朝。
まだ空も暗いうちに誰かに揺り起こされたと思えば、素っ裸のテテスが薄笑いで見下ろしている。
「おはよーございまーす……孕みに来ました♪」
「……おいおい、早過ぎないか……?」
「待ちきれなかったんです……子作り奴隷生活♪」
テテスはそう囁いてシーツをめくる。
昨日は旅疲れもあり、温泉を浴びたらさっさと寝かせてもらった。何人かは「お戻り記念に盛大に多人数プレイしようよ」なんて言っていたものの、「疲れた状態のアンディ君に無茶させて途中でお開きになったら切ないんじゃない?」とヒルダさんが言ってくれたため、ゆっくり休めた形だ。
実際、人数が割と半端じゃなくなってきたので、なしくずしで全員参加みたいな雰囲気になるとそろそろ回り切るのは危うい。
5〜6人を三周四周するのは、途中でへたばっても「一応は挿入した」ということで罪悪感はあまりないのだが、二十人を一度に回るとなったら途中で終わりというわけにはいかない。
今やその数が誇張でも何でもないからなぁ。正規の雌奴隷以外にも猫獣人たちやコスモスさんみたいな生ハメOKのお客さんも少なくないし。
「朝一番の種付け汁、くーださーいなー……♪」
「『朝の儀式』とかは待たなくていいのか」
「とりあえず一発妊娠セックスした後で、みんなにはザーメンだらだらのおチンポで『儀式』してあげて下さい♪」
まだ微妙に眠気が残り、反応が鈍い俺の態度と対照的に、テテスは朝から淫欲全開だ。
「兄上に公認されてから……子宮がその気になっちゃって仕方ないんです……っ♪ ああ、私、本当にあの人の赤ちゃん孕むんだ……明日か、明後日か、来月か……近いうちに、ご主人様の子供でココが膨らんじゃうんだ、って、そのことがずっと頭から離れないんです……♪」
「うーん……まあ、そうなんだけどさ……」
テテスの下半身に密着され、挟み込まれ、半勃ちから本気の怒張へと誘導されていく我がちんこ。
しかし、個人的には妊娠を強調されると……まあ、興奮するといえばするのだけど、若干反発する部分もある。
個人的には、子供ってのはそんなに焦って作るものじゃないと思うのだ。デキたら嬉しいし歓迎するけれど、妊娠出産をゴールとしてそこだけを目指すのはなんか歓迎しづらい。
エッチが本能と欲望の賜物じゃなく、小理屈の結論になってしまうのが悔しいからか。それとも……せっかくエッチしたのに妊娠できなかった、とガッカリする女の子を見ることになるのが苦いからか。自分でもよくわからない。
本当に妊娠しないと危ないテテスに言うべきことじゃないから、口には出さないけれど。
……しかし口に出さなくても、テテスには伝わっていた。いつも主張してるおかげか。
「孕ませ第一のエッチは気に入りませんか……?」
「……まあ、少し」
「……ご主人様ならそう言うんだろうなって、わかってました。でも、私は……」
テテスは愛液をちんこに擦りつけつつ、熱に浮かされたような目で囁く。
「この際、ご主人様にわかってほしいな、って」
「……なにを?」
「気持ちいいことをしたいのも女の本能……でも、妊娠だって立派に本能。それを満たされることへの期待は、ご主人様が思ってるよりずっとずっと……女にとっては激しい衝動なんです……♪」
「……テテス」
「妊娠のためにセックスすると、なんだか心を忘れてしまいそうな気持ちになるのも分かります。でも、この人に自分の全てを染めて欲しい……染まっていい、子宮の奥まで捧げたいっていう気持ちは、切り分けられない……切り分けたくない。だから、もう少しだけ、わかろうとしてほしいんです。あなたのおチンポのためにお腹の奥を全部差し出すっていう気持ちを……女としての全てを、あなたに蹂躙して欲しい……っていう、痺れるような感覚を……♪」
「…………」
言われて、少しハッとなる。
男の感覚で切り分けようとしすぎていないか、と。
なんとなく、「妊娠に焦る夫婦」というものに対して抱くネガティブなイメージが強すぎたのかもしれない。
酒屋のジョニー夫婦のように、そこそこの歳なのにまだ授からず、男よりも女の方に急かされる。スケベな気持ちが置き去りにされる夫婦の営み。
そんなのはポルカにもバッソンにも、どこにでもある話で、夫婦生活って嬉しいばかりじゃないよなあ、という失望を植え付けられる独身者は俺以外にもたくさんいたと思う。
だが、それは男の欲望が現実に追いつけなかった不幸な事例だ。俺の雌奴隷たちとの関係に持ち込むべきものなのか? という点でいえば筋違いじゃないか。
