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ちゃぷっ。ちゃぷんっ。
「助かりました。さすがに何日もお風呂入ってないってなったら、アンディさんも嫌だろうから」
「別に……進退窮まって隊舎の風呂でスマイソンと混浴するなんて言い出したら、風紀に関わるから教えただけだ。僕だけの水浴び場所は他にもあるし」
「ふふっ、ありがとうございます。アンゼロスさんって意外といい人ですね」
「意外に思うのは勝手だが、本人に面と向かって言うものじゃないぞ」
「そうですね、ごめんなさい」
ぱしゃっ。ぱしゃっ。
「……なあ、セレン。スマイソンとは、その……」
「日に三回はしてますよ♪」
「いいっ!? い、いやその……そ、そうか」
「割とおっぱいふぇちです」
「ふ、ふぇち?」
「おっぱい大好き人間です」
「…………そうか」
「ふふ♪」
「か、勝ち誇るな!! 恩知らずな女だな!」
「勝ち誇ってはいませんよ? アンゼロスさんには関係ないことですし」
「……意外と君は攻撃的だな」
「そう思います?」
「ん、まあ……そうだな」
「被害妄想ですよ。それともアンゼロスさんは関係ある話だって認めるんですか?」
「……そうじゃない」
「ふふふふふ♪」
「本っ当に嫌な笑い方するな」
「いえいえ。可愛いなーって」
「か、可愛い……!?」
「……そんな複雑に嬉しそうな顔しなくても」
「ち、ちち違うっ!」
「……なんとなくアンディさんがかわいがる気持ちが分かる気がします」
「かわいがるとか言うなっ! 僕は可愛がられた覚えはないっ!」
「えー。そーですねー」
「く。なんだこの敗北感は」
(OK。続く)
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