雌奴隷たちは、互いの体(主に下半身)に筆で文字を書き込んでいた。
「テクニックではどうしたって譲らざるを得ないからね。アンディの満足感を演出するほうに注力することにしたんだ」
 そういうアンゼロスのヘソの下には「スマイソン家繁殖専用」「常時チンポ挿入推奨」と書かれている。
 その隣のオーロラは右太ももに「朝勃ち処理 OK」「昼セックス OK」「夜セックス OK」「就寝中レイプ OK」「食事中レイプ OK」「入浴中レイプ OK」「アンディ・スマイソン以外 NO」と列挙。
 ルナは「性欲旺盛のためザーメン不足厳禁」なんて書かれたお尻をこちらに得意顔で振っている。
 ……って、誰がその文面考えたんだよ。
 と、その姿を見てコスモスさんは納得という感じで手を打つ。
「あー、なるほど書き文字プレイかぁ……ウチ、ダークエルフ多いからあんまりやらないのよねぇ。白のインクって流れやすいし」
 それを受けたフェリシア嬢が意外そうな顔で返す。
「一応あるんですか? ウチにもああいうサービス」
「あるよ。フェリシアちゃんが入ってから、まだ誰もやってなかったっけ?」
「イザベルの覚えてる限りではここ三年くらいは見てないですねー。首輪奴隷プレイは好きな上客さんいるですけど、それに比べて準備も後始末も面倒ですし」
「他の娼館ではメジャーだったりするのかなぁ」
「タルクだとダークエルフ多いのはどこも同じじゃないです?」
「オーガ女だけの娼館とか町の南にあるから、あっちではやってんじゃない? 私タワーエンブレム怖いから近づいたことないけど」
「オーガ娼館ってあんまりサービスの幅広くないみたいなのよねぇ。ウチのオプションの豊富さに驚くお客さん多いでしょ」
 彼女らの雑談からまたタルク娼婦業界の無駄な知識が得られた。
 まあそれはともかくとして。
「ほれほれ。わらわにピッタリじゃろ♪」
 アイリーナのお腹には「最高級ハーフエルフ出産用母胎」なんて書かれている。
 そりゃアイリーナの子ならいろんな意味で最高級だ。ハーフエルフとしては。
 その脇に控えるフェンネルは控えめに「いつもたっぷり中出ししていただきありがとうございます」「いつでもお気軽にご使用ください」なんて、おまんこ向きの矢印付きで書きつけてある。
 そして少し恥ずかしげに身を抱くネイアの後ろ腰や脇腹には「交尾大好き」「スケベ巨乳」「淫乱勇者」「肛門使用可」「どっちの口もいやしんぼ」なんて、妙に乱雑に書かれている。
「これ何なんだ……っていうかネイア、自分で書いたんじゃないよね?」
「こ、こちらの文字は不得手なので……書いてほしいことを伝えて他の皆さんに書いてもらったんですけど」
「……書いてあること、教えていい?」
「えっ、何か変なこと書かれてます!?」
 書いたであろうヒルダさんやアンゼロスを見ると、アンゼロスはちょっと気まずげに苦笑い。ヒルダさんは「黙っておいた方が楽しいわよ☆」とばかりに口元に指を立てている。
 でもただでさえ恥ずかしい状態なのに書かれてることまで不本意だと可哀想なので、彼女の身を抱くようにしつつ指で字をなぞり、ひとつひとつ小声で教えてやる。
「交尾大好き……スケベ巨乳。肛門使用可」
「……え、ええと」
「淫乱勇者。どっちの口もいやしんぼ」
「そ、その二つは言ってないです!」
「……前の三つは言ったんだ」
「そ、それは……」
「スケベ巨乳って。……アンゼロスに書かせたのかー」
「淫らな胸であることは……その、事実なので……少し乱暴な言葉になってしまっただけです」
 やばい。ニヤニヤが止まらない。
 こういう、長く付き合う相手だからこその変化や、普段を知るからこその大胆な行動が愛おしく感じられるのが、娼婦などの一夜の相手と違う雌奴隷ならではの醍醐味か。
 ……いや、一般的な恋人や夫婦でもそこは感じられるんだろうけど。
「こ、こっちも見てよ」
 俺がネイアを抱いたままニヤニヤしていると、横にいたベアトリスが肘を引く。
 顔を向けると、一歩下がって手を広げ、軽く回ってその裸体を見せてくれる。なんというか、見た感じは普通に15歳なりなのに行動が幼い子だ。
 で、その体には「一番エッチ」「ハメろ」「いつも発情中」「早くママにして」などと、これまたストレートな落書きがお尻やおなかに大きく激しい字で書いてある。
