レディがヒルダさんとコスモスさんに捕獲され、結局俺の前に引っ立てられてくる。
「別にそんな無茶しなくても……」
暴力で強行するつもりはない。というか、そもそもレディは因縁がそんなにないし、たまたま治したら綺麗になったというだけなので俺とセックスする必然はないのだ。
綺麗になるだけなら大抵がなる。それがポルカの霊泉。
不健康がもとで魅力を損なっているのは大抵の人に言えることで、確かにレディほどの変貌は珍しいけれど、それでいちいちセックスしなきゃいけないのだったら逆に俺の負担が大きすぎるだろう。
「これは友情です。腹の底でいつまでもブサイクだと思い込んでる友達にセックスの魅力を教えないとだめなんです」
「付き合わされるアンディ君には悪いけど、こういう心理的弊害って何百年も残っちゃうから早く解消してあげないと。見た目と一緒に中身も生まれ変わらないと、せっかくの新しい人生が勿体ないわ☆」
「そそ。節目ですよ節目♪ 自分はこういう世界には関係ない、って決め込んじゃってるスワローに、本当の性の味ってのを教えちゃってくださいね♪」
「今まではセックスのない人生。これからはセックスのある人生よ☆」
そこに同意がなきゃとても困るんですが。
他に俺のちんこ待ってる女はいっぱい並んでるっていうのに、レディ混ぜたばっかりに雰囲気悪くなったら、彼女たちこそ可哀想だ。首輪を貰うことを一生ものの名誉だと考えてる子たちもいるわけだし。
と、非常に困惑しているところに、ディアーネさんたちも到着。
ミラさん、シーマさん、ルキノさん、それにノールさんも一緒だ。
「何をやってるんだ姉上」
「スワローちゃんが駄々こねて困っちゃうのよう」
両腕をがっちりと掴まれて不満そうなレディに、ディアーネさんは嘆息。
「辞退なら来る前にしておいてほしかったものだ。興味がなかったわけでもないんだろう」
「それは……っ」
ディアーネさんまでレディをいじめ始めたぞ。
「いったんここに来てから出ていけばアンディが気にする。そうなれば今日を晴れ舞台と考えている娘たちも割を食うんだ」
「だ、だけどねぇ」
「あなたにとっても初めては一生の話なのは分かる。だが姉上が連れてくることを選んだからには、ここで捨てることに興味を示したのは事実なんだろう? その調子では本当にいつまで経っても他の男とも話が進まない。処女など荷になるだけだぞ」
「う……お、大きなお世話だよ」
……ディアーネさんはさすがにヒルダさんを信用しているようだ。こういう場を壊したがっているわけではない、と確信する程度には。
そしてレディに興味自体はあるが度胸が出ない、という状態まで看破した。
とはいえ、それで話が進まないと雰囲気がね。
「こういうヒトは口が利けるのが悪いんです」
と。
そこでテテスが俺の後ろから抱きつくように手を伸ばし、レディに対して何か呪文を唱えた。
そして、レディの口は「何をするんだい」と形を変える。音が出ない。
「!?」
「はい、喉封じ♪ ナリスちゃんはかかったことあるよね。うちの兄上の仕業で」
「えげつないことするもんじゃないよテテスちゃん……」
「言い訳ができるうちはいつまでも続けちゃうヒトっているんですよ。無視してあげるのだって優しさになる時もあります。ね、ご主人様♪」
「……わかるけどさあ」
実際、観念はしづらいだろう。
レディはプライドが高い。
たくさんの人が見ている中で、あんなに蓮っ葉に突っ張っていたのを折り、態度を豹変させて積極的になどなれはしない。
本当に、相手をしてもらえるうちはいつまでも否定の言葉を並べ立ててしまい、埒が明かないだろう。
色々喋ろうとして左右のヒルダさんとコスモスさんに何か訴えるも、二人はニコニコと首を傾げて分からない振りをする。読唇術くらいできそうなものだけど、まあ相手にしないのが彼女たち的に正解か。
そして、ひとしきりなんとか訴えようとして……レディはやがて諦め、こちらを見て。
少し膨れたような顔をしてから、ことさら諦め顔で、好きにおしよ、と態度で示す。
「……まあ、とりあえず脱いでもらうんだけどさ」
レディの服に手をかけ、脱がす。
元々の弛み切った肌などもはや面影もなく、普通に不老長寿のダークエルフらしい、若さ溢れる褐色の肌。
諦めたふりをしつつも、レディは少し震えている。
その震えは恐怖……なんていうのも彼女に似つかわしくはないけれど、まあ自分が陥るとは思えなかった状況への恐怖は多分にあるだろう。
皮肉げな憎まれ口が聞こえなくなれば、それが可愛らしくもある。現金なものだけど。
まるで新手の魔物のようだったあの丸々とした女と同一人物ではあるけれど。
魔法で醜く変えられていた「美姫」だと認識することも、無言ならばなんとかできるようになる。
いや全くその通りなんだけども、声の方こそ本性という感覚はどうしてもあるので、彼女が今までの姿に合わせた喋り方をしている限りは「醜く太った姿こそが本来の姿」という錯覚は出てしまうのだ。
レディはきっと魔法が解ければいつものような口調で喋り出すだろう。世を拗ねていたのが可愛らしくなれた途端、急に外見に合わせることはできない。
だが、今だけは。
彼女は不安に震えながら快楽を待つ、一介のダークエルフ娘。
俺は強くその認識を保って、彼女のパンツに手をかけ、脱がしながらキスをする。
大丈夫。
