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 深夜。
「ん……ちゅっ……」
「んふ……ん、んっ……」
 月明かりが差し込む迷宮の小部屋で、疲れ果てて横たわる俺に、音もなくディアーネさんとセレンがのしかかって愛撫を始める。
 ここ数日、ほとんど日課になった行為だった。
「ふふ……今日も疲れただろう。疲れた時の男は特に勃起がちだというな?」
 ディアーネさんの言う通り、全身、特に足腰は身じろぎすら億劫なほど疲れているのに、セレンがぺろぺろと舐めているちんこは妙に元気にそそり立っていた。
「……ん、んちゅっ。えへへ、女の子に飛びかかれない分の男の子の欲情が、ここに集まって出たがってるんでしょうかねぇ……?」
「首都大学の図書館で見た学説だと、生命力が減ることによって子孫を残そうという本能が強まるというのがあったな」
「わあ、大学ってえっちな研究もしてるんですねぇ……ん、んりゅ、れるっ……」
 ディアーネさんは例のスケスケの全然隠す気ないエロ衣装。
 そしてセレンはというと……さっき食べた魔物の毛皮で作った、やはり局部を軽く隠す程度の下着以下の衣装。何故か獣人のような耳と尻尾もこしらえてある。ディアーネさんの誘惑衣装に対抗して作ったらしい。
「ま、どっちでもいい……お前はゆっくり休んでいろ。私たちがしっかり抜いてやる」
「えへへ……アンディさんのペットの面目躍如ですよ♪」
 微妙に突飛な獣人風の衣装は、セレンの首に巻きついた首輪のおかげで不思議と説得力がある。
 俺がちょっと重たい腕を上げ、セレンの頭を即席の耳ごと撫でてやると、セレンは嬉しそうに微笑んでかわいくお尻を振った。
 偽物の尻尾が、まるで生きているようにふるふると振られる。これがやりたかったらしい。
「それじゃ、今日は私からですよねー……」
 役割の終わった毛皮のパンツをゆっくり脱ぎ捨て、セレンが俺の上にまたがり、ゆっくりと腰を沈める。
 ディアーネさんはおっぱい好きの俺を満足させようと、横っ面に擦り付けるようにしておっぱいを押し付けてきている。
 どれだけ跳び回ろうと平然としている強靭な心肺を持つディアーネさんだが、俺におっぱいを押し付けているうちに段々と息が荒くなってくる。
 全自動で進められる夢の3P。毎晩毎晩何やってんだろうと若干思わなくもないが、こうやって熱情のままに三人で一つの肉塊になったように絡み合う気持ちよさは捨て難く、流されるままに続けていた。
「えへへっ……いい、気持ち、いい、ですっ…………ん、ふ、ん……っ! アンディさんの、おちんちんが、私の子宮、小突いてるっ……!!」
 ぬちゃっ、ぬちゃっ、と俺の上で上下に揺れるセレン。
 セレンは騎乗位が大好物になってきたらしい。奉仕している実感と、自分の主導権のままに搾り取る感じが好きなのだそうで。
 ただ、最近そればっかりなせいで。
「な、なんだか……俺、そのうち欲情してお前襲ったら物足りない顔されそうで怖い」
「そ、んなっ……こと、……ぁあっ♪」
 何か否定しようとしたセレンだが、自分の腰のリズムに自分で翻弄されて言葉にならない。ぐちゅぐちゅと夢中になって俺のちんこに腰を打ちつけ続けている。
「なに、それなら私を襲え……お前に犯されるならいつでもどこでも歓迎だ、イキ狂う自信があるぞ?」
「……イキ狂う自信て」
「お前に所かまわず犯したいほど欲情されている……と想像するだけで、悦びで頭が一杯になるんだ。そのまま徹底的に子種で溢れさせられたら、嬉しすぎて正気でいられる自信がないな」
「ちょ、ちょっとリップサービスしすぎですよ」
「本心だぞ?」
 耳にはそんな風に愛を囁かれている間も、下半身ではセレンにひたすら翻弄されている。女性用ベルトぐらいの面積で申し訳程度に胸を覆う、痴女同然の毛皮のブラジャーからチラチラと乳首をはみ出させ、まさに獣のように腰を振りたくって精液を絞ろうとするセレン。
 限界はすぐに訪れた。
「ん、は……ああっ!!」
「っく……!!」
 動かなくていいと言われたけれど、最後の瞬間だけ腰を跳ね上げる。
 その打ち込みに全体重を無防備に任せ、そのまま持ち上げられて、ガクンと身体を跳ねさせるように絶頂するセレン。
「は、あ…………あ、あ、あ……」
 そのまま、一分ほどセレンは宙を見つめて放心する。
 ……このちょっとした余韻は、お互いに邪魔しないようにしようとディアーネさんとの間で紳士協定……いや女だから淑女?
