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「ほ。難しい話はどうでもよいわ」
「うん。人間、今日全然動いてない。なまるから早く鍛えろ。私で」
じゃぷじゃぷと水の中で遊びながら、ドラゴン二人組が能天気なことを言い出す。
……ちなみに俺たちがあてがわれたのは不自然に広いベッドと浴場がある奥の間だった。男爵や、何人かついてきた部族長たちは普通の広さの客間に通されている。
「ちょっと待て。この部屋って何かおかしいと思う」
「……今ごろそれを言うのですね」
「アンディだからな……ああ」
オーロラとディアーネさんが目を見合わせて微妙な顔をする。
「って、おかしいと思ったならもっと早く突っ込んで欲しい」
「……おかしくはないんだ、これが」
「ええ、まあ……そうなのです」
何を言っているんだこの二人は。
「……父上の館の奥にもこういう部屋があってな」
「我が父や兄の館にも……」
?
アシュトン大臣やディオール氏、ルーカス将軍……?
どういう共通項だ?
「アンディ君ってば、かわいいー♪」
「ほほ、まあ我が飼い主殿は庶民じゃからの。……じゃが、そなたもいずれ家を持つなら、必要になると思うぞ?」
「……確かにあの人たちは庶民じゃない。ディエルも庶民とは言いがたい……けど、そういう人たちが必ず持ってる変な部屋……?」
あごに手を当てて考える。
なんで水浴び場とベッドが同室してるのか。普通に考えたら湿気はベッド材にもよくない。
それなのに皆さんお持ちだという。金持ちは風呂上りに直で寝る習慣があるとでも言うのだろうか。
「流石に僕でもわかるぞ」
アンゼロスが溜め息をついた。
「ここはいわゆる大奥、極端な話……」
「ヤリ部屋だなや。水場が近いと何かと便利だ」
「……え」
……硬直する俺。
いくらなんでも、さあ。
こちとらお客なわけで。
普段、まあ多分あのディエルもエルフの正統、嫁の二人や三人いるだろうし、使ってるであろうエロいこと専用の部屋。
それをわざわざ俺たちに貸したということは。
「……こんだけの女の子が、みんなエロい関係だってひと目でバレてたのかなあ……」
うわあ恥ずかしい。
と思ったら、みんな割と平然と。
「それは……フェイザーって人が散々調教師だとかなんとか触れ回ってたみたいですしね」
「今さらバレてないと思うアンディがおかしいと思う」
「まあ、ヤってけって言ってるだよ。渡りに船だよ」
「少々気の回しすぎという気もいたしますが、今さらわたくしもアンディさんの物であること、隠し立てする気はありません」
「いいから早くちんぽ勃てろ。そして私のここに入れてたくさん腰振れ。さっきから待ってる」
水場の中で見せつけるように腰を持ち上げるマイアさん。あなたちょっとはしたなくてよ。
「そうか。では、久しぶりに一列に並んでアンディに犯してもらうか」
「みんな、自分から動いちゃ駄目ですよー♪ アンディさんの訓練なんですから♪」
「王様プレイだなや」
「僕は抱きあってしたいんだけどなぁ」
「本当はヒルダ先生の貸し切りのはずなんだけどなー?」
「い、今は非常時ですっ。……非常時なので、独り占めはご遠慮くださいな」
「……そのうちアンディさんが家を持ったら、毎日……こんな風に賑やかに抱かれるんですよね」
「ほほ。こういうのも悪くはない。さて誰が最初に孕むかのう?」
みんないそいそと服を脱ぎ、マイアの横に並んで。
室内浴場にずらりと並ぶ、大小白黒さまざまな、しかしどれも一様に魅力的な美女の尻。
「……いや、なんつーか……明日聖獣倒しに行くとは思えない眺めだよな」
まあ俺の股間も相当はしたないことになってるわけですが。
どの尻の柔らかさも、どの穴の気持ちよさも良く知っている。
それらを今夜ははばかることなく犯し放題出し放題だ。
「早くしろ人間ー。……そ、その、見られてると思うと照れる」
「マイアちゃん待ってますよー」
「ほれほれ、はよう来い♪」
「このお尻の数がトレーニングのノルマよー♪」
いずれ劣らぬ美女たちとラブラブ生ハメトレーニング。
……う、うむ。なんだか興奮してきたよ!
