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なんとかカルロスさんに納得してもらい、逮捕は勘弁してもらって離れに戻る。
「ベッカーも行くことだし、我々もそろそろ発たなくてはな」
「ですね」
このタルクは居心地がいい(特に水浴びオアシス)が、ここにいつまでも逗留しているわけにも行かない。というかヒルダさんと会ったのはHするためじゃなくてポルカに向かう時のためだ。
「ライラ、地図を渡す。飛行計画を作っておいてくれ」
ディアーネさんがセレスタ全図とトロットの地図を渡す。ライラは変な顔をした。
「そんなもの適当に勘で飛べばよい」
「現状トロットはセレスタの属国とはいえ、我々は他国人だからな。あとあと面倒を起こさないために、トロット軍団司令部のあるトロットの王都には寄って貰わなくてはならん」
「面倒じゃのう」
「それにお前の翼でも日はまたぐだろうし、途中で野営するくらいならどこかの街で宿を取る方がいいだろう。あと、ルート上の町の位置を知っていれば、幻影をかけるべきタイミングも掴める」
「むむ」
確かに俺たち今まで行き当たりばったりで適当に進み過ぎって気もする。ディアーネさんの考え方は実に合理的だった。
「それとアンゼロス、セレン、私についてきてくれ。旅の荷物の買い足しをする」
「わかりました」
「はいはーい」
手持ち無沙汰の俺とジャンヌとオーロラ。
「……どうしてようか」
「酒でも飲むだか?」
「却下」
「観光でもいたしましょうか」
「それも今さらだ」
よく考えるとそれぞれ別の意味で世間知らずのジャンヌとオーロラ、そして足の駄目な俺は、事ここに至ってやれることなどほとんどない。
「じゃあー……そうね、水浴びでもしましょ♪」
横から出てきたヒルダさんに変な形で仕切られる。
「……俺は嬉しいんですが、いいのかなあ」
「まっ」
「十人長ー……本当スケベだなや」
オーロラとジャンヌ、ちょっとジト目。
この二人は屋内水浴び場で済ませていたはずだが、俺と特務百人長が他の水浴びしてる女の子ガン見してたという事実は、どこからか漏れているらしい。
「い、いいじゃんか、ここの風習なんだからっ!」
「いけないとは申しませんが」
「まあ十人長だからなぁ」
「……じ、じゃあディアーネさんたちが戻ってくるまでぼんやりしてるか?」
どっちでもいいんだけど。
「いえ、よろしいですわ。水浴びに参りましょう。……要はわたくしたちが負けなければよいのです」
「だな」
「だから何故いちいち戦いに持っていく」
そして。
結局水浴びに来ている俺とオーロラとジャンヌ。あとヒルダさん。
「……気持ちいいだなー」
「ま、まあな」
雲ひとつない、抜けるような青い空。
白い砂と、キラキラ光る水。
乾いた風に揺れるヤシの木。
遠く南には緩やかな山脈。
そして北には広大無辺のラッセル砂漠。岩山がポチポチ。
そんなオアシスで、人目を気にせず水浴びを続けるオーガやダークエルフの女の子、時々人間など異種族。堂々と裸を晒している女の子は大体が地元の住民で、他の土地出身の種族はほぼ全員が男ばかり。
というわかりやすい光景だった。遠景的には。
「ん、んふっ……ちょっとドキドキするだ」
「ちょっとどころで済むのかオイ……」
俺のそばには、ここではいろんな意味でミスマッチな二人の異種族、ドワーフとエルフの女の子。
二人とも初々しく胸を隠したりしているのがちょっとイイ。
位置的には俺と背中合わせに座っているオーロラと、隣でごろにゃんと甘えているヒルダさん。
そして、膝の上に座っているジャンヌ。
遠目から見たら幼い子供か妹を膝に乗せている図に見えなくもないかもしれない。実際そんなオーガのパパさんを見たことがある。
が、ジャンヌはしっかりと俺のちんこを、水面の下でくわえ込んでいた。
「ここ確かエッチは禁止でしたよね、ヒルダさん」
「まーねー。見つかったら怒られちゃうわね」
「罰金とかは?」
「んー、取られたっていうのは聞いた事ないわね。でもエッチ以外のスキンシップは見逃しOKだし、夕方とかにはたまにいるわよ、ホントにしちゃってるカップル」
「……超真っ昼間です……」
「大丈夫大丈夫、アタシ童顔だで、よっぽどでない限り入れてるなんて思うわけないだよ♪」
童顔どころか全体的にパーフェクトに幼いんだけど。
それでもジャンヌは小さな肩を震わせ、薄い腰を地味にぐりぐりと回して俺のちんこを刺激する。激しいピストンは波が立ってしまうのでナシだが、それでなくてもジャンヌの肉穴は締め付けがきつくて、ちょっとした動きで充分な刺激になった。
「気持ちいい……だな……っ♪」
「や、やばい……出そう」
「遠慮なく出すだよ……♪」
きゅきゅっと締めて、ジャンヌは俺の顔を肩越しに引っ張ってキスしながら俺の快感にトドメを刺す。