 いやこれだと痴女? 
 ……とにかく協定が結ばれたらしい。セレンがちゃんと脱力するまで待ってから、ディアーネさんと交代する。
「ふふ、真打ち登場だ」
「はぁ……はぁ……わ、私、前座ですかっ……?」
「もちろん……っ♪」
 先手取られただけだが、ものは言いようだ。
 未だセレンの淫液で湯気が立ちそうなちんこに、ディアーネさんの性器がかぶさっていく。
 二人とも全く無毛なので、その様を見るのに全く邪魔するものはない。とんでもなく卑猥なその光景を、むしろ誇らしげに月明かりに光らせてディアーネさんは腰を突き出した。
「ふん、ん、んっ…………ふふ、どうだ、こっちの方がイイだろう……?」
 ぐりぐりと腰を回すようにしながら、ディアーネさんは淫蕩な微笑を浮かべる。
 俺に処女を破られてからまたひと月と経ってはいないのに、もうセックスが好きで好きで仕方がない、といった淫乱な表情ができるようになっていた。
「あ、あえてノーコメント」
「ふふ、じゃあコメントさせてやる……!!」
 動きが変わる。
 くいっくいっと不規則にアクセントを加えつつ、激しく踊るような水平運動。
 変幻自在に俺のちんこをいたぶる膣壁が、すぐに俺をうめかせる。
「う、うっ……くは、あっ!!」
「……ふふ、正直で、よろしい、っ!」
 これまた、しばらく前まで処女だったとは思えない腰の技巧だ。
 超一流の身体能力と学習意欲、何よりもセックスするたび、愛を囁くたびに膨れ上がる愛情が、その習得を後押ししていると実感できる。
 俺を悦ばせるために、昼歩いている時も、食事の準備をしている時も、俺とセレンが交わって精を吐き出しているのを羨ましげに眺めている時も考え続けているのがよくわかる。
「こ、こんな、の……こんなの、味あわされた、らっ……!」
「ら……?」
「朝でも、昼でも……アンゼロスの前でも、太陽の下でも……! ディアーネさんを、犯す妄想、しちまいますよ……っ!」
「ふふ、犯して……いつでも私の下着を剥いで、好きな時にブチ込んで……っ! 私はそうやって孕まされたい、いつでもそうされることを妄想しているんだぞ……?」
 どこまで本気なのか、酔ったような目でディアーネさんはそう囁いてくる。
 真っ昼間、迷宮の壁にいきなりディアーネさんを押し付けて、いきなり犯す。
 凛々しく前を見て歩いているディアーネさんの腰布をいきなり引きちぎって投げ捨て、下着を乱暴に膝まで下ろして、思う様犯して膣の中を精液で満たす。
 そんな白昼夢のようなシチュエーションを想像して、それだけでもう耐えられなくて。
「く、う、おおおっ……!!」
「んはぁぁっ……♪」
 思いっきり、精液を子宮に叩きつけた。

 ……とは言っても俺、最後までマグロだったんだけど。


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