「ノールちゃんってどちらかというとノリで男の子と寝ちゃう方だけど、義理堅くもあるわよねー☆ 一度約束したことは必ず守るっていうか」
「そ、それは当たり前でしょ? 普通自分のお金は好きに使うけど、何かを買うためのお金って決められてたら勝手には使わない。それだけのことよ」
「んふふ、いかにも大商人のお嬢様って感じの例えね☆ でもノールちゃんみたいな踊り子に『俺の女になれよ』っていう男なんて、相当いっぱいいるんじゃない?」
「いるけど……弟君と違って私をやたらと束縛しようって男がほとんどだし、いちいち付き合えないわよ」
ノールさんは自分の身をまさぐる俺の手を可愛らしく握りながら、ちょっと不満げに言う。
……えーと、それはつまり俺が放浪を容認している(というか、捕まえておけると思ってない)のがプラスに働いているってことでしょうか。
「おまんこだけは俺の物でいろ、の方が割とゲスいような気も」
ついそう呟いてしまうが、ノールさんは俺の目を見返りながら微笑む。
「女を信じるって、そういうことじゃない? ギチギチに捕まえるより、『好きな場所で心のままに踊る私』を愛してくれる人の方が、私の全てを見てくれていると感じるわ」
「あ、あー……」
……少しでも一緒にいたい、生活をともにしたい、相手の色んな側面を見たい。
それが一般的な愛情ある男女の関係で、自然な感情。
だけど、彼女の中では必ずしもそうではない。それは自由を愛する彼女の性格ゆえか、エルフという長命種ゆえのものか。
彼女の「女としての部分の優先権」だけを掌中にし、あとは全て本人の心に委ねることこそ、彼女の求めるパートナーとしての理想……らしい。
男だってそうだよな。できることならカッコよく仕事をしてる後姿を見て欲しい。「私のために仕事も故郷も全て捨ててずっと一緒にいて!」と言われるのが、必ずしも嬉しいわけではない。
「もちろん、弟君と一緒にいたくないわけじゃないのよ? いつかはポルカっていうところだって行ってみたい。でも、キミがそういう風に愛してくれるからこそ、私も出会う一瞬に燃え上がるほど愛しくなるし、こんな朝からだって……おっぱい揉まれても、お尻掴まれても……チンポを思うさまブチ込まれて、孕まされてもいいって思えるの」
「……めちゃくちゃ孕む気満々ですね」
「私はね、いい意味でも悪い意味でも、誰にも束縛されない。嫌いな奴となんて絶対に一緒にいたくないし、一緒にいたい相手なら誰にも遠慮なんてしないわ。相手の隣が満席だって引き下がってなんかやらないの。だから本当にソノ気になったら……例えキミが、他の家族にどれだけ眉をひそめられるような相手だとしても、好きなように甘えちゃうし気持ちいいこともしちゃう」
頬の上辺りに少し無理な姿勢でキスをして、ノールさんは囁く。
「苦労するわよ、弟君♪ キミのチンポは……気まぐれでしつこくて、いやらしくて意地悪なおねえちゃんの子宮に気に入られちゃったんだから♪」
「あのですねノールさん」
俺は、彼女のきわどい半透けの衣服を乱し、窓から差し込む砂漠の街の空の明るさに彼女の褐色の肌を晒しながら、鼻息でくすぐるような間合いで長い耳に囁き返す。
「タチの悪さを強調してるみたいですけど……どこから見てもご褒美しかないですよ、それ」
「そう……?」
「俺のチンポは自分で言うのもなんですが忙しいですからね。ノールさんが自分の距離感で、雌奴隷たちと一味違う愛し方をしてくれるのは楽しみでしかない」
「……うふふ、やっぱりキミはいい感じ♪」
ノールさんは酔ったように目を細め、俺の手にしたがって乱れきった衣服を脱ぎ捨てる。
「ノールちゃんったら、私やディアーネちゃんより先に妊娠はナシよ? 頑張り屋さんのディアーネちゃんにちゃんと譲るのよ?」
「そんなの精霊の思し召しだもの。私なんかよりずっと交尾しまくってるのに孕まないようなねぼすけ子宮になんて、遠慮するわけないじゃない……っ♪」
「んもう。アンディ君、手加減してね? ディアーネちゃん損しっぱなしなんだから」
