ヌードスケッチ会の間、ドラゴン三人が何をしているかというと三者三様。
マイアは淡々とヌードの披露を済ませ、カルロスさんちの他の兄弟がやっている出し物を見に行ってしまった。
ライラは食事スペースでひたすら酒を飲んで上機嫌。お前が飲みまくると他の参加者にしわ寄せが行くからあくまで人として常識的な量にしろよ、と言い含めてあるが、果たしてどれだけ飲むことやら。
人として、というのも、ライラは「ドワーフくらいは飲んでいいということだ」と捉えているかもしれない。
ドワーフって酒盛りでほとんど常にジョッキを動かしてるんだよね。喋ってる時以外ほぼゴクゴクやってる。5〜6人いて1人ドワーフが混ざると、いない時に比べて酒代が三倍になるほどだ。
我が小隊のラックマン正兵には色々飲み方を工夫してもらうように苦心しました。おかげで倍程度に収まるくらいには改善しました。
いやそれはともかく。ライラは迷惑にならない程度に飲んでいると信じるとして。
エマはメイドに扮して不届き者がいないか目を光らせている。
レンネストでもそうだったが、意外と人間のフリをして溶け込むのは得意なようで、他のメイドさんたちと協力してパーティー運営に尽力する仕事ぶりには違和感はない。
そしてその美少女ぶりはもちろん女体に飢え、期待に鼻息荒くした男たちの視線を集める。
結果的にそういう連中にサービスしてしまうことには、一抹の不愉快さもないではないんだけど……。
「今さら、今さら。見せるだけ見せびらかして全部自分のお口に入る料理と考えれば、最高の贅沢でしょう?」
俺の不満げな顔を見透かして、コスモスさんがフォローする。
その俺の視線の先で、若干緊張した顔でメイド服を綺麗に畳みながら脱ぎ、男たちのギラついた視線に怯みながらもぎこちなく椅子に座るエマ。
そして、その俺の股間は白狐娘のフェリシア嬢とエロエロ家系のマルチェ嬢が、まるでゲームのように交互に舌を這い上がらせる。
二人ともプロだけあって、舌の使い方は大胆かつ効果的。そのひと舐めひと舐めは、常に呻きたくなるような快楽を提供してくれる。
「そ、そういや……フェリシア、さんは……」
「れろっ……呼び捨てでいいよー。お兄さんくらいの歳の人にさん付けされるとムズムズする。れるっ」
「……フェリシアは舌とか普通なんだな。獣人ってみんなザラザラしてるのかと思ってた」
「ん。狐獣人はザラザラ多いんだけど私ハーフだからねー」
「ハーフなのか」
「まあ獣人の娼婦ってフェラできないとハンデ大きすぎるから、魔法でザラザラ取っちゃう娼婦も多いらしいよ。私はやんなくてすんだけど」
「たまにザラザラで舐められるのがイイって男の人もいるよねー。そういう人ってすっごい遅漏」
「いるいる、何やったらこんなにちんちん鈍感になんの? ってひと。で本人は自慢げ」
「ちゃんと感じて射精するチンポのほうがずっといいのにね♪」
俺のちんこ挟んできゃっきゃと風俗あるあるトークをする全裸少女二人。
それを監督していたイザベル嬢が注意する。
「こら。舌がお留守です。舐め始めたらお客さんをイカせるまで休んじゃ駄目です」
「はーい」
「ごめんねお兄さん♪」
再びダブルフェラが始まる。
そして快楽から少しでも気をそらそうとスケッチのステージを見ると、エマはさっき見たまま、端然と椅子に座って石像のように停止していた。
やっぱり緊張してるんだろうなあ。ドラゴンは強いから男が怖いこともなく思い切りがいいとはいえ、やはり数十、下手すれば百を超える男たちの無遠慮な視線に全身を晒すのは、特別の勇気がいるに違いない。
見られることに度胸がある女もうちの雌奴隷には多いけど、そうだとしてもこれほどまでに「裸を不特定多数に見せ付ける」という舞台はそうなかったはずだ。
最近合流したエマや、今さっきまでステージで二人して固まっていたネイアとベアトリスにとって、非常に難度の高いプレイであることは想像に難くない。
「エマちゃーん。もうちょっと表情柔らかくならないー?」
グロリアさんが筆を動かしながら注文するが、銀の髪と白い素肌を陽光に光らせつつ、エマは視線だけ動かして終わり。
顔の筋肉をどう動かしていいのかわからないといった感じだ。
グロリアさんは筆の柄で頭を掻き……そしてスックと立ち上がり。
「よし、あたしも脱ごう」
いきなり変なことを言い出した。
「何でそうなるんですか」
たまらずツッコミを入れるエマ。
が、グロリアさんはちゃっちゃと着付けを解きながら真顔で。
「自分ひとりが見られてると思うから動けなくなるのよ。あたしも脱げば見られる裸は二つ。ま、あなたほど綺麗な裸でもないけど、多少マシになるでしょ」
「……そういうものでしょうか」
「あとせっかくの露出祭りなのにあたしだけ蚊帳の外なのが微妙に寂しくなってきた」
「ええ……」