「っぐ……!」
キスしながら、ジャンヌの小さな膣にドプドプと射精。
例の魔法がまだ効果時間内なので、見た感じにもだんだんと下腹部が膨らんでいって冷や汗だ。
「お、おい……バレちゃうんじゃないか……?」
「ふふ……っ、ステキだな……アタシが子宮一杯に子種ぶち込まれて妊娠させられてるとこ、みんなみんな、お天道様にもダークエルフ女たちにも、あっちのオーガのおっちゃんにも見物されてるだな……♪」
「う、うん」
「はああ……っ♪」
膨らんだ下腹部を撫でながら、うっとりと幸せそうに蕩けた顔で俺にちゅっちゅっとキスを繰り返すジャンヌ。
ライラ直系のド変態としてもう露出まで含めて出来上がってしまっているっぽい。
「十人長ーっ……十人長、今妊娠してるだよ? アタシのミニまんこ、今十人長のちんぽでゴクゴク妊娠してるだよ? 気持ちいいだか? もっともっとガスガス孕ませるだよ……♪」
「…………」
肩の後ろで、オーロラがジャンヌの幸せそうなぶっ壊れエロ発言を聞いてフルフルと肩を震わせている。
「オーロラ?」
「……ふ、不公平ですわ」
「い、いや、その、な?」
「わたくしの方が年下なのに……っ、胸だって、あのドラゴンやディアーネ様には全くかなわないのに……その上、ここで出来るほどでもないなんて、わたくしだけまるで損ではありませんかっ!」
「お前は何に対して怒っているんだ」
くるりとオーロラが振り向き、俺の背中に抱きついて、拗ねた声で耳元で囁く。
「そのドワーフ娘が小さいから、と、この場で抱いていただけるのでしたら、わたくしの胸が小さい分はここで抱いていただけてもよろしいのではなくて?」
「いやお前ちゃんと身体は大人だから! お前が乗ったら普通にばれるから!」
「飼い主ならばなんとかして下さい」
存在を誇示するように俺の首に首輪を擦り付けるオーロラ。
オーロラもジャンヌもまるで見せつけるように首輪だけは外していない。
確かにそれを意識すると興奮が加速し、この場でオーロラも孕ませてしまっていいかも、という気になる。誰一人服を着ていない、まるでエロ絵巻の中の後宮のような風景なので気が大きくなっているというのもあるだろうが。
「んー……幻影かけて本当にしちゃう?」
「煽らないで下さいヒルダさん」
「ぜひお願いしますわヒルダさん」
俺のせめてもの理性による声と、オーロラの発情しきった声が重なる。
「…………むっ」
俺が反対したことに対して不満をあらわにし、オーロラは俺の首っ玉にぎゅーとしがみつく、というか締め上げる。ちょっと苦しい。
「せっかく、本当ならばアンディさん以外に見せることもおぞましいのに、こうして肌を衆目に晒しているのです。ここでアンディさんが他人に目移りする隙を与えては元も子もありません。アンディさんはわたくしにこそ欲情し、耽溺するべきなのです!」
「ぐぎぎ」
「あらあら。もー、必死ねえ」
くすくすとヒルダさんが笑い、えいっ、と指を振る。
「はい、空間指定幻影完成ー。ついでに、えいっ」
俺の膝を撫でまわしながらさらに数秒呪文を唱えて、俺の足を復活させる。
「感謝しますわ」
「いーのよー。セーシュンしてて可愛いし」
「さあ、ここでわたくしを愛してくださいませ。……ふふ、お望みならばわたくしを犯しながら幻影を出てもかまいませんのよ? どうせ今日去る土地ですもの」
「お前までライラの変態度に染まらなくていいの」
「つれないんですのね」
俺に腰を押し付けたままふにゃふにゃしているジャンヌをヒルダさんに預け、俺はオーロラの腰を抱いて立ち上がる。
あのクラベスの凛々しい騎士姫が、俺の名前の首輪をつけ、こうして人前でのエッチも積極的にねだることになるなんて夢にも思わなかったが。
「早く……っ、早く、このわたくしの……エルフの姫のさもしいオマンコを、あなたの、人間チンポでずっぷり犯して生理を止めてくださいませ。あなたの一番新しい奴隷を、もっともっとあなた専用マンコに躾てくださいませ」
「……こ、興奮するけど、その、お前まで淫乱マゾドラゴンの真似しなくていいんだよ?」
「ふふふ、あのセレンさんにも淫らなことを言わせているくせに。わたくしだけ浅く済む傷で済ませようなんて甘すぎますわ」
キラキラと朝日を肌の露で照り返しながら、そのしなやかな裸体を押し付けるオーロラ。
「どうせなら徹底的にあなたの精液便器に仕立ててくださる方が嬉しいのに……♪」
「……く、くそうっ……この変態エルフ小娘っ」
「あぁん♪」
片足を抱えて、一気に挿入。
ここ数日の派手なセックスですっかり目覚めた性器は、俺のちんこを難なく呑みこむ。そしてそれに、薄く舌を出してゾクゾクと感じてみせるオーロラはひどくいやらし可愛い。
