「朝の儀式」を終える頃になって、大あくびをしながらグロリアさんが部屋を訪れた。
「おあよう〜……あ」
部屋の中を覗き込む。
本日の俺は端から端まで立ちバックで「儀式」中。最初は下だけ脱いだ彼女たちにぬっぷりと挿入するだけだったのだが、いつもより受け身な面子が多く、それぞれ回りながら入れている途中で気分がノッてきたので、ちんこを奥まで突っ込んだまま上の服まで手ずから脱がす遊びをやっている最中だった。
というか、五人目くらいまで突っ込んだところで思いついたので、順番が早かったせいで脱がされていない娘たちが「バランスが悪い」と訴え、俺もそう思ったので改めて二周目に入っている途中。
今フェンネル脱がしてる最中で、あと脱がしてないのはネイアとルナ。全員素っ裸にするような遊びをしているといつものことだが、かえって脱がされていない娘たちの方がもじもじと恥ずかしそうな様子で待っているのが趣深い。
その他のアンゼロス、オーロラ、ヒルダさん、ライラ、マイア、エマは、足元に俺が脱がし散らかした服をそのままに、現在の行為当事者を見物中。
アイリーナは今さっきようやく起きてきたが、さっきの起き抜けエッチはカウント外として、最後にまたちんこ突っ込もうと思っていた。
平然とした裸の女たちに囲まれているという状況は実にいつもの俺だった。
で、それを見たグロリアさんの反応。
「……朝からプレイ中? それとも昨日の夜から?」
「朝からってことでいいんじゃないかな。起きたのは今さっきだから」
「窓開いてるけど平気なの?」
「あー……まあ、こっち側の塀は高いし」
一応部外者に見られたことで少し恥ずかしそうな顔をしつつも、脱がされるがままに俺の手に委ねているフェンネル。その手を止めぬままに、グロリアさんと受け答えをする俺。
「……で、それってあたしも参加しろって言われたりしないよね?」
「まあ飛び入りは歓迎……」
と、言おうとしたところで、、ヒルダさん(既にフルヌード)が遮った。
「ごめんなさいねー♪ これってば雌奴隷特権だから、それ以外の人の参加は時間を改めて欲しいの☆」
「え、そうなんですか」
俺の気に召すまま……と言うのかと思ってたら。
と、そこにアイリーナ(さっき犯したままなので、もちろんフルヌードで股から精液垂れ流し)が立ち上がり、華奢な腕を組みながら加勢する。
「わらわたち雌奴隷は基本、スマイソン殿のヤりたいという希望に沿うのが勤めじゃが、こればかりは趣旨があるでのう。『主人のチンポで朝から雌奴隷としての自覚を促してもらう』という儀式であるゆえ、きっちり終わってから改めてねだるとよい」
「あ、いや、あたしとしてはそこまで飢えてないんだけどね? ……っていうかあんたたち、そんなにセックス飢えてるの?」
見回しながら言うグロリアさんに、それぞれのタイミングで頷く雌奴隷たち。
「んー、僕は……できれば丸一日監禁されてしつこく犯されるのもアリかなあ……ってずっと思ってるし」
「アンディさんは毎日犯すと言ってらっしゃるのに、実際はおとなしく待っていたら三日も四日も待たされるのが常ですもの」
「先生的には話しかけるのとおちんぽ突っ込むの、同じくらい気軽にヤッてくれるといいなーって☆」
アンゼロスとオーロラ、ヒルダさんの意見は「もっと頻繁に、もっとしつこく」。うん。ごめん、雌奴隷って字面から見受けられるほどのセックス三昧振りではないよね。
俺から見るとことあるごとに淫液まみれになってる気もするけど、雌奴隷側からすると人数割りだし。
「最近、アンディって、ずっとガントレットの連中に先に独占されがちだったから」
「元気な彼女たちに回っていた分の余力を、私たちに回して貰えるなら嬉しいですよね」
ルナとネイア、まだ下半身しか脱いでない組が頷きあう。
