ナリスをひん剥いた後、俺は彼女に首輪を差し出した。
「ほい」
「……な、なんですか! 結局私も雌奴隷になれってんですか! 私は部屋に帰らせてもらう!」
「いや、これはなんつーか……まあ参加証的な?」
白首輪。
今のところ直接「何色つける?」と聞いた相手には誰も受け取ってもらえていない悲しい存在。
一番必要としているのはお前だと思ってるんだ。
「なんですか参加証って! 別に無しでもいいはずじゃなかったんですか!」
「いいんだけどさ。カジュアルに付けても外してもいいというお墨付きだ。いわばジャストナウ雌奴隷変身セット。コレ持っておけばテテスにいじられても堂々と雌奴隷限定エロイベントに参加できるんだぞ」
「今さらですけど自分主催のご無体な乱交に参加できる特権なんかをよくまあそんな堂々とプレミア感あるような言い草できますねアンタ」
「仕方ないだろ! 混ざれなくて不公平だって苦情が本当に出てるんだから!」
胸と股間をぎゅっと手で隠しつつも器用に呆れ顔をするナリス。
「その苦情言った子に渡したらそれでいいんじゃないですか」
「渡そうとしたら全体的に妊娠奴隷か愛玩奴隷がいいって言い張るんだ。誰も白受け取ってくれないんだ」
「つまり余りかい!」
「見破ったからには受け取ってもらう」
「私は奴隷なんぞになるつもりはないんですよ! 何度も言いますが!」
「こう考えるんだナリス。これは雌奴隷に堕落するためのものじゃない。むしろ誇りを守りつつおいしいところだけ持っていくしたたかな者の道具だと」
「なんで私スマイソン十人長の営業トークなんか聞いてるんだろう……何しに来たんだっけ……」
ぶっちゃけるとみんな集まるまで暇なんだよね。脱がした子たち見てるとなんだかんだでムラムラしてくるんだけどセレモニー前におっ始めるのもナンだし。
……という俺の本音とは裏腹に、テテスが俺の手を自分の服の中に招き入れながらニコニコと。
「もちろん、あわよくばおこぼれチンポしてもらいに来たんでしょ?」
「言い方ひどいよね!?」
「もちろん首輪つけてないなら私たち雌奴隷が優先でーす。ナリスちゃんは部外者だから見てるだけー」
「ひん剥いといてそういうのよくない!」
「だって部外者だよね?」
「……ぶ、部外者というかセフレっていうか……ほら、もっとファジーな着地点あるよね?」
毅然としきれずに微妙に弱いナリス。
「そういう立場をクリアするための贈り物だというんだ。受け取ってしまえばいいだろう」
俺に長衣の帯をほどかせつつ、アルメイダも一緒になって追い込む。
「で、でもさあ、どう考えたってこれ詐欺の手口だし……付け込んで首までどっぶりしてからドーンするあれみたいな感じだし……」
「むしろお前をそうまでして引っ掛けてこの男に得があるのか。騎士長ならまだしも」
「……騎士長引き合いに出すのはやめようよ」
ナリスが自分の寂しめな胸を両手でぎゅっとしつつ、脱がされ待ちのシャロンのおっぱいを横目で見る。
ことによっては大陸最古の王国の女王になるかもしれない(可能性は低いけど)うえに、財力でも剣の腕でもおっぱいでも圧倒的戦力差を見せつける彼女が並べば、なるほどナリスを必死に騙しても無益としか思えなくなる。
いや、別にそんなステイタス的部分でシャロン選んだわけではないけどね。強いて言うならおっぱいだけ見てたら寄ってきちゃっただけなんだけどね。今考えてもなんだこの経緯。
そのシャロンの帯をあえてほどかず、ローブの襟を暴いておっぱいを暴き出し、乳首を片方ずつ慈しむように撫でながら、俺は。
「詐欺ではないぞ。ナリスが首輪つけたらどこまで開き直るかなーと楽しみにはしてるけど」
「よくわからないけどその期待に応えたら負けなのはわかりますぜ!」