「俺はただ目の前のおまんこで気持ちよくなるだけです」
ヒルダさんの訴えは……できれば配慮したいものだが、こればかりはどれだけ全力で子作りしても運次第としか言いようがない。
でも実際ノールさんって、その気になったらしれっと妊娠しちゃいそうな雰囲気はあるよね。特に苦労もせずオイシイとこだけさらう感じっていうか。
「まあ、ノールさんが二人に出遅れてヤキモキして、ポルカで精液漬け生活しようとしてくれるなら、それはそれで大歓迎ですけど」
「わ、私がそんなことしたら、せっかくキミも気に入ってる距離感が台無しになっちゃうじゃない」
「俺はあなたがどんな風に飛び込んできても応えますよ。ノールさんに得意の距離があるように、俺の得意なベタベタのインレンジでもてなすのも悪くないし」
「……ずるい誘惑。今すっごいエッチな気分なんだから、それもいいなって思っちゃうじゃない……♪」
ベッドの上で絡むのもいいが、見学者のグロリアさんに配慮して、窓辺に手をつかせて立ちバック。
母屋や精霊祭の準備をしているあたりからは離れているが、それでも腰から上は丸見えだ。いい位置にいる奴には一部始終覗かれてしまうかもしれない。
そんな大サービスの位置取りで、朝から丸裸で腰を打ち付けあい始める。
見られるかもしれない、と思いはしても互いに口に出さず、それを興奮の薪にする。そんなノリ重視なノールさんとの通じ合いが愛しい。
「わ、わっ……見られちゃわない?」
グロリアさんは慌てて何か対策すべきかと腰を浮かせるが、木戸を閉めるのはだいぶ手間だし、カーテンなんてものもない。
「大丈夫よ、ノールちゃんとアンディ君は中庭で堂々と睡眠姦しちゃったりもしてたんだから☆」
「え、えー……こんな大家族のいる実家で……?」
「二人ともホットよねー☆ ま、私もあえて誘われたら、家族みんなの前で首輪ひとつのすっぽんぽんで四つんばいになってもいいけど☆」
グロリアさんも引くような真似を本当にやっといてあれだけど、ヒルダさん、それは駄目です。
口には出さずに心の中だけでツッコミを入れつつ、体はノールさんとのセックスに没頭する。
ノールさんはディアーネさん姉妹の中でも割と長身で、足もすごく長い。
雌奴隷は小さめな体躯の娘が多いので、立ちバックをさせるときは若干俺が膝を曲げないと高さが安定しなかったりするんだけど、ノールさんに関しては、その引き締まりつつも大きなお尻に直立で挑めるどころか、若干ノールさんが足を広げ気味にしてようやく高さが合う。
見栄えのいい腰つきを心得ているのか、自然とクンッと上を向くお尻を両手で掴み、銀糸の髪の下で美しい曲線をみせる褐色の背中に身を寄せ、俺は体重を預けるようにしながら腰を大きくグラインドする。
「ん、ぅ、うんんっ、あんっ、強っ……すご、いぃっ……♪」
「久しぶりの義弟チンポは……おいしいですか?」
「ワイルドに、子宮口小突いてくれちゃって……♪ ますます惚れちゃう荒々しさ、よ♪」
「ノールさんのオマンコも、だいぶ涎まみれでしたけどね……!」
「しょ、食堂で弟君見たときからっ……下半身が交尾モードになってたんだもの……っ♪」
「うちの雌奴隷だってもう少し我慢が利きますよ。……雌奴隷よりもチンポに屈従してる義姉ってどうなんですか?」
「だってっ……だって、ずっと我慢してたんだもの……いると思わなかったのに、急にそこにいるんだものっ……! 体が先にチンポ大好きモードになっちゃうっ……♪」
「こんなに卑しい種汁乞いダンサーが義姉で恋人なんて、本当に幸せですよ」
「っっ……♪」
いつの間にやらサディスト化してしまった俺は、ノールさんに腰を振らせながら、ひたすら侮蔑に近い言葉で彼女を嬲り、そして肥大化する自尊心を満足させる。
それに応えるようにノールさんは腰のグラインドを強くし、俺のちんこにダイナミックな刺激を与え、まさに種汁乞いのダンスを激しく踊る。
そうしながら。
「恋……人っ……♪」
俺が何気なく口にした新しい言葉を、感じ入ったように繰り返す。