君ら、どっちかというと変態性というか普段からの欲求強いほうじゃない印象あるけど、まあ冷静に考えたらそうでもないよね。雌奴隷の境遇に納得しちゃってるわけだし。
どんどんいやらしいことをするべきなのか。
「ほ、我らは竜ぞ。飼い主と戯れるのが億劫なはずがなかろう」
「アンディ様がいいなら普段からチンポケースに使ってくれてもいいし」
「わ、私はまだ経験も浅いので、できる限りあらゆる形でお役に立てるようになりたいのです」
ドラゴンたちもそれぞれの形で淫蕩三昧を推進してくれる。彼女たちにしてみれば、俺が寝食忘れて犯し続けても大した負担ではないのだろう。
「アイリーナ様と……ええと、フェンネルさんも?」
「無論、満足しておるかと問われれば否じゃな。せっかく雌奴隷などと卑しき名を受け入れたのじゃ。とことん卑しく扱ってもらわぬと帳尻が合わぬ」
「んッ……私、はっ……いつもは、ポルカで、おチンポを期待して待っている、だけの、身ですからっ……♪ せっかく、おチンポのための要員として、同行させていただいているなら……っ♪ 空いた時間は、いつでも、そのように、扱って、いただきたくて……っ♪」
フェンネルはチンポを奥深く突き立てられたままなので、身じろぎをして喘ぎつつも「その気」全開のコメントをしてくれる。
っていうか、フェンネルって普段は清楚で常識的な雰囲気の子なんだけど、ことエッチ関係になると引く気配が完全にないよなあ。
普段はそれなりに自分の生活を大事にしつつ、俺の欲望には全て応えてくれる子、っていうのは、今や女の子全員と四六時中一緒にいる……ってわけにはなかなかいかない俺としては理想形だ。
勝手な男に都合よすぎるきらいはあるけど、依存も過ぎると「媚び」から個性がなくなってしまいかねない。それはつまらないし、そういうメンタルは周囲と軋轢を生みかねないものでもあるからなあ。
そういう意味では北方エルフたちの距離感は本当にありがたい。
もしかしたら彼女たちの見た目にそぐわぬ年の功が、その距離感を作ってくれているのかもしれないな、とちょっと思う。
いや、そうは言っても、ハーフエルフの子たちの前のめりな愛情も心地いいんだけどね。
「はー……本当に、これだけの女をチンポ一本でちゃんと調教できてるんだねえ」
「調教とか言うな」
「あ、気に障った?」
なんで全くフェイザーと関係ない人にまで調教師呼ばわりされるのだ、と若干ナーバスになってしまった。
フェンネルを脱がし終わったのでゆっくりチンポを抜き、ルナのお尻に持ち替える。
愛液まみれのちんこがフェンネルの膣からルナの膣に移動する間、ただの見物者であるグロリアさんの目に晒されるのが、何故かちょっとだけ恥ずかしかったが、そんなことを言ったらここにいるほとんどの娘は首輪一丁の素っ裸だった。
「しかしよく喧嘩にならないねえ、そんなにみんなでチンポに飢えてるのに」
「それでスマイソン殿を不快にしては元も子もないからのう」
「……あとセレン怖い」
アイリーナに続いたルナの一言に、雌奴隷たちは「あー……」と納得した空気。
そうなんだよね。元々はセレンがハーレム歓迎というか、最初から自分たちは二番目三番目でもいいからっていう感じで多人数を許容したからこうなったんだよね。あとディアーネさんやライラもそれ系価値観が強かったってのもあるけど。
今や総元締めのセレンがその空気を維持しようと、硬軟取り混ぜたあの手この手で雌奴隷たちを統率しているから、うちの雌奴隷たちはこんなにイカレた状況でも秩序を失わないのだろう。
「……っていうかさ、よく考えたらセレンが間接的に僕たちの調教してるようなものかもね……」
「ね、ねえ、セレンって何?」
アンゼロスの気まずげな一言に、我慢できずグロリアさんが疑問をぶつける。
まあ隠すことでもないんだけど、本人のいないところで語ると彼女も彼女で得体の知れない印象になるよね。
昼を過ぎた頃になり、バスター卿がまた屋敷にやってきた。
