「とりあえず落ち着いてそこに至った経緯を話せ」
 ディアーネさんがレイラとコルティに促す。
 二人は譲り合うように、というか押し付け合うように視線を交わし、私に全部押し付けないで、という感じの険のあるレイラの視線を受けて、仕方なくコルティが口を開いた。
「……ただお互いをねじ伏せて差し出したって、パレスの竜たちは誰も納得しない。するはずない。だからこうするのよ」
「話が見えん」
「…………ひと月前、そいつが言い残したのよ。お互いをねじ伏せて、負けた方を受け入れてやるから差し出せって。だから最初は姉さんと戦った……」
「でも、それで生きろと言われても私たちは納得しない……竜の誇りを曲げる事には違いないのですから。そしてパレスの竜たちも考えるところは同じはずです。たとえ決着がついて、互いの意志を汲んだとしても、誇りなき行いはパレスが認めはしない。だから……それ以外の決着を、模索したのです」
「それでアンディの配下入りではなく雌奴隷か。ライナーの竜としての体裁を保ったまま……不本意の奴隷として降ることにより、主以外による凌辱を従順に受け入れるという『罰』を受けている体裁にしたいわけか」
 ディアーネさんが総括する。
 ……えーと。つまり俺はライダー権限の命令により、殉死を許すことなくレイラとコルティに寝取り凌辱をする。
 レイラとコルティはそれに(俺の)一生耐える。
 それで少なくとも数十年分は生き永らえる。その間はパレスのドラゴンたちも文句は言えない。
 そういう寸法か。
「どうせそいつが私たちを生き永らえさせようとする理由だって、結局犯したいからでしょ。なら私も姉さんも犯しなさいよ。それが誇りへの試練になるなら……私たちも耐えるし、姉さんだって頭を冷やす時間くらいにはなるはず」
「頭を冷やすのはあなたです、コルティ」
「私は姉さんと違って私はライナー様の正義を疑ったりはしてないし。考え直すことなんかない」
「勢いで何も考えていなかったことを誇らないで」
 互いに明後日の方を見ながらも口論する銀竜姉妹。
 どうしたものか、とディアーネさんと顔を見合わせる。いや、今の流れだと受け入れるしかないんだけど。
 ふとシャリオを見ると、我関せずとばかりに目を閉じていた。
「……お前的にあの結論はどういう……いや、あそこに至る口論を全部聞いてたから口を挟まないのか」
「馬鹿らしいが、私はそいつらのかばい合いに興味などない」
 シャリオは言い捨て、マイアの運ぶ馬車に向かう。
「私も腕を治すだけだ。その決定に従うのが竜の誇りを証すならばな。お前が色魔なのは聞き知っているが、私にまで奴隷になれなどとは言うな。私は腕を治したら再びここに戻り、また永遠へのまどろみを始めるだけだ」
「約束はできないな」
 俺が肩をすくめると、シャリオは険のある視線を向けて、呆れたように言う。
「……それだけ雌を飼っていれば私の下半身など敢えて使う必要はないだろう。人間のまぐわいなど何日でも続けられる竜を四頭も五頭も揃えて、どうしてさらに欲しがる」
「別にお前のマンコに執着してるわけじゃない」
「マンっ……!?」
「ただ、俺は余計な死をもう増やしたくない。特に美人を見殺しにはしたくない。自己満足と言いたきゃ言えよ。だが、ドラゴンライダー様の自己満足に付き合うのがお前たちの矜持のはずだ」
「…………」
 シャリオが睨む目をさらに細める。
 しかし殴りかかることはできないだろう。それをすれば、まさに自分でその誇りを汚す。
 ……実際のところ、シャリオまで雌奴隷にしようとは考えてないし、そこに至るプランも全くない。
 だが、どこまでも不敵に行かせてもらおう。ケジメと称して誰にも必要ない死を量産するのなんて馬鹿らしい。
 もしも俺にそれを止める権限があるのなら。
 俺の態度ひとつ、ライダーを笠に着た尊大な物言いひとつで止められるというのなら、俺は美人に睨みつけられるくらい喜んで受けて立つ。