……そういえば、今まであくまで「お姉ちゃん」だったんだな、彼女の立場の取り方って。
そんなことをぼんやり考えながらも、頭の中は、膨れ上がった快楽を彼女の胎内に炸裂させたい欲求で灼熱していく。
最高の美女で、最高のダンサーで、最高にスケベな俺の義姉で、恋人。
たまにしか会えないけれど、その燃え上がる熱情と劣情は雌奴隷たちにも決して負けない、俺の子供を生んでくれる躍動美の女神。
そんな彼女の存在を肌で愛で、股間で味わい、目で、耳で、鼻で、舌で、感じ尽くし。
「孕めっ……!!」
「っっ……んぅぅぅぅっ……♪」
ぶびょっ、と半ば固形に近い濃密な白濁が尿道を駆け抜ける感触が走り、彼女の膣ヒダを膨らんだ亀頭がひときわ激しく押し分ける感覚を置き去りに、濁液がその膣内を暴れ溢れさせていく。
その量は例によって彼女の膣には到底収まりきらず、下腹部を押し広げ、いくらか膨らませるほどの勢いをみせて、やがて膣とちんこの隙間から勢いよく噴きこぼれていく。
朝とはいえ砂漠の夏。
汗だくの自分と彼女を今さら自覚しながら、快楽に灼かれ、どこか現実から遠くなった感覚が、再びここに戻ってくるのをゆったりと味わう。
「いやー……ヒネリ抜きにそのままエロ絵巻にしたいエロさだったわ……」
グロリアさんが唸る。
そのまま俺とノールさんは三回戦まで窓辺でポーズを変えながら続け、ようやくノールさんの気が済んだ気配になったので、改めて街に出る支度をしている。
昼にはまだ早い。それまでに一箇所や二箇所、観光するのにちょうどいい感じ。
「ちょっとイカ臭くなっちゃってるかしら。行き道に近くのオアシスにでも寄る?」
「あら、いいわねえ☆ グロリアちゃんもタルクのオアシス文化、見たいでしょ?」
「あー、なんだかすごいらしいわねえ。っていうかあたしらだけでいいの? なんだか歯止めがゼロなんだけど平気かしら」
何の歯止めだかは明言しなかったものの、グロリアさんがふんわりと懸念するのもわかる。エロ業界人を自認するグロリアさんがツッコミに回らざるを得ない勢いでこの姉妹はエロい。そしてタルク文化も。
……そして、俺はそんな様子に苦笑しながらふと窓の外を見て……びっくりした。
「はいっ! はいっ! もういちまい!」
「高くいくよ! ほい、ほいっ!」
「ラスト! ……お見事!」
何故か庭の真ん中で、3方向から皿を投げつけられたルナがそれを見事に空中キャッチ、両手と肘内、肩、尻尾、片足で支えてカカシ立ち。
なにやら芸に完全成功したらしく、周囲から大いに拍手を寄せられている。
「いけるいける! 本番これでいこう!」
「やるねー。猫獣人とは言ってもこれだけ運動神経いい子は滅多にいないよー」
「ん。修羅場くぐったし」
投げてたのはなんか見覚えのあるダークエルフ女性たち。
「あらー。なんか意気投合してるわねえ☆」
「ミラとシーマ、ルキノね。前回はあの変なエルフの女の子とつるんでた気がしたけど、あの猫の子気に入ったのかしら」
そういえば朝食の席には出てこなかったから、ルナのことは忘れてたな……。
どうもルナはこの家に妙に馴染んでるっぽく、前回来た時もいきなり変な所で日向ぼっこしてたりしたな。
意外とカルロスさんちの面々と相性がいいんだろうか。
「あ、アンディ」
そしてルナがこっちに気がつき、皿を重ねてその辺に置き捨てつつ走ってくる。
それに釣られるように彼女の相手をしていた三姉妹も。
「おはよーヒルダ姉さん、ノール姉さん」
「どっか行くの? 遊ぶの?」
「ねえ、ナリス来てないの? 次いつ来るの?」
屈託なくこっちに絡んできた。
「これからアンディ君連れて、タルク観光でも……と思ってるんだけど」
「あなたたちも来る?」
ヒルダさんとノールさんは、窓から見下ろしながら彼女たちを誘う。
「行くー!」
「観光なら任せて!」
「前回の反省から地元の名所をさらいなおしたもんね」
歯止めを探してたことだし、ちょうどいい、のかな?
(続く)
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