「詳細に言えば首輪つけてる時の自分はもうどんだけオープンスケベの媚びっ媚びにチンポ強請ってもいいや! ってなってるナリスを見たい。そして首輪を外して『はい終わりー雌奴隷モード終わりー』ってしらじらしく言い張って内心やりすぎたと後悔して赤面して欲しい」
「一瞬自分で『めっちゃやりそう』って思っちゃうのが悔しい……!」
「逆に言えばそれくらいだよ実害。どうせ避妊魔法で妊娠しないんだし」
「うう……!」
悩むナリスをよそに、俺はそれぞれ最後の一枚まで剥いたテテス、アルメイダ、シャロンのパンツをじっくりと時間をかけて脱がしていく。
テテスの若々しいお尻、アルメイダの引き締まったお尻、シャロンの丸く大きく安産を予感させるお尻を、頬擦りできるほどの近さで脱がして、ガントレットナイツはめでたくフルヌードナイツになる。
振り返ったテテスに白首輪を預けて、ナリスへの説得をさらに任せ。
「み、身を清めてまいりました」
「ほほ。堅苦しい娘じゃ。どうせ種汁まみれにされるために来たというのに」
「だからこそ、主様の逸物に不潔な肌は合わせられません」
エマとライラが現れる。
「リェーダとかレイラたちは?」
「別行動です。……よ、呼んでまいりますか」
「いや、急いではいないんだけど……見ない組み合わせだな、って」
ライラとエマ。
まあ相性が悪いわけじゃないんだけど、二人の間にマイアやネイアが挟まらないツーショットというのはちょっと新鮮かもしれない。
どういう感じで連れ立ったのか、とか気になる。
「ほ。別の娘たちを誘おうかと思うておったが、それぞれに頼るものがおるようじゃての」
「まるで私が一人ぼっちのように言うのは止めてください」
「ククク。小言が多いと好かれはせんじゃろ」
「小言など言っているつもりもありません」
……なるほど。エマが他のグループに合流できずにいるのを見つけたのね。
ってことは他の子たちはそれぞれのグループでここに来るのか。
まあセレモニーというお題目で結構身構えるし、しっかりしてる子もしてない子もいるから取りこぼして不参加にさせるのも気の毒だよな。そういうところ、うちの雌奴隷たちの仲間意識の強さは頼もしい。
「ガラティアは誰かの仲間に入ってた?」
「猫屋敷におったから砂漠の猫どもと一緒に来るじゃろ。絵描きはヒルダやあの娼婦と一緒におったし、ベアトリスめはアンゼロスやオーロラが面倒を見ておる」
「ネイアは……ベアトリスから目を離しそうにないか」
「ディアーネは姉妹たちを引き連れて来おるぞ」
なんだかビシッとした真っ白い衣装を着てきたエマを撫でながら一枚ずつ脱がし、下着は正面からおまんこを舐めるような態勢で引き下ろしていく。
パンツの滑り降りていくお尻から見るのがいつもの趣向だが、エマが羞恥に耐えている顔をもっと見たかったのだ。
まだ配下に入って日が浅いエマは、いくつもの乱交を潜り抜けてはいるものの、まだ本質的にはエロに馴染み切れていない。
そういう娘が羞恥を抑え込み、優秀な、淫らな奴隷として振る舞おうとしている姿もまた乙なものだ。
そしてライラは……着ているのが元々どこかの服なのか、シーツを適当に巻いたのかも判然としない布。すぽんと脱がせばすぐ全裸。下着なんてものはない。
「いつもながら脱がす手間は全然かからないな、お前は」
「我は手軽に裸にして使える肉便器が良いじゃろ。脱がす風情は他で楽しめ」
「役割分担のつもりでいつも裸にワンステップなのかよ」
「まあ趣味も多分にあるがの。この我はいかに着飾るより、裸の方が魅力があろう」
極端なナルシズムとも言えるが、ドラゴンの人間体の美しさはプロポーションの分、エルフをも凌駕する最上の美。あながち間違いでもないのが実情だ。
生半可な衣服では、中身の豪勢さに負けてしまう。普通の女なら魅力的なはずの服でも、中身がライラではデザイナーのセンスの至らなさが違和感になってしまう。