あくまで育ちのよさを根底に持ちながら、一度思い込んだ恋のために全身全霊で俺に染まりたがるその姿勢は、あとのことを考えるとちょっと怖いけれどやっぱりひどく嬉しくて愛しい。
その引き締まった太腿をいやらしく撫でまわし、小さいけれど形のいい、綺麗なお尻を遠慮なく揉み、アナルに第一関節さえ突っ込みながら、公衆の面前で容赦なく犯しまくる。
「ん、あ、あふ、んんっ……いああっ……♪」
「う、ぐうっ……っく、あっ」
瑞々しい、若いぷりぷりした膣の感触が、健気に受け止める腰の動きが、しっかり俺の肩にかかって離さないその手が、全開で俺への劣情を伝えてくる。
へろっと下がった耳と、うっとりしたその表情が、俺に孕まされたいという陶酔を如実に表現している。
このまま、犯したまま前に進んでしまおうか。
幻影から出て、膣内射精、種付けの様をこの場の全ての男女にまざまざと見せ付けてしまおうか。
この美しいエルフの姫が喜んで俺の子を妊娠しているその瞬間を、オーガにもダークエルフにも自慢してしまおうか。
そんな危険な欲望が鎌首をもたげる。
──いや、駄目だ。何を考えている。
何が駄目なんだ。この娘は潮吹いて喜ぶに決まっている。
──そんなあさましさに、下劣な自己顕示欲に身を委ねてはいけない。
この娘は俺に染められたがっているんだ。染めて、戻れなくして何が悪い。
「……いいん、ですのよ?」
「!!」
「わたくしはっ……あなたを満たす……最高の女になりたいのですっ……さあ、お好きにわたくしを犯してください……あなた専用の最高のマンコ奴隷を、自慢してくださいな……っ!!」
「んぐ……おおっ!?」
一瞬、針が一気に傾いた。
このまま腰を跳ね上げて幻影から抜け出たいと、強く思った。
が、その寸前に快楽がピークに達し、射精が始まる。
「ん、あ、あああっ……!!!」
「うう……っ」
連続して幾度も幾度も吐き出される大量の精液。
それを一滴もこぼすまいと、いっそう強く俺にしがみ付くオーロラ。
ジャンヌ同様、どんどん下腹部が膨れていく。
「何をしてるんだお前たちは」
「!!」
オーロラと俺はビクッと顔を上げた。
結局幻影から出なかったことで安心していたので、まさか声をかけられてしまうとは思っていなかった。一瞬安心したところでドーンとくるびっくりは心臓に悪い。
二人してくるくると見回すと、すぐ横で呆れ顔をしている褐色の豊満な裸体。
「ディアーネさん!?」
「……買い物が終わったので戻ったら、ライラにここだと聞いてな。……姉上、なんだこの気合の入っていない幻影は。魔法の出来ないオーガには消えて見えるだろうが、ダークエルフには薄布同然じゃないか。わざとか?」
「えへっ♪」
……なんか知らないけど本当に露出プレイになってたようですよ?
「な、なななっ……」
「オーロラ、あまり姉上を信用するな。悪戯者だそ、姉上は」
「……なんというっ!」
俺にしがみ付いたまま、立った耳から火が吹きそうな赤面を見せるオーロラ。
やっぱりいざとなると恥ずかしいんだ。ちょっと安心。
さすがにちょっと場所を変えて。
「……タルクの水浴びオアシスもこれでしばらく見納めか。少し寂しいな」
「ディアーネさんでもそう思うんですか?」
俺みたいな男連中なら天国だけど、女性としても名残惜しいものだろうか。意外とディアーネさんも見せて楽しむ人なんだろうか。
「よそでは水浴びも風呂も隠し通しで寂しい限りだからな。風呂は本音で語り合う場所、というのが私の持論なのだが」
「……なるほど」
ディアーネさんが風呂に入ってくると、クロスボウ隊の新任準兵はたいていギョッとして縮こまり、時間をズラして入ろうとする。最初から堂々とガン見できる肝の太い奴は半分もいない。
ディアーネさんとしては性的な事は別として、隠し事のない大らかな時間を作ろうとしての行動なのだろう。
「でも誰とでも一緒にお風呂できるのはやっぱりここでもあんまりいないわよ。私も一人ではちょっと嫌だし」
「そうか?」
「父上は大きくなった娘にちょっとやらしい目をするしねー。あの性豪な父上のことだから、ふとした拍子に妊娠させられちゃいそうで」
……第六大臣。あなた子供になんてこと言われてるんですか。
「そんな絶倫なんですか」
「上は1000歳ちょっとから下は52歳まで10人お嫁さんがいて、この間93人目の子供生まれたのよ?」
「…………」
確かに凄ぇ。
「ディアーネちゃんぐらいよ、ハタチ過ぎても堂々と父上と二人きりで水浴びできる子って」
「……気にしすぎじゃないかと思うんだがな」
「アンディくんも自分の子供にだけは欲情しちゃ駄目よー。さすがに親子レイプはちょっと卑怯だからね、力関係として」
「あなたたち俺をどんな目で」
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