「……甘いうえに気に食わない男だ」
「だろ」
 ニヤついてみせる。ちょっとだけベッカー特務百人長みたいなワルくてかっこいい大人の男を意識。
 ……どう見ても似合ってなさそうにしか思えなくて恥ずかしくなったが、シャリオは背を向け。

「……だから……ライナー様は負けたのだろう。パレスの竜たちも、きっと口下手なライナー様よりお前の方が正しいと、信じたくなってしまうだろうから」

 誉め言葉なんだろうか。罵っているんだろうか。
 少し悩みつつも、俺はレイラとコルティたちも、そしてマイア以外の他の皆も馬車に乗せた。


 マイアが馬車を掴んで舞い上がり始めると、レイラとコルティは俺の席の前まできて、跪いたままゆっくりと服を脱ぎ始めた。
「何をしている」
 ディアーネさんが一応という感じで聞くと、レイラが頬を染めつつ重ねのローブを脱ぎ、下着姿になって答える。
「その……雌奴隷としての覚悟を示すによい機会ですから」
 コルティも、エマやマイアよりは成長しているが多少リェーダには見劣りする体を晒しつつ、口ごもりながら。
「セックス……初めてだけど、その方が好きでしょ、あんたみたいなのは」
「いやちょっと待て」
 俺は既にもうほぼ脱ぎ終わった二人に両手を向け、止める。
 そしてベアトリスとエマを手招きする。
「こいつらの方が先。お前たちは後」
「え……」
「そ、そんなっ……せっかく」
「最初に言っておく。俺のチンポは常に順番待ちだ。っていうか、いくら待ってても俺は俺の気が向いたマンコを使うし、平等に犯すとは限らない。お前たちの処女も気が向いた時に奪う」
 心得たもので、二人は俺に言われずともぱんつだけ残して脱ぎ、最後の一枚を俺に任せるために尻を向けてくれる。
 俺はそれをいやらしい手つきで脱がし、二人の柔らかな尻肌にキスをしつつ自分のベルトも緩める。
 最初が肝心。ドラゴンだからって思った通りに雌奴隷できると思ってもらっちゃ困る。
「へへぇ……うらやましい?」
 ベアトリスときたら、俺にぱんつを引きずり下ろされながら、呆然としているレイラとコルティに勝ち誇ってくれる。若干根性が卑しいので普段ならちょっと小突くところだけど、今は俺の意を酌んでくれたと思おう。
「押し掛けのあなたたちが、主様のセックスの順番を勝手に決めてはいけない……主様はそう言っているのです……♪」
「あたしたちは犯し心地がいいから雌奴隷になれたんだしね……味のわからない料理よりお気に入りがいいに決まってるじゃん♪」
 自分たちも充分に新参雌奴隷ながら、エマとベアトリスは俺に裸体を好きに抱かせ、いじくらせながら優越感を誇示する。
 いいぞ二人とも。
 そして、ディアーネさんが重々しく。
「移動中の馬車の中で裸になって覚悟を示したつもりかもしれないが、アンディはほぼいつもこの調子だ。長距離飛行中は常に誰かに精液を注いでいると思った方がいいぞ」
「いや、他に客がいる時はそんなことしませんけどね?」
 一応ディアーネさんの言に訂正を入れつつ、ベアトリスに背面座位でちんこの上に股がらせ、エマには這いつくばらせて結合部を舐めさせる形に移行する。
 そして、ちんこがベアトリスの陰唇を分け入って刺さっていくのを見せつけつつ。俺は二人を指差して。
「オナニーをしろ。俺がこいつらの子宮にザーメン撒き終わるまでに、お前らも自分でグチョグチョにするんだ」
「っ……!」
「い、今……目の前で、ですか……」
「当たり前だろ。馬車の外でオナニーしてくるか?」
 空飛んでるんだからだいぶエクストリームなオナニーになることだろうが。
 ……ふたりは仕方なく、俺の上で細い肢体を嬉しそうに揺らしてちんこを堪能しているベアトリスの姿を見ながら、おずおずと股間をいじり始める。
 派手な指使いは恥ずかしいらしく、注視してみないとどう指を動かしているのかわからないくらいの微妙な動きで股間を刺激するコルティと、片手で乳首をいじりながらもう片方でクリトリスオナニーを始めるレイラ。