「疲れて動けなくなったら……その、こっちから乗ってやるから」
「私とヒルダさんのところは体力回復ステージですから頑張ってくださいねー♪」
アンゼロスとセレンの頼もしいんだか「逃がさん」という符丁なのかよくわからない声援を聞きつつ、マイアにずぷりとちんこ突っ込んだ。
「んぎゅうっ……に、人間、乱暴っ……」
「あ、悪い……」
興奮のままに入れてしまったので勢いよすぎた。
が、マイアはちょっと苦しそうにしながら、目の奥にあのヤバい淫蕩の炎を早くも見せる。
「……ら、乱暴なのもアリだぞ? その……お前の腰のトレーニングだし」
「トレーニング器具がドラゴンの雌穴かぁ……」
「……な、なんかいいな……私が、トレーニング器具で雌穴……っ」
ジャンヌでさえ人に見られたら憲兵呼ばれるクラスの痛々しいマゾなのに、これ以上目覚めないで欲しい。
「い、いっぱい使えっ……私、雌穴っ……お前のチンポ専用の、トレーニング用子袋っ……♪」
「マイアめ、この一週間で随分仕込まれたようじゃの♪」
「うんっ……この人間、すごいスケベだったっ……私の体、もうチンポ大好きになった……♪」
ずぷずぷと犯されながら、マイアが蕩ける表情で白状する。
「この人間にスケベな目、されるとぉっ……子宮、疼くっ……子供、孕まされたくてドキドキするっ……組み敷かれて胎の奥に精液たっぷりビュービューされてヘロヘロにされたくて、たまんなくなっちゃうっ……!!」
「……ほ。どれだけ調教したんじゃアンディ」
「し、してねえよ、普通にしかっ!」
こいつが吸収力高いだけで。
……とはいえ、ちょっと前まで鉄面皮だったこの娘が、しきりに尻を振ってチンポ入れろチンポ入れろとねだってる現状を考えると俺本当に何したのって感じではある。
で。
「あ、来る、来るっ……なんか来る、人間チンポ、来るっ……!!」
実はまだ本番はほとんどしてなかったりするマイアは、もう蕩けた表情でイキかけていた。
スケベな女の子は大好きだが、ここまで順応性が高いとちょっと怖くなる。
……そのうち吸い尽くされるかもしれん。
いや、もうセレンを初めて抱いたときからいつも思ってたけどさ。
みんなスケベで、可愛すぎる。
「んは、ああああっ♪」
すべすべの小さいお尻に後がつくくらい指を食い込ませ、マイアの膣を一際深くえぐり、子宮口をグッと小突いて、射精。
マイアは背筋を反らして嬉しそうに悲鳴を上げ、くてりと脱力。
「……人間……」
「はあ……はあ……な、何?」
マイアは背筋がゾクゾクするようなエロい目つきで俺を見つめ、尻をちょっと振る。
「もう駄目……」
「そ、そうか」
「人間のチンポも、手も、好き過ぎて……もう、駄目。ぜったい、放さないで」
「…………」
チビっ子のくせにどこまで。
「ほら、アンディ。まだまだ尻は残ってるぞ。訓練はサボるな♪」
思わずマイアに再び挑みかかりそうになった俺をディアーネさんの言葉が戒める。
う、うん。
まだいっぱいある。
まだまだ、肌色の夜は終わらない。
……ていうか、むしろ調教されてるのって俺だよなあ。
(続く)
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