目に映るのは針葉樹の濃い緑と、空の青、雲の白。
 一面に立ち込める湯気の香りと、青々とした草や木々の匂い。
 全身の肌をたゆたっていく温泉の心地良い熱。
 そして耳を楽しませるのは。
「はぅ、ん、ぁ、んんっ……く、ふぅっ……♪」
 後ろに手をつき、やや仰け反り気味に温泉の浅い場所に腰掛けた俺の上で、しっかりと肌を合わせたまま腰を振り続けるナリスの吐息。
 口では距離を置いているようなことを言うのに、いざこうなると誰よりもべったりと抱きついて、熱々のセックスをしようとするのがナリスの面白いところだ。
 セックスを他人に見られるのはある程度割り切っていても、嬌声を上げるのは恥ずかしいのか、押し殺したように小さく喘ぐだけ。それはそれで逆にいやらしいけれど。
「お前とのエッチも……結構、久しぶりだなっ……」
「そんなでもっ……ない、ですけどっ……ふぅんっ……ん、ふっ……♪」
「本当は……テテスたちみたいに、毎日でも、ヤリたいんじゃないか……?」
「馬鹿言わんでくださいっ……女がみんなアンタのチンポに負けっぱなしの子宮脳だと思わないでくださいよっ……!」
「その割には随分熱心だな……」
「ヤルからにはっ……ん、んふぅっ……き、気持ちのよくないえっちしても……しょうがないじゃっ……ないですかっ……」
「まるで仕方なくセックスすることになったみたいに言うな。お前、自分でついてきたんじゃないか」
「そりゃそう、ですけどっ……もうっ、チンポ突っ込んでから意地悪言わないでくださいよっ」
「ナリスちゃん、ご主人様はチンポ入れてる時が一番サドだよ?」
「わかってるけどっ!」
 わかってるのか。いや、そんな即答で「エロの時だけゲスオヤジ」みたいに言われるとそれはそれで悩むところだけど。
「じゃあっ……お前的には、どれくらいの頻度でセックスしたいんだよっ……!」
「ど、どーせスマイソン十人長はっ……すぐ変な冒険始めて、予定なんてうやむやじゃないですかっ……!」
「今後はエロに重点を置くことにしたんだよっ……一応」
 まあ退役の手続きもあるし、ドラゴンライダーとして果たすべき役目もある。実際に雌奴隷たちが望むように日がなセックスして暮らすような生活はなかなか続かないと思うけど。
 ナリスは俺の肩に顎をくっつけるようにして、腰をやや遅めに振りながらも少しの間悩んでいたが。
「……み、三日に一度……くらいかな……? お、大まけにまけて二日に一度くらいなら」
「……えー。なんでまけて回数が増えてんの?」
 ナリスの意外と欲張った要求にテテスのツッコミが入る。
「わ、私的には頻繁な方が不本意だしっ!」
「心配しなくても、今のご主人様ならチンポ乾く暇もないくらい相手いるよ? ナリスちゃんをあえて呼びつけてエッチしまくったりしないと思うけどなー」
「うぐ」
「そう言うなよテテス。俺はナリスのマンコに出すのも気に入ってるぞ」
「なんかおかしな気に入り方しないでください!」
「……じゃあナリスのマンコに出すのはつまらないって言えばいいのか」
「嫌な二択を!」
 チンポ入れて腰を振りながらこんな言い合いになるのはナリスくらいだ。
「……わ、わかってますけどっ……そりゃシャロン騎士長みたいにおっぱいでっかくないしっ……なんかアイリーナさんの方が気持ちよさげだし、私とそんな頻繁にする意味ないですけどっ……!」
「ばーか」
 ナリスの耳に囁く。
「一人極上がいれば満足するような俺だったら、こんなに雌奴隷作ってないっての」
「っっ……さ、さいあくだこのひとっ……っ」
「お前がヤリたいんなら、たくさんヤッてやる。毎日でもいい」
「だ、だから私ゃ二日に一度くらいってっ……んぅぅっ♪」
 ナリスを抱き締めてキスしながら、下から波打つようにブリッジして腰を打ち上げる。
 ナリスはそれを受けて、今まで地面を噛んでいた足を滑らせ、なすがままになる。
「ほ。全く、どの雌奴隷にも毎日犯すと言いながら果たせておらんくせに」
「ですよねー」
「嘘をつくなとは言わんが、努力して欲しいものじゃな」
 ライラやテテス、アイリーナのブーイングが聞こえるが無視。というか努力してるよ。今まさに。
そして、ナリスと溶け合うように絡み合いつつ、腰を振りたてて……その奥底にちんこを突き立てて、射精。
「ん、んんーっ……ん、ふんんっ……♪」
「っく……は、ああっ……ナリス……」
「ふあ、あっ……ほっ……ホントに毎日襲ったりしないでくださいよ?」
「わかってる。二日にいっぺんな」
「…………」
 顔を赤くしてプイと目を逸らすナリス。
「もうそれほぼ雌奴隷だよね?」
「そ、そんなことないやいっ!」
「見解の難しいところよね」
「普通の雌奴隷の子も毎日はえっちできてないよね」
 セボリーやオレガノもナリスいじりに加わる。
 俺は射精の余韻を残しつつ空を見上げ、大きく息をつく。

 そして、(のぼせかけてたので)温泉から上がって、テテスのお尻を犯す。
「ふあっ、あ、あああっ、ぐ、あぅっ♪」
「…………」
 嬌声を上げるテテス。ベアトリスに見せ付けるように見やすい角度でお尻を突き出し、チンポを堪能していると言いたげにその声は大きい。
 それに対してベアトリスは半ば圧倒されるように目が離せない。
「あっ……あんな……お尻で、やるもんなの……?」
「ほ。まあ、少々上級者向けじゃがの」
「私たち以外にも、アンゼロスとかセレンはしてる。それとヒルダも」
 ドラゴン二匹がベアトリスの疑問に答え、ベアトリスは自分の下腹部をチラチラと見てテテスの嬌態と見比べる。
「……やっぱり、外って変……」
「まあ……外とか内とかいう問題じゃないと思うけれど」
 ベアトリスの呟きにネイアが困り笑い。
「……アンタも、ああいうの……求められたらやるの?」
「ええ」
「……即答……」
「あ、いえ、私は……ええと、そちらの方が道義的に正しかったというか」
 ネイアが自身の妙な性の遍歴を明かしかけているのを聞きながら、俺はテテスの尻穴を存分に楽しみ、テテスも俺のちんこを尻でたっぷり味わって……そして、精液をその腸内に吐き散らす。
「んはあああっ♪」
「お、おっ……っく、テテス、締め過ぎ……」
「だ、だってっ……ご主人様のお尻掘り、ステキ、過ぎてぇっ……♪」
 綺麗に磨いた岩の上にくったりと這いながら、テテスは恍惚とした顔をする。
 ちんこを引っこ抜かれた尻穴はまだぱっくりと開き、彼女のぬめる内臓を外気に晒す。
 俺はその穴を見てまた興奮し、再びちんこをにゅぷりと突っ込んで二回戦を始める。
「はぁぁっ……ま、またぁっ……♪」
「もう一度な」
「ま、前も犯して欲しいのにっ……♪」
「それはあとで」
 好きな相手を好きなように、好きな回数。それもまた、雌奴隷たちのご主人様特権だ。

(続く)

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