正直なところ、最初からかすかな違和感はあった。
あったのだけど、それは違和感のまま、これといって言葉にならずにそのまま進んでしまった。
「パパ……っ、や、それ、やめっ……!」
ベアトリスが俺のいやらしい手つきに身もだえしながら、どこか弱々しい声で抵抗する。
肌を這い回る手はタブーなどなく、気まぐれにそのささやかな胸も引き締まった腰も、筋肉に締まって深みの薄いヘソも、そしてこの場では珍しく陰毛の茂った恥部も、思うさまに弄り回す。
彼女のか弱い「娘」ぶりに強く興奮しているちんこも、ベアトリスの尻に押し当て、まるでその肌でオナニーをするかのようにモゾモゾとこすり付け続けている。
それらの明確な性的蹂躙行為を、しかしベアトリスは拒まなかった。
「いいだろ、ベアトリス……パパの種でたっぷり孕むのは最高の親孝行ってものだ」
「っっ……そんなっ……自分と同じ種で、そのまた子供までっ……」
「そうだ。お前は俺のザーメンで生まれて……俺のザーメンで孕むんだ。お前の人生に絡むザーメンは、全部俺のザーメンだ」
「そんなっ……」
「他の男になんかやらない……生まれた時からお前は俺のチンポ専用なんだ」
「っっ……さ、最低っ……」
「そう言いながら随分ココは熱いじゃないか」
それこそ、安っぽいエロ絵巻によくいる、脂っこい竿役のおっさんみたいなことを口走りつつ、ベアトリスの陰部を執拗に責め立てる。
表からは指、裏からはちんこ。
体の前後から胎内を狙っていることを主張して、ベアトリスにねちねちとセックスを想起させ、欲情を煽っていく。
「それ、は……だって、そんなに……パパのソレが、腫れ上がってたら……前に入れられた時のこと、思い出さないなんて無理……っ」
「ベアトリスの胎はとっても気持ちよかったからなぁ……」
チュクチュクとかき回しながら、俺は何度もちんこを動かす。尻の下からポロンと股の下に出し、太股にひたひたと当てながら、時々前立腺に力を込めて陰唇の下を亀頭の上面で叩く。
その軽い衝撃に、ベアトリスは唇を噛むようにして耐える。
「や、やめっ……やめてっ……それ、されるとっ……パパが奥までブチ込んだ衝撃、思い出しちゃうっ……♪」
「ああ、俺もベアトリスの膣で暴れた快感を思い出してるよ……ほら、ほらっ」
「いや、あああっ、やめっ……ペチペチしないでっ……!」
途中で演技もできなくなって逃れることも想定していたが、意外とベアトリスはノリノリで粘る。
それどころか、俺をパパと呼ぶことを一度も崩していない。ノリでいじくり始めたものの、簡単に放り出すと思っていた俺は、感心しながらベアトリスにちんこを打ち付ける行動を繰り返す。
そのうち陰唇の感触から期待が高まり、自分のちんこからも先走りがトロトロと溢れ始めたのを確認して、俺はいよいよとばかりにベアトリスの腰前からちんこの先を引きつけ、押し込む体勢を作る。
「っ……ま、まさかっ……入れる、の……?」
「こんなにヌルヌルだからな。入れないと収まらないだろ」
「……う、ん」
小さく唾を飲む音が聞こえる。
ベアトリスの愛液、俺の先走り。
どちらもたっぷりと量がある。
多分俺は先走りの量でさえ、普通の男が一回に放つ射精量に匹敵するくらいはある。
それがちんこを涎めいて覆い、ぬちぬちと広げた大陰唇の内側で自己主張する。
俺は仕上げとばかりにベアトリスの秘部からヘソまでの間をシュッと指でさすり、ベアトリスの耳元で冗談めかして小さくささやく。
「ばんっ」
「……っっ……な、なん……何で焦らすのっ……」
「奥まで一気に突っ込まれるの、想像した?」
「…………」
「よーく想像して……子宮が欲しくなったらそう言えよ。淫乱娘」
「……い、淫乱って……わ、私をネイアなんかと一緒にしないでよ、パパっ……」
ベアトリスの中では淫乱というとネイアなのだろうか。
それでも最後にパパと添えるのは忘れないベアトリス。そのおかげでネイアと競争して種付けして欲しがっている娘みたいに思えて、なおさら愛おしくなる。
ちなみにネイアは少し困ったように微笑みながらも否定はしない。後付けでも他に負けない雌奴隷であろうという意欲が、ある意味マゾヒズムに繋がっているのだろう。
大陰唇を分け入り、小陰唇と鈴口をキスさせながら、俺は僅かに腰の動きで貫通を予感させつつ、指と声でその一撃を想像させ続ける行為を繰り返す。
「ばん。……ばーんっ。……ほら、ベアトリス……ばーんっ」
「や、やめっ……やめてよっ……なんかホントに、変なのが奥に湧いてきてっ……」
「入れてくださいって言わないと……ベアトリスの子宮と、パパのおちんちん使って遊んでくださいって言わないと、続きはしないぞ」
「……変態パパ」
「…………」
少しふて腐れたように呟いたベアトリスがなんか殺人的にかわいい。ベアトリスの膣口に半分だけ埋まったちんこがまたビクリと反応してしまった。