「あー、またネイアを借りたいんだが……」
「女王の話し相手ですか?」
「ああ。特にカールウィンの顛末に関しては俺やリスターたちの説明じゃ不足なところもあったからな……大筋は憶測も交えて話してあるんだが、当事者であるネイアの話をもっとよく聞きたいらしい。……んだが、余計なことまで話題に乗せているのがどうもな」
「?」
コホン、とバスター卿は咳払いをして、人目を気にするように周囲を見渡す。と言っても今は同じ部屋に俺だけしかいない。
昨日みたいに気まずい遭遇なんかしても困るので、今回は来客の知らせからすぐに女の子たちを別室に下げてある。
バスター卿は指を立てて呪文を短く唱える。少し周囲から聞こえる音の感じが変わったので、簡易的な音声結界でも張ったか。
そして俺に小声で言う。
「大きな声じゃ言えないが……まあその、盗聴魔法でな。……女王の私室で人払いをして、ネイアと女王の二人で話していたんだが、どうも冒険譚の端々で、お前があちこちで非常識な乱痴気したのまで全部話してるみたいなんだ」
「…………」
「女王もあれで年頃だからな……友達同士の気楽さか、そういう話題には食いつきが良くてな。はっきり言って半分くらいそういう話ばかりしている状態で、俺としては非常にその……お前ウチのテテスに手をつけたばかりか女王にまで悪影響及ぼす気か俺に恨みでもあるのか」
「い、いやそんなことないですって!」
「ならネイアに釘刺しとけ。いや、俺がそう言ってたって言うと、ほら、盗聴してたってカドが立つから、それとなく、でもはっきりとだな?」
「そりゃ言っておきますけど、そもそも悪影響とか以前に、女王様も年頃ならちゃんとしたそっちの教養も教えるべきでは!」
「お前な! 初恋の女そっくりに育った娘(しかもやたら懐いてる)にいい年したおっさんが性教育なんてどこから見ても大間違いだろうが!」
「特に誰も問題視してないですよね確か」
「いい加減にしろよ!? もし思う壺に嵌ったら初恋の女を義母と呼ぶ羽目になるんだぞ!? 俺より六つも年下なんだぞ先代!」
「確かにちょっと気まずい。……でも、エルフと恋愛するのに比べたら、そのくらいの世代のミスマッチは大したことではないんでは」
「お前はそれでいいかも知れんが俺は真っ当な人間社会の常識に生きてるんだ」
「でも誰も問題視してないんですよね確か」
「畜生! 確かに女王は可愛いさ! だがお前、俺はな、赤ん坊の頃から見てるんだぞ!? 自分で育てたも同然で、しかも思った以上に綺麗に育ってくれた娘をお前、オヤジ趣味の変人女ってミソつけていいと思うか!? 三十年も先に死ぬのに無責任に受け入れられるか!? ここまできたらちゃんとした男と結婚させてやりたいだろうが!」
「あの、俺に熱弁する内容じゃないですよね、いろんな意味で」
残念ながら、相手の経歴にミソつけたり、相手より先に死ぬという点に関しては、俺はもはや完全に度外視している。
いや、それが大事な人生もあるという価値観の相違はわかるが、共感しろと言われてもちょっとできない。
好き同士が同じ時代にいるのだから、ままならぬことはさておいても、その時間をできる限り共有するのが「生きる」ということなのではないか、という考えに達しているわけで。
「……そうだな……」
バスター卿は色々と複雑な顔をした後、小さくため息をつく。
「なんかお前を見てるとあれだな、リスターが若いのに細かい関節技とか教えてる横でアネットが暴れてるの見る気分になるな」
「……なんかすんません」
自分がスケールのでかい価値観にたどり着いたからって、そうでない人の悩みが無価値というわけではないよね。
でも多分、バスター卿のそれは無駄な抵抗だと思う。
(続く)
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