理解しかねる、という顔をしたエマだが、男衆のテンションは上がる。
「あの姉ちゃんすげえな……白エルフなのにあんなこと言って」
「淫乱だ。淫乱白エルフだ」
「むしろ俺あの絵描きが好みだったんだ……おお、脱ぐぞっ」
男たちの注目が集まり、グロリアさんは満足げに彼らを一巡り流し目で見渡し、胸を覆っていた下着をたっぷり気を持たせつつ脱ぎ捨て、それを観衆の中に投げ込んでしまう。
「お、おい、それよこせっ」
「こっちに飛んできたんだから俺のだ!」
男たちはその下着を奪い合う。
それを見ながらグロリアさんは片手で胸を覆い(エルフなりの胸だが、微妙に覆い方が雑で乳首がチラ見えするあたりが男を煽る)、もう片方の手でスケッチを再開する。
「エマちゃん、ちょっといい顔になってるよー。うんうん」
「呆れているだけですが……」
「取り澄ました顔よりずっと描き甲斐があるのよ」
そんな彼女たちの様子を見ながら、俺の射精欲求は高まる。
「……あ、マズい、そろそろ出そう……」
「あ、どうしよっか……ブッカケ浴びちゃうのはまずいよね?」
「二人で飲む?」
マルチェ嬢とフェリシアがちんこを舐めつけ合いながら、俺の三日ぶりの射精をどうするか検討する。
「中出しじゃないともったいないわよう☆ 無駄撃ちしちゃうならフィニッシュだけ私がオマンコに貰っていい?」
ヒルダさんが割り込んでこようとしたが、コスモス嬢がびし、と止める。
「今回はこの子たちが舐めたんだからこの子たちのザーメン。ヒルダといえど、あげません」
「えー」
「というわけで。マルチェ。スタンダップ。中出しされちゃいなさい」
「え、でも私まだステージ出てないですけど」
「お客さんのザーメンドロドロおまたになっても、マルチェなら堂々と見せつけて来れると私信じてる」
「えっ、それいいんですか♪」
なんで嬉しそうなのマルチェ嬢。
「ナメちゃいけませんよ。マルチェはうちの娼館の生んだ生粋のド変態です♪」
「です♪」
コスモス嬢の言葉に同調しつつ、マルチェ嬢はサッと立ち上がって俺のちんこに素早く尻を押し当てる。
その股間はいじるまでもなく潤っており、まだ未成熟な肢体は男の射精を待ちわびているようだった。
「それじゃ、いただきまーす……♪」
「い、いいのかな……」
「誰も損しないからいいんじゃないですか♪」
オアシス都市の真っ青な夏空の下。
まだ幼さの残る娼婦の、心底楽しそうな声を聞きながら、その膣内に爆発寸前のちんこを押し入れていく。
雌奴隷たちのどの娘とも違う、キツく未熟でありながらも貪欲で小器用な膣が、俺に容赦なく射精を強制する。
まるでダンスを楽しむように、腰をねじるように振る一糸纏わぬ少女。
その胎内に、ほどなく俺は快楽の結晶を打ち上げる。
「っぐ……で、出るっ……!」
「あ、あははっ……す、すっごい……おなかの中でおしっこされてるみたいっ……♪」
マルチェ嬢は多少キツそうにしながらも、俺の射精を受け止め、子宮内に蓄える。
あまりにも膣がキツく、また彼女自身逃がさないように入り口を締めていたためか、俺の大量の精液は彼女の下腹部を妊娠中期のように押し広げている。
っていうか、そんな状態なのにザーメン逃がさずおまんこ締められるのがすごい。
「ぬ、抜くよ?」
「うんっ……あ、すごいすごい……♪ お漏らしだこれ♪」
「よくこんなに出るよね」
彼女の股間から音を立ててあふれ出す精液を、フェリシアが至近距離で凝視し、鼻を鳴らす。
「んー……クラクラする」
「そう? 私この人のザーメン好きなタイプだなー。匂いが元気だし粘りもすごいし。えへへ」
「いいなー。私もムラムラしてきた」
フェリシアがつぶやいて立ち上がり、俺に裸体を寄せてキスをしてくる。
「次は私でー♪」
「お、おいっ、君も確かまだ」
「よく考えたらエロっちく描いてもらう勝負なんだから、ザー汁溢れた絵ぐらい娼婦としては当然かなって♪」
「コスモスさんっ」
助けを求めるが、コスモス嬢はグッと指でマルを作り。
「もちろんヤッちゃっていいですよ♪」
「よくないですよ!?」
雌奴隷のみんなが真剣な顔で「ステージ残りの子に中出しさせようか」なんて話をしてるし。
結局、マルチェ嬢含め「ザーメン溢れさせたステージはなし」ということで落ち着いた。
比較的冷静だったノールさんが過熱する議論を止め、ナンシーさんに是非を問いに行ったのだった。
もちろんアウト。「芸術の範疇で」と言われたらしい。
当然ですね。っていうかヌードスケッチ会でもわりとギリギリなのに暴走は駄目ですよね。
で、ステージではフェンネルが少々おどおどしながらも妙に色っぽい表情を見せて大喝采を浴びたり、アイリーナが出ようとしてアンゼロスに拘束されたり(さすがに北の氏族長がオニキス名義の場所でハードな露出したのがバレたら双方にとってマズいっぽい)、酒を飲んでいたライラが急にふらりとステージに上がって男たちを熱狂させたり。