女にとって同根の欲望と快楽を、俺はその無用の連想のために無理に分割させようとしている。
それはテテスの言う通り、いつかわかって飲み込まなければいけないことではないか。
「……テテス」
「…………」
「わかった。……孕ませてやる。お前を完全に孕ませることだけ狙って励んでやる。いいな?」
「♪」
いやらしくも純真な微笑みで、テテスは頷く。
そのレッドアームとは思えない小さな裸体を組み敷き、片足を上げさせて俺はテテスに松葉崩しで挿入する。
テテスはずっとエロいことばかり考えていたというだけあって、たっぷりと愛液を湛え、太ももにも垂れ流していた。何の抵抗もなく、まるでついさっきまでハメていた穴のようにニュルリとちんこを受け入れてしまう。
十も年下の貴族娘を公然と孕ませる。このまま昼となく夜となく射精を浴びせ続けて妊娠させ、ボテ腹にして、家族にその姿を見せつける。
テテスの汗ばんだ白い裸体に手を這い回らせ、改めて自分のための女体であることを無意識に主張しながら、俺は彼女の胎内にザーメンを叩き込むために腰を振り始める。
「あ、ん……はぅっ、あっ……ああっ……好き、やっぱり……すきっ……ご主人様、好きぃっ……ご主人様と交尾するの、大好きっ……♪」
テテスはしばらくぶりの俺の挿入に身悶えながら、それでも愛を表明し、俺に与えられる快楽を貪欲に求め続ける。
俺も少女の肉穴から与えられる快楽に酔う。体格の小ささに比例した締め付けと、妊娠欲をむき出しにした子宮口の存在感が、俺に生殖をしろと強烈に求めて来る。
いつもなら少しくらいは我慢するかもしれない。
だが俺は彼女の妊娠欲求を肯定する。妊娠のためには、射精を惜しむことなんか無駄だ。
ガンガンと腰を振る速度を緩めず、快楽のみを追求していく。出してしまってもまだ続ければいい。幾度精液を膣内に噴射しても、テテスは喜んで股を開き続けるだろう。
「ひあ、あっ、あっ、あ……ああ、うぁあ、ぁ、ぁ、ああああ……ぁぁ……っ♪」
テテスの声が高くなっていく。俺はそのまま、込み上げる射精感に逆らわずに……快楽の頂点へ。
「ああああああああっ……あ、ああ……ぁ♪」
射精。
ドビュル、ビュプ、ビュルルルッ……と、彼女の胎内にザーメンをしこたま飲ませてやる。
テテスが息を整えている間に、ガチャッと扉が開いて寝室に新たな女たちがゾロゾロと入ってくる。
「おはようございます……って起きてる、ってゆーかテテスちゃんが一番乗りでハメられてる」
「むぅ。遅かったか」
「遅いというほどではないでしょう。今からお情けを戴くのも何の問題もないわ」
ナリス、アルメイダ、シャロン。その後ろからアイリーナやアップル、フェンネルにセボリー、オレガノらも続く。
それはそれとしてナリスたちガントレットの三人は入室前から裸だった。
「お前らやる気過ぎない!?」
「私はそこまでじゃなかったんですけど騎士長とアルメイダさんがひん剥くんです!」
「ナリスも妊娠奴隷するのでしょう?」
「裸はいつでもチンポを待っているという意思表示だ」
「しねえっつってんでしょうが! 私はエッチは好きだけど孕むつもりなんてないっつってるでしょうが!」
でも結局裸でここまで来ちゃってるんだからお人よしというか流され過ぎというか。剥かれた服どこに置いてるんだ。玄関か。
「『朝の儀式』はそもそもナリスは入れぬはずじゃがのう」
「あはは……まあアンディさんが『儀式』と関係なくハメたいって言うなら止めるのも野暮ですからね……」
アイリーナの溜め息をアップルがフォロー。
そして、フェンネルはスカートを脱ぎながら。
「ご主人様、『儀式』の最中に本気セックスに移るのもアリでしたね?」
にっこりと微笑む。
……えっと、それだけ言われても「うん」としか言えないけど。
是非移行してくれってこと?
「最近回数少ないですしー。朝から本気セックスしてもらってから出勤も憧れちゃうなー。ねー、オレガノ」
「うん……ご主人様のザー汁溜めたまま店番して、誰かに気づかれたいかも……♪」
君ら、斜めに目を逸らしながら迂遠にプレッシャーかけるの至急やめなさい。
……結局、日がだいぶ高く上るまで寝室から出られなかった。
朝食も食べずに平等に全員に中出しを決めた俺を誰か褒めてくれてもいいと思う。
(続く)
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