「これは……」
「どう?」
「……誰に頼んだの?」
「ドラゴンのあいつ」
 指差されるマイア。なぜか自慢げ。
「……すごいこと書いてあるけど」
「そういうのがいいんでしょ?」
「……え、やっぱり自分で頼んだんだこの内容」
「これが『私が一番エッチ』でこれが『早く子供作って』で……えっと、これなんだっけ」
 ちょっと違うがだいたいあってる。
「お前本当エロに躊躇なくなったなぁ……」
「ひ、昼間みたいなのはちょっと困るけど、あんたとするエッチは……好きだしっ! こ、これってあんたに喜んでもらわないとエッチしてくれないやつでしょ!?」
「どうせみんな犯すよ。朝までかかっても、また明日の晩までかけても、一人残らずチンポ突っ込んでやる」
「……そ、そう……なんだ」
 嬉しいのか拍子抜けなのか、微妙な顔をするベアトリス。
 そして、彼女に落書きをしたマイア、そしてエマとライラは。
「私たちもやった」
「これは……ある意味、忠誠の誓いですよね……」
「ほほ、書いたとおりの激しさを期待しておるぞえ?」
 三人ともだいぶ体にいろいろ書いていた。
 マイアは「ファック用雌家畜」「時と場合への配慮無用」「種汁は最高の餌」と腹やお尻を横断するように激しい文字で。自分で書いたとしたらだいぶ体が柔らかくないといけないし、書きづらかったと思うが、そこはまあドラゴンだからこそだろう。
 エマはそれに比べると大人しいが、「全ての穴であなたに服従します」「いつも子種の匂いをつけていたい」「セックスのために働きます」といった文言を胸や腹、腿に。
 ライラに至ってはその巨乳や頬、尻、内股まで色々な場所に「飼い主チンポ専用」「便器」「激しく壊して」「レイプ予約済み」「ココを叩く→×」「調教済」「露出狂変態女」「握りつぶして☆」などと念入りな被虐願望を書き綴っている。
「ライラちょっと書き過ぎ……」
「ほ。この機会に願望を書いてみたのじゃが。まだまだ一部じゃがのう」
「期待に沿えるように努力はするけど、お前の綺麗な裸がインクまみれで斑になるのは趣味じゃないな」
「ほ。字の大きさを控えめにした方がよかったかの」
 口では多少反省しているように見せつつも、ライラは挑発的におっぱいを掴み寄せたり、自ら尻を割り開いて見せたりと、いやらしく挑発を繰り返す。
 三姉妹を犯した俺のちんこは、それぞれの性欲に満ち満ちたボディメッセージとあけすけな裸身に興奮を持続し、準備は万端だった。
「それじゃあ……犯してもいいよね?」
 一応、コスモスさんに確認する。コスモスさんは手を「どうぞ」と広げて。
「どんどんいっちゃいましょう♪」
「よっし」
 俺はとりあえず手近のベアトリスを引き寄せ、押し倒す。
「まずはこの発情ドスケベ奴隷にハメてママにしてやる」
「……やっと……始めるんだっ……ぅんっ♪」
 体に落書きをさせあっている間に興奮したか、ベアトリスの膣はずぶちゅっと蜜を溢れさせ、単刀直入な俺のちんこに全く抵抗を示さない淫乱さで迎える。
 他の雌奴隷たちも囲むように集まり、ある娘はおっぱいを擦り付け、ある娘は指先を舐めしゃぶりながら溶け合うような乱交を始める。


「ヒルダ姉さんは書かないの? 好きそうじゃない」
「んー、褐色肌だとやっぱり見づらいしねー。魔法で書くか、いっそタトゥーなら見やすいかもしれないけど☆」
「あっ、タトゥー入れてる娼婦は結構いるね。うん」
「あれ好みが分かれるですよ。乳首ピアスとかヘソピアスクリピアスもですけど」
「えー。……ねえねえ、ヒルダさんだっけ? スマイソンさん、そういうの駄目なクチ?」
「すごい嫌がるわよー。傷跡とかはそれなりに許容するけど、そういう痛々しい飾りより綺麗なヌードが一番って言う子だし☆」
「へー。種族も年齢層もなんでもアリに見えて……結構好み厳しいんだ」
「あと顔も結構基準高いのよアンディ君☆ ま、幸いここにいる子たちはセーフっぽいけど」
「まあ、あの上等なエルフに囲まれてたら見劣りする女にわざわざ手を伸ばさないよね。そりゃ贅沢にもなるか」
「それでも基準クリアの美女をどんどんオトすのは、見てて小気味いいくらいだけどね☆」

(続く)

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