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 フッと現実に帰ったマイアは、恐ろしいまでの快楽の余韻にカクンと膝を落としながら、ライラの腕に掴みかかってようやく息をつく。
「はぁっ……はぁっ……」
「ほ? 何が酷いのじゃ?」
「……私、あいつのこと、なんにも知らない……のにっ……」
「……ふむ?」
「あんな風に優しくしてくれる保証なんてないのに……!!」
 今まで見せたこともない真っ赤な顔で、涙を浮かべてライラを激しく睨んだ。
「こんなの、教えないで……っ!」
「ほほ。保証が欲しければ我がしてやろう」
 掴まれたままの手で、マイアの顎をつまみ。
「我が飼い主は、底抜けに優しくて、激しいぞえ?」

(続く)


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