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 魔法で戻ってきた体力が手足の末端まで馴染むのを待ち、俺は勢いをつけて起き上がる。
「よっし、いけますっ!」
 股間もまたビンビン。
 室内は線を引いたように、半裸全裸のこちら側と着衣のディアーネさんたちの側がくっきり分かれているわけで、堂々と立ち上がってちんこ晒した俺を向こう側の三人がまじまじと見ている構図を意識した瞬間、ちょっとしまったかな、と思う。
 冷静に見るとこの光景はちょっと馬鹿っぽくて恥ずかしい。
 が。
「……ぼ、僕からでっ」
「わたくしにもっ」
 ぺた乳白エルフ組ふたりはいそいそと服を脱ぎ始める。ディアーネさんは肩をすくめて二人に譲る。
「ディアーネさん?」
 いいんですか? と目を向けると、ディアーネさんは手を軽く上げた。
「ま、昨日一番に抱いてもらったしな。……それに、魔法の効果時間も少ない。私も姉上にならってマグロなお前とする事にしよう」
「それでいいんですか?」
「いい。それにそっちに慣れた方が、今後もお前とゆっくり楽しめる気がするしな」
 足が動く時はこうして時間の取り合いになる。
 そして動かすにはヒルダさんの協力が必要で、その都合上どうしてもヒルダさんに幾分か譲らざるを得ず、ゆっくり楽しむ時間は取りにくい。
 となると、マグロ状態の俺と楽しむ術を研究した方が実がある。それがディアーネさんの算段だ。
 ……譲っているようで意外に欲張り。損して得取れ急がば回れの精神だ。
 さすが戦いの天才。
「あ、アンディ、早くっ」
「わたくしはいつでも準備できております……っ」
 そしてその辺まで気が回らない若い二人のエルフは、服を脱ぎ捨ててこちらに尻を揃えて向け、誘う。
「二人とも昨日処女捨てたばっかりとは思えないな」
「うっ……」
「は、はしたない女はお嫌いですか……?」
「嫌いじゃないけど、な!」
 ずぶ、とオーロラの膣に遠慮なく押し込む。
 さすがにまだ経験が少なく、若くてぷりぷりつるつるしたヒダが俺のちんこを若干緊張しながら迎える。
「っっ!!」
 押し込まれたオーロラの方も白い背筋をしならせて、遠慮も情緒のへったくれもない侵入者に戦慄する。
 が、それも束の間のこと。
「っ……く、アンディさん、遠慮は要りませんわっ……さあ、お好きに動かしてくださいませっ」
「あんま無理するなよ?」
「ふふ、今この時は記念なのです。わたくしがあなたのものになった、その誓いの、契りの儀式。お忘れですか、我が飼い主様♪」
「……いやいやいや」
 便宜上ペットなのはライラだけであって、君らは飼われているという立場じゃないはずなのだけど。
「というか本当に、その、ええと……雌奴隷とか名乗っちゃうの? 恋人とか嫁とかせめて愛人とかじゃなくて?」
「あなたが他人に対してわたくしをどういう存在と表現しようと、それは自由です。社会的立場という物がわからないほど子供ではないつもりですわ」
「あ、ああ」
「しかしわたくしの想いは、あの雌竜やセレンさんと同じく。いつどこであなたに抱かれようと、欲望のままに服を千切られ犯されようと、便器の如く扱われようと構いません。あなたが望むのであれば親兄弟の前で、はしたなく股を広げておねだりすることも厭わぬ所存ですわ」
「の、望まない望まないっ!」
 今度こそ首が飛ばされる。
「つれないお方。……ですが、わたくしの心はわかっていただけますね?」
「何がお前をそこに駆り立てるんだ」
「愛ですわ」
「愛」
 何か違うぞそれは。
 と言いたいが、この自信満々の貴族エルフに言い切られるとちょっと自分に自信がなくなる不思議。
「わたくしを初めて心底から、それもいかなる武器も使わずその才能と言葉のみで屈服させた男性。その男性の猛りがわたくしの女の部分を求めるのならば、ねじ伏せられた者の矜持としてそれに応じぬことは許されません。そしてこのわたくしが、他の女にできてこのわたくしがあなたの欲望に応えられぬというのもまた、誇りが許しません」
「お前のプライドも複雑怪奇だな……」
「いいえ、簡単なことですわ。わたくしはあなたの一番の女でありたい。それだけですのよ」
「…………」
「誰でもない、あなたの。この私の心を初めて奪ったあなたの、一番自慢できる女であり、一番居心地のいい女であり、一番使える性の捌け口でありたい。この身のなせる全ての意味で、あなたの一番でありたい。それだけなのです」
「…………」
 凄く嬉しいけど。
 奥までいったちんこを引き、抜き去って、少し不満そうな顔をするオーロラを背中から抱きながら、溜め息とともに白状する。
「お前は勘違いで屈服して、間違えて惚れてるって思うことはないのか?」
「アンディさん?」