 その二人の姿に、後ろの席からリェーダが野次を飛ばす。
「雌奴隷になりたいと自分から願っておいて、そんな調子か、二人とも」
 口調がちょっと強圧的。というか素はこっちなんだろうな。俺に対しては貴族に対するがごとくへりくだってるだけで。
「絶頂してみせる気概もないのでは、雌奴隷どころか今のクリスタル・パレスの女たちにも先を越されるぞ。皆、スマイソン様の子種が欲しくて、訪問と同時に裸になって傅くほどなのに」
「えっ」
「ええ……何故……」
 さすがに自分たちがいない間に故郷が意味不明のエロパレスになっているとは思わなかったのか、オナニーを忘れてコルティもレイラも愕然とする。
 得意げに言葉を継ぐリェーダ。
「ライナーと違ってスマイソン様が性交を特に喜ぶと分かっているからだ。ライナーは冷笑的な態度を常に取り、何を望んでいるのか窺い知ることはできなかったが……スマイソン様は堂々と雌との交わりを好んでいるのだから、彼に気に入って欲しいパレスの皆はそうするのが当然」
 いやさすがにちょっと極端だと思うけどね? とても嬉しいけど。とても嬉しいけど。
「スマイソン様の命令に従い、性交が終わるまでに派手に愛液を出すことも出来ぬようでは……奴隷としては不出来も不出来。むしろ私が孕み袋としての本懐を遂げる方が先になるな!」
「お前それが言いたかっただけだろ」
 混ざりたいんだな。……まあこいつもあの前のめり態勢のまま来てるんだからしょうがないけど。
 それはそれとして、細い体を激しく躍らせ、窮屈な膣に自ら深々と迎え入れてセックスを楽しむベアトリスは、やがて俺の射精の兆候を察知する。
「あ……そろそろ、射精っ……したく、なってきてる……よねっ……♪」
 じゅぱじゅぱと下品な音を立てながら、楽しそうに、気持ちよさそうに俺に囁いてくるベアトリス。
「わかるのか……?」
「わかるっ……出したい、出したいって、チンポがオマンコに囁いてるもんっ……♪」
 膨らみ方や跳ね方なんかの些細な変化を体感的に理解し始めたんだろう。しかし、本当にこいつ、エロエロに順応早いよなあ。
「欲しいか?」
「……欲しくないっ……わけっ……ないでしょっ……♪ がっちりハメて、思いっきり……出してよっ♪」
「ドスケベ肉便器勇者め」
「ばかっ……♪」
 それは肯定なのか、否定なのか。声の調子からすらわからず、ただその声音は、何よりも嬉しそうで……初めて見せる相手の前でまで性欲に耽溺し、自分がセックスのための存在だと見せつける背徳感と解放感、そして少しの優越感が嬌声に入り交じり。
「あ、あっ……あ、ひぁ、あ、あぁあああっ……っっっーっ……♪」
 腰を自分で揺らしているのか、絶頂で勝手に痙攣しているのかわからない勢いで、大股開きでイキ狂って見せるベアトリス。
 その腰を掴み、俺は乱暴に突き上げてトドメを刺しながら、精液をその奥底に向けて噴射する。
 もちろんその精液は小さな彼女の膣には収まることなく、股間にうずくまってひたすらベアトリスの尻を額で受けるような態勢のエマの顔に、さんざんかかった愛液の飛沫を洗い落とすような勢いで吹き出して飛び散る。
 ビクビク震えながら精液を噴きこぼすベアトリスを前に、レイラとコルティがほぼ同時に喉を鳴らしたのを俺は見逃さなかった。
「オナニーの手が止まってるぞ、奴隷姉妹」
「っ……」
「あ、あんな……あんなの、するの……?」
 呟くコルティの前で、エマはディアーネさんから渡された手拭いで顔を軽く拭きつつ俺に対面座位でまたがる。
「それでは……不肖ながら、伽のお相手を務めさせていただきます」
「ああ。お前にもたっぷり射精させてもらうからな」
「……はいっ♪」
 はにかんだ笑顔を見せつつ膣内にちんこを迎え入れていく銀色の美少女。
 彼女の湿った髪を撫でながら、ベアトリスにも負けず劣らずの細い肢体を抱き締め、密着感を楽しむ。