そんなステージを横目に、俺はメイドさんたちに争うように奉仕されていた。
「んっ……ん、んっ……ん、んっ♪」
「フェラチオの気分じゃなくなったら言ってくださいね。おまんこほぐしたメイドも待機していますので♪」
「あ、私お尻イケますよ」
名前も知らないメイドさんたちは、メイド服からエプロンとメイドカチューシャだけを装着して、皆さんノリノリで集団奉仕してくれている。
どの子も一度ステージに上がった後なので、汚しても心配は要らないと先回りされてしまった。
「いいんですかね……っていうかここのメイドさんたちってこういうの得意なんですか」
カルロスさんはそういうのをやらせそうにないので意外。っていうか、家のメイドで事足りるならわざわざ高級娼婦集めてけしかけたりしないんじゃないか、という疑問がある。
それに対して、メイド長さんがカチューシャに裸エプロンの恰好で俺に尻を撫でさせながら淡々と。
「オニキスのメイドは性奉仕は業務に入っていませんが、本来このあたりではそういう部分もアリという雇用は珍しくありません」
「……えーと」
カルロスさんちではやらせてないだけで、地域としてはそういうメイドは結構いる、と。
「ということは、よそではそういう業務をしてたメイドさんが結構いるからやってくれる……みたいな?」
「いえ」
メイド長さんは俺にどんな風にお尻を揉まれようとあくまでクール。こっちもちょっとムキになって、ぷりぷりの褐色のお尻を堂々と揉みまくる。
「そういうことではなく。それぞれの家の作法も違いますので、あまりメイド業界で横滑りはしないのですが」
「じゃあなんでこんなに……っ」
「雇われる際に『ここではあくまで通常の家事労働のみ』と断られていても、そのうちいかにもなイベントがあって、例えば家の方がメイドに手を出したり秘密の業務として接待させられたりするんでしょう? エロ絵巻みたいに! と思っていたメイドたちが、待てど暮らせど何もない健全な職場に少々倦んでおりまして」
「理不尽な」
「正直あまりに出会いがないので溜まっているメイドが相当数おります。スマイソン様は本家の大事なお客様でもありますが、本家の皆様と違ってメイドに手出しができないお立場でもなく、また類稀なる精力に関しては度々その証拠を目の当たりにしており、憧れているメイドは多くあります。また万一妊娠させられても本家は無碍にもしないという打算も」
「いやそういうことするのはいいけど、最低限避妊はしようよ。ちゃんと魔法あるんだからさ」
「孕ませはお嫌いですか」
「好きですが知らないところで孕まれると困るんです」
「ではそのように」
尻穴に第二関節まで指二本突っ込んでもメイド長さんは平然としていた。すごいな。
「それで……そろそろ射精しそうなんだけど」
「スマイソン様が射精されるそうです。準備の出来ている者は」
「はーい」
「私も大丈夫でーす」
裸エプロンメイドさんたちが元気に手を上げ、先を争うようにお尻を突き出してくる。
中出ししろということらしい。
「……こんな調子だと、今度からこの家に来たら、メイドさんたちも夜にどんどん参加してきそうだなあ」
「いえ、そこまで図々しいことは」
メイド長さんは真顔で。
「掃除や御用聞きなど、現在の服装でお世話させていただく程度で。もちろんそうする我々メイド団の願望は酌んでいただけると思っていますが」
「それもうコスモス本舗といい勝負の娼館状態じゃないかな!?」
「なんと無料です」
ずっと真顔なのでふざけているのか天然なのか判断しづらいよメイド長さん。
俺は突き出されたお尻の中から、好みの肉付きのメイドさんにちんこを突っ込んで動かす。入れなかったお尻も撫でたり揉んだり。
嬉しそうに喘ぐダークエルフメイドさんたち。
「あんまり雌奴隷の職分を侵さないで欲しいな……」
「わたくしたちもアンディさんに犯されるのが仕事ですわ」
アンゼロスとオーロラが苦言を呈するも。
「そこにある女の膣を使うも使わないもスマイソン様の自由です。我々はあくまでメイドですのでご用命に従うまで」
メイド長さんはどこ吹く風。
ノールさんはため息をついた。
「どんどん増えていくわねえ。弟君の入れる穴」
「あら。ノールったら他人事みたいに」
「私はタルクにこだわらないもの。シたくなったらどこへでも会いに行くから無関係よ」
……美女ばっかりのくせにセックスの機会に飢えてる人多すぎだ、タルクのダークエルフ。
メイドさんにたっぷり膣内射精しつつ、俺は天を仰いだ。
そして、そんな贅沢な俺のすぐ近くには、ヌードモデルに血走った目を向ける男たちの集団。
世の中は偏っている。
(続く)
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