つへ。
 オアシスだったり脱衣ポーカーだったり、互いの裸に抵抗感のない姉妹とはいえ、自分が種付けされ、奴隷に堕ちる瞬間すらも当然のように共有してしまうのはやはり異常で、素晴らしい。
「ま、今回は順番で……ノールさんから」
「♪」
 俺はそんな四姉妹の見事な裸体に後から覆いかぶさり、所有権を主張するために性器を使うことにする。
 マーキング行為だ。コレは、自分のものだ……と、四つの裸体に自分の匂いと味をつけていくのだ。
 女神のように美しいノールさんの肉体を抱き、汗ばんだお尻に、まだ他の女の愛液の湿りが残るちんこを擦りつける。
「ハメますよ、ノールさん……」
「違うってば」
 ノールさんは咎めるように言い、軽く振り返って俺の唇を指で押す。
 そうだった。咳払いをして、言い直す。
「……ノール。犯すぞ」
「……最初の一回で孕ますつもりで、来てよね……私の旦那様♪」
 そう。彼女を呼び捨てなくてはいけない。
 そして、組み伏せて犯し……雌としての悦びを存分に与えてやらなくてはいけない。
 きっと彼女は近いうちにポルカを出て、また砂漠のどこかを踊って回るようになるだろう。
 なのに本当に孕んだらどうするんだろう。
 そんな疑問を腹の中にしまい込み、俺は彼女の尻肉の狭間で陰唇を探り当て、拡げ、肉欲の塊を押し込んでいく。
「んぅ……は、ああっ……♪」
 待ちに待った、という嬉しげな鼻声で迎えるノールさん。
 濡れてはいるが、まだ無理はできない案配。少しずつ腰を振って奥へ奥へと侵攻しつつ、褐色の背中を見ながら、俺はこの砂漠のアイドルのボテ腹を夢想する。
 もしも俺のもとで産みたいなら、最高に快適な出産環境がここにはある。ノールさんがそれを望めば、俺はもちろん提供しよう。
 だが、それを理由に彼女の旅立ちを阻むことはしてはいけない。どこでどういう風に産むかも含めて彼女には自由がある。
 それを否定すれば、きっと彼女との間の関係は壊れてしまうだろう。
 だから、もし孕んだら……の話は、今はしない。今はただ、孕ませることを目指すだけ。
 できれば彼女が妊娠した時、俺に素直に頼って欲しいな、と、少し気の早い皮算用をしながらも、黄色首輪で妊娠願望を主張する新しい奴隷の膣を楽しみ、荒らす。
 やがて、終わりが近づいてくる。
「ノール……これが俺の誓いだ……っ……奥の奥で、誓うからな……!」
 ダンサーの躍動する腰の中心で、俺は快楽のタガを外していく。
「はあっ……あ、はぁっ……♪ 誓いっ……誓い、よね、これっ……♪」
 ノールさんは充実した快楽に息と背筋を震わせながら、俺の言葉を反芻する。
 誓いの中出し。
 契約を成立させた証。
 その意味合いなんて本当は流動的で、誰が何を誓った、なんてのはいくらでも解釈のしようがあって。
 だから。
「お前を絶対に孕ませるって……これが、俺の誓いだっ……!!」
「……絶対よっ……♪」
 ひたすら不純で奴隷的だったはずの儀式は、何故だか二人の間では純愛的にまとまってしまう。
 そのことになんか妙なおかしみを感じながら、俺は膨れ上がる快楽を、ノールさんの膣内で炸裂させて。
「あ、あああぁぁぁぁぁぁあああっ……♪」
 ノールさんはそれを受け取る。
 褐色の内腿に白濁は溢れ、流れ落ちていく。

 ノールさんのお尻からちんこを引き抜き、横に並ぶミラさんのお尻に手をつける。
 盛大な射精と、猛烈な性臭に息を呑みながら、短髪のダークエルフは期待に満ちた視線を肩越しに送ってくる。
 ……俺は目で頷き返す。
 ちんこはまだまだ元気だ。大丈夫、どんどん行く。

(続く)

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