 だいぶエマも染まってきたが、たとえ精液愛液にまみれた全裸でも、やっぱり大事に抱き締めて犯したい感じの品の良さが彼女にはある。
 よくできた礼儀正しい親戚の子みたいな感覚。いや、いないんだけどさ親戚なんて。
「……では……始めますね……♪」
 俺に抱き締められながらも、腰を器用に回すように動かしてちんこへの刺激を始めるエマ。
 ヒートアップしたベアトリスとの交合の後に、少し体温低めのシルバードラゴンの彼女の肌は心地いい。
 そして、甘えるように首に腕を巻き付けてくる彼女にキス。ちょっと変な味がするが、まあ、エマの可愛さには替えられない。
 上半身では熱烈にバカップル、下半身は別の生き物のようにくねくね。
 エマのセックスはベアトリスの全開ぶりとは打って変わって、なんともくちゅくちゅといやらしい。
 そのギャップに戸惑っている感じのレイラたちに、俺は目くばせで指摘する。オナニーが足りないぞ、と。
 二人は再び喉を鳴らし、結合部に視線を落としながら、おそらくは自分に突っ込まれる様を想像しながら……オナニーを再開する。
 ドラゴンだけあり、二人の肢体は彫刻のように美しい。レイラはセレンたちにも負けない巨乳だが、コルティの肌もまだおっぱいの足りないなりに完璧なバランスを保っている。
 その二人の見目の違う裸体が、俺の命令で自ら刺激し、乳首やクリトリスを肥大化させ、愛液を鳴らして奏で、ふるふると揺れてセックスを妄想する様は実に歪んだ愉悦を誘う。
 いいな、待ちオナニー。うちの雌奴隷たちはほとんどいつも俺がヤル気になりそうな気配を察して濡らして待ってるけど、たまにはこういうのいいかも。
 っと。また余所見で興奮しながらエマの体をオナニーに使ってしまった。
 エマは文句言わないけど、もっとエマの肉体に集中しよう。華奢で美しくて、柔らかでしなやかで、一生懸命に愛してくれる俺の小さなお姫様のおまんこに。
 抱き合いながら少し腰を浮かせて突き上げる。エマもエマで腰をダンスのようにくねらせて応えてくれる。
 小さな体から最大限の快楽を導こうとしてくれる、彼女の少し温度の低い肌。汗なんか一つもかかず、他人の淫液まみれになっても文句ひとつ言わず、俺のちんこをハメて貰えることをまるでご褒美のように喜んでくれる彼女に、俺は下衆な欲望の全てを集中し、その子宮にたっぷりと精液を流し込むことを志向して、抱き締めた肉体をぐいぐいと腰に押し付けるように自らを高めていく。
「はぅっ……あ、あるじっ……さまぁっ……♪ イク……の、ですねっ……♪」
「ああ。悪いな、あんま保たない……っ」
 とはいえ、我慢して長引かせるようなセックス、実はあんまりやってないよね俺。
 みんな出せば出すほど喜んでくれる。俺も一度二度じゃ終わらないから我慢する意味はあんまりない。
 でも、射精してしまったらエマとしては番が終わってしまう。ちょっとだけ申し訳ないと思いながらも、俺は再び高まってきた射精欲に逆らわず、ごつごつと彼女の膣奥に叩き付けるようにして快楽を高めて。
「ふあっ……あ、あっ……出てっ……あはぁぁっ♪」
 射精。
 横でだらしなく手足を広げて息を整えているベアトリスの大惨事な股間と同等の精液を、エマの体内にも叩き込む。
 礼儀正しい小さな竜姫の体が歓喜に震えるのを全身で感じつつ、この子にもいつか俺の子が宿るのかな、と、細い腰を撫でながら寸時妄想して。
 ぶしゅっ、と白濁が彼女の股間から吹き出す。雌としての達成感に、彼女は脱力する。


「お前は混ざらなくていいのか、勇者ネイア」
「あ、ええと……お呼びがかかったらいつでも」
「……本当にいつもこんな調子なのか、この男は」
「ええ。本当にいつもです」
「少し羨ましい……ライナー様は、私にも数度しか……」
「シャリオさん、口に出さない方がいいですよ?」
「っ……」

(続く)

前へ 次へ
目次へ