「さ、急いで急いで。こっちも順番待ちしてるんだからさ♪」
後ろからノールさんが抱きついて囁く。レディに手間取っている間に、確かに順番待ちが溜まってしまった。
まずはヒルダさん、そしてコスモスさんか。
「ところで絵道具広げてもいい? せっかくだしさ」
……グロリアさんもいた。
「……先にグロリアさんは脱がしてあげるのでこっち来て」
「えー。いいけど……っていきなりスカートん中に手を突っ込む普通!?」
「どこから脱がしても自由のはずだ」
なんかエンジョイさせっぱなしにするのが悔しかったので、脱がし方に凝ってみる。パンツ、スカート、そしてシャツへのコースに路線変更。
普通におっぱいから晒すのも人数が増えて恥じらいが減り、みんな平然とし始めちゃったのも効いている。
お尻から晒し、体を撫で上げて、最後に唇に辿り着く。
「って、そういえばセレンさんにちゅーもしろって言われてたのにしてません!」
「私もだ」
あ。
シャロンとアルメイダが気づいた。
実はキスを省略していた子が結構いる。最初は忘れてただけだけど、誰も何も言わないのでおざなりにしていた。
「……脱がすのに忙しいからちゅーが不足してる子は自主的にちゅーしに来るように」
そう言ってコスモスさんのパンツを引っ張り下ろすと、俺の横に裸の行列ができていた。
一番乗りはエマだった。
「……エマちゃん、シュパッてすごい速さだったね」
「ナリスちゃんがモタモタしてるから出遅れちゃったじゃんー」
「いやあのねテテスちゃん。私思いっきりぶちゅーってされてたんだけど」
「あ、そうだったね。じゃあ戻っていいよ」
「……戻るのもカッコ悪いし」
順番にキスを続けながらコスモスさん、ヒルダさん、そしてノールさんまで脱がしていく。
なるほど、一人ひとり裸にして、さらにキスまでしっかりすれば、彼女たちがそれぞれ個別に俺と関係していることを再確認できる。
ナリスもなんだかんだでキスはちゃんとしていった。変なところで素直なのがやっぱり可愛い奴。
おっぱいが視界の中に数十個。
隙があったらもう誰かとセックスを始めてしまいたい。そう思ってセレンの方をちらちらと気にしていると、新しい集団がドヤッと入ってきた。
まず猫集団+ガラティア。
「来た」
「わーみんな裸だ」
「脱いだらいいの?」
「違うわよアゼル、リゼル。さっきセレンさんに聞いたでしょ」
「……こうして揃うと壮観よね……って、ちょっとちょっと目が怖いっ」
脱がさなきゃ、と近づいたらガラティアに引かれてしまった。
セックスしたいという気持ちが眼力に表れ過ぎてしまったか。
「にゃー♪」
「あの、脱がしていただくのは私からでいいのでしょうか……」
「もちろん脱がすけど早く誰かに抜いて欲しくなってきた」
「あ……じゃ、じゃあ、私のココで一度お抜きしましょうか」
マローネがおずおずと下腹部を撫でる。まだ着衣だが、「ココでお抜きする」って。
行為としてはセックスそのものだけど、雌奴隷にそういう表現させるのは興奮するよね。
もちろん気持ちはめちゃくちゃソコに向き、俺はマローネの膣肉を想像しながらその衣服を脱がしていく。
焦らず焦らず、そう思っていても、自分のモノであることを確認するための脱衣行為とキスとはいえ、それは彼女らが「俺専属セックス係」であるという確認でもあるわけで、お預けが何人も何人も続くと狂おしくなってくる。
セレンたちが考えた段取りを壊してはいけない。そう思ってマローネの誘惑を振り切ってキュートに移るが、その小さな体にちんこを突っ込んだらどれだけの快楽か、いや尻穴でもいいかも、などと妄想は先走るばかり。
これって俺への調教なのかもしれない、と少し思い始めたところで、リェーダとレイラ、コルティ、そしてシャリオらが姿を現し、最後にアンゼロス、オーロラがネイアとベアトリスを引き連れ、確認・案内係のセレンが扉を閉める。
「セレン」
「はい?」
「早くセックスしたい。だんだんおっぱいが多すぎて辛抱たまらなくなってきた」
「あはは、いいんじゃないですか? OKな子しかいないんですし」
「……え、段取りとかあるんじゃないの?」
「私は出席確認と会場確保だけですよ? 今夜みんなの前で首輪あげて、記念の中出しをその全員にしてあげる余力が残れば、アンディさんが雌奴隷といつセックスしても怒る筋合いはないですし」
「…………」
言われてみれば別にセレンに怒られる話じゃない気がしてきた。
「じゃあ儀式の前に一発やらせてもらっていい?」
「はい♪」
「お前と」
「……はい♪」
その場でセレンの服を引きちぎるように脱がし、巨乳と巨尻を露わにして、片足を抱えながら壁に押し付けて挿入。
そして、大して動かしもしないうちにいきなり射精。
セレンの膣内に精子が満ち、膣ヒダを押しのけて逆流する。
さすがに感じる暇もなく、セレンがちょんっと俺の額を指で小突いた。
「……アンディさん……もう」
「だ、だって自分の手でみんな裸にしてるのに我慢してたんだからしょうがないだろ」
「それじゃセックスした気にならないでしょう?」
「……うん」
「はい、抜かずに頑張ってください♪」
「……がんばる」
セレモニーの前に、セレン相手に頑張ってしまった。
……みんな気付いてるよね。
(続く)
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