そういう意味では、あえてボロ布同然の衣服を雑に纏うライラの主義は逆に清々しいと言えなくもなかった。最初から衣服に頼るつもりはない、ということだ。
そして。
「ほれ、主賓が来たぞ、飼い主殿」
主賓。
元々16人もの雌奴隷を迎える儀式に主賓なんてものがあるのか、と思うが……現れた姿を見て納得する。
「もう始まっているのかい?」
「まだ半分も揃ってないよ。……調子はどんなだ、ブレイクコア」
「石碑を増やし、ディエルに結界を開けさせているよ。少なくとも今夜一晩くらいは充分に保つ」
ブレイクコアと、森の入り口で彼女と待ち合わせていたマイア、そしてクリスティ。
ブレイクコアと抱擁を交わし、おつかいご苦労とばかりにマイアの頭を撫でてやり、続いて何か期待していたクリスティのおっぱいをギュッと掴む。
「な、何か一人だけ待遇が違う気がします」
「セックス奴隷にはふさわしい挨拶かなって思って」
ブレイクコアは遠来の友達として遇し、マイアは文字通り俺のお使いとして扱ったのだ。
クリスティはこの流れでどうするかな、と考えたら……今回特別な立場を持たせてないし、セクハラかなあと思ったんだけど。
「……ま、まあ、そういう場ですからね」
クリスティは納得したらしい。
取り繕うように服を脱ごうとし始めて、がし、と既に裸のアイリーナとシャロンに左右から手を掴まれる。
「駄目じゃぞクリスティ。スマイソン殿が脱衣係じゃ」
「ご主人様のお楽しみを奪ってはいけません♪」
「そ……そう、でしたか」
せっかくなのでクリスティから脱がし始める。といっても特に着込んでいるわけでもない夏服だ。脱がし始めればすぐに彼女の色っぽい肌がむき出しになっていく。
下のスカートを落とせば、その下にパンツはない。
そういえば穿かない主義の氏族だっけ。……個人の主義だったっけ。どっちだっけ?
まあどっちでもいいや。桜の子にこれ以上は手は出さない。多分。
「まあ、これだけ皆さんが裸になっていると……脱いで恥ずかしいという気分も薄れてきます」
クリスティは裸にされても平然とした微笑みをみせる。
言われてみれば背後には極上の裸体だらけ。最初の方で脱がされた子たちは恥ずかしいだろうが、もうこのあたりになるとみんな裸で当然のような空気になって、羞恥の感情も消えるんだろうな。
最初は一生懸命身を庇っていたナリスも、今は胸や股間を隠すのを諦めてるし。テテスの説得トークを耳を塞いでしゃがんで耐えている。
マイアとブレイクコアも、元々裸で問題ない組。俺の趣味ために、脱ぐぱんつを穿いておいてくれるサービス精神は素晴らしいが、脱がす作業自体はつつがない。
それが住み、ジャンヌやアップルらと談笑を始めるブレイクコアを眺めていると、さらに到着してくる一団あり。
「こーんばーんはー♪」
「おまたせー☆」
「おーお、こんなに明るくしちゃうの? 大丈夫? ……って、砂漠でも堂々裸祭りしてた子たちだもんね、余計なことか」
コスモスさん、ヒルダさん、グロリアさんのスーパーエロスチャンピオンズ。
と一緒に。
「……や、やっぱ宿に戻るよ。アタシには筋ってモンがないじゃないか」
「駄目☆」
「駄目でーす♪」
とっ捕まえられてるレディ。
……未だに一瞬、間をおかないとレディと認識できないのが問題な、レディ・スワロー(新)。
「は、放しなよっ! なんで二人ともこんなときばっかり異様に力あるんだい!」
「いろんな意味で人体を知り尽くした私にとっては関節技なんて余技よ余技☆」
「えっちのためなら無限の力が湧くのが私の特技なの」
「お医者さんはともかくコスモスそれおかしくないかい!?」
……諦めようレディ。その二人にはおそらく誰もかなわない。
特に寝技では。
(続く)
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