「やりますね、ベアトリス……」
「うむ、親子の概念が希薄という話だったはずだが……」
外野でテテスとアルメイダが感心している。
そして、ベアトリスは俯きながら小声で。
「……変態パパのおちんちんで、私の子宮と遊んでください……」
「あ、ああ……」
「私のおなかにパパの子種汁、いっぱい……いっぱい、飲ませて……っ」
「……!!」
消え入りそうな声で言ったその言葉に、俺のテンションは最大限まで上がる。
ベアトリスの体を羽交い絞めるように掴み、陰唇を広げる指の間から中指を伸ばしてちんこの行き先を軽く支え、そして……勢いをつけて、ぐぷちゅっ、とベアトリスの膣を一気に押し貫く。
「!!!」
「くぅっ……!!」
ベアトリスを焦らしに焦らし、自らも期待に期待を重ねて、満を持して遂げた交合は……脳髄が痺れるような快楽を一息に心の臓に伝え、全身に打ち広げる。
やはり、ベアトリスの膣は名器だ。アイリーナのような俺専用の魔性ではなく、これはきっともっと明白に、男のちんこを悦ばせる特徴を持つ名器。
膣を走り抜けた衝撃的な快楽の余韻覚めやらぬまま、俺は震えて吸い付くベアトリスの膣をズルルルッと引き抜き、ギリギリ抜けかかったところから、また全力で子宮めがけて打ち込み、貪る。
「はがっ……♪」
「っ……お、おおっ……」
そして、その濃密な快感が薄れぬうちに。
愛を求めてむずかる子宮を、ベアトリスの言う通り、ちんこであやしてやると念じながら……俺は速度を上げ、ベアトリスを両腕でガッチリと抱き締めて逃さぬようにしながら、全力で犯しぬく。
「か、あ、ああ、……あう、あ、ああああっ♪」
「はあっ……は、はあっ……ベアトリスっ……ベアトリス、ベアトリスっ……孕め、孕め、孕めっ!」
「……は、孕む、孕む、パパッ……パパの子、孕むっ……子作り、しちゃってるっ……♪」
ぱぢゅっ、ぱぢゅっ、ぱぢゅっ……と激しく水音と打音の中間の音が響く。
濃密な親子姦。熱烈な生殖。
それを本能から実感しながら、ベアトリスの身体にひたすらちんこを刻みつけ、馴染ませる。
やがて、俺は獣のように叫びながら、ベアトリスの中で射精欲を爆破する。
「おああああああああっ!! ……は、はあ、はあっ……!!」
「ひうううーーっ……♪」
しまいにはマットの上に押し倒し、小さな身体を包み、腰だけ突き上げさせた状態で杭打ちをするようなセックスになってしまっていた。
そして、俺もベアトリスも大満足の快楽を貪りきって、ちんこを引き抜き……もちろん、その膣内には収まりきらず、抜いてベアトリスの膣が収縮すると同時にブピュッと噴出すほどの白濁が溜め込まれていて。
「……そういえば……おいテテス」
「え、あっ……な、なんです?」
「なんで当然みたいにベアトリスをこのプレイに混ぜたんだ。……よく考えたら駄目じゃねーかそれ!」
「え、何でですか?」
「ベアトリスは別に雌奴隷とかじゃないし、セックスしたのも手を生やす時に必要があってやっただけだって!」
違和感の正体はそれだ。
なんで忘れてたのか……というと普通に言われるままにベアトリスが乗ってきたからとしか言えない。
ベアトリスとしてもエロ絵巻を興味津々で読んでしまった手前、場の空気もあって逃げられなかったのだろうし。
「んー……ま、いいじゃないですか、ほら、そんなに不満なさそうですし。孕む孕むって吠えちゃってましたし」
「ネイアはいいけどベアトリスは違うんだってば!」
ちんこからポタポタと精液を垂らしながら抗議していると、それをいそいそとアンゼロスが跪いてしゃぶりつく。軽く頭を撫でると、それだけで嬉しそうに鼻を鳴らした。
そしてベアトリスは膝を滑らせてズルリと身体を伸ばしつつ、ぼんやりした口調で。
「……これ……終わり……?」
と小さく呟く。
テテスは指を立てながらにっこりと補足。
「いえいえ。ライラさんとの擬似親子丼残ってますよー」
「……は、ハードねっ……」
ぐぐぐぐ、と体を起こす。ぐちょべちょのお尻周りは未だに精液噴出が止まっていない。プチャッと音がした。
……っていうか続けるんだ。
「ね? やる気あるみたいですし。避妊だったらヒルダ先生いますし」
「……お前な。……今夜はいいけど次からは配慮しろよ」
「はーい」
「ほ。そう気にすることはないと思うがのう」
ライラは身を起こしたベアトリスの身体を抱き止め、巻き込むように仰向けで転がり、股を開く。
抱き合っての二枚重ねという体勢だ。
「ほ。次は我をママと呼ぶのじゃぞ」
「……ま、ママ」
「ほほほ。素直なのは感心じゃ」
黒髪の元勇者と黒の竜。
二つの尻が改めて俺の前に捧げられる。
(続く)
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