「……ていうか、間違いなくそうなんだけど。二度も三度もちんこ突っ込んどいてこんなこと言うのも卑怯だけどさ。……お前は思い込みが激しいから、多分かなり勘違いしてる」
「…………」
 ぎゅむーっと。
 オーロラにほっぺたひっぱられた。そして同時に逆側からアンゼロスにもひっぱられた。
「いでででで!?」
「そんなこと、とっくに気づいております。それでも好きなのだから仕方ないではないですか!」
「いちいちグジグジと他人と比べて自信喪失するのがお前の悪い癖だ、アンディ。こないだは特務百人長と比べて、今度は何だ? ルーカス将軍か?」
「わたくしが首輪など求めるのもそのせいです! あなたが自信なさげに、わたくしに相応しくないなどとすぐに尻込みしたがるからです!」
「な、なっ!?」
「お前にとっては、僕やオーロラのことなんか手を離しても構わない、軽い存在なのかもしれないけど。僕たちにとっては、メチャクチャに壊れるほどでもいいから、他のものを捨てさせられたって構わないから、離さないで居て欲しい、自信をもって自分の物だって思っていて欲しいんだよっ」
「その通りです! ……もっと良い他のものでいくらでも替えが利くなら、道ならぬ恋など古今東西あるはずがないでしょう! 恋というのはそういうものですっ! あなたは! 替えの利かない人なのだと! 自覚してくださいませ!」
 ばちん、と両方から掴んだ手を引き切られる。
「いててっ……」
「わかったら、早くわたくしに印をつけてくださいませ! あなたのものであるという何よりの印を!」
「……って」
 ぐいっと、尻を押し付けられる。
 アンゼロスとオーロラ、両方の尻に挟まれる俺のちんこ。
「……見ての通り、俺って誘惑に弱いし浮気性だし」
「そして絶倫で女殺しですわね」
「説明しなきゃわからない仲じゃないだろ」
「…………」
 勘違いしてたのは俺のほうかもしれないな。
 それは波に乗っただけで本物の感情じゃない、って、二人の熱情を疑って。
 首輪が欲しいなんて、所有者の銘が欲しいなんて、ただのノリだって思ってて。
 二人とも、そう思って欲しくないからどんどんエスカレートしていたのだろう。
「わたくしは、あなたのものです」
「僕は、おまえの女だ。お前がいつでも抱いていい、子供を産ませていい、それを望んでる女だ」
 噛んで含めるような二人の言葉を、俺はようやく受け入れて。
「んなこと言って誘惑してると、本気でお前らママにするからな?」
「ふふっ。ようやくその気になりましたか」
「僕は最初っから冗談でそんなこと頼まないよ」
 二人の腰の間からちんこを引き抜き、二人の尻を両手で鷲掴みにして、あっちにズブズブ、こっちにズポズポと交互に犯し始めた。
「っ、こ、こらあっ、せめてどっちかにっ!」
「はぁん、く、ううっ……欲張りなお方ですわねっ!!」
「二人してグイグイとケツ突き出すのが悪いっ! 目移りしちまうじゃねーかっ!」
「目移りどころか……っくあ、実際に移ってどうするんだよっ! もっとじっくりしないと気持ちよくないだろ!?」
「ふふ、それも良いですわぁっ……わたくしの、こと、こんな風にも、使って、構いませんっ……こんな形でも、愛して、いただけるならっ!!」
「う、ううぅっ……ぼ、僕だっていいけどっ……アンディ、疲れるだろっ……!?」
「好きでやってんだからほっとけっ! ……くそ、お前の尻が可愛いのが悪い!」
「…………ばかっ」
 そのまま、あっちでグチャグチャ、こっちでブチュブチュ。
 二人のぬかるんだ膣を贅沢に犯して、味わっていく。
 可愛らしい二人の貧乳エルフ娘は、大人しくそこに尻を突き出して、長い耳をてろんと垂らして恭順し。
「ん、う、あぅっ、く、ひうっ……」
「アンディ、アンディっ……射精して、射精してよっ……僕のおなか、精子で漬けてっ!!」
「く、そろそろっ……くぅあっ!!」
 ビュルル、ビュク、ビュルルッ!!
 射精をする。
 相変わらずヒルダさんの魔法で増量された精液は、アンゼロスの膣を満たし、二人の尻の上に振り撒きながら、オーロラの膣を強引に射精しながらこじ開け掘り進み子宮を穿ち、まだ余裕をもって射液を続ける。
「んく、うっ……すご、い……」
「はああ……熱、うっ……」
 二人とも、絶頂までは届かなかったようだが、ザーメンでベットベトにされ、腹の奥まで満たされて満足そうに微笑み。
 そして、俺はぱったりと倒れた。
「……あ、アンディ?」
「アンディさん?」
「……魔法切れた……」
 左膝に力が入らない。
 二人の可愛い尻肉の隙間から、息に合わせて吹き出す精液を見上げながら、俺はぜいぜいと息をついた。


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