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「……お前、一度には無理だけど……一晩で本当にジョッキ一杯出してないか?」
「…………」
覆い被さった俺の髪を撫で付けながら、苦笑と共にディアーネさんがぽつりと呟く。
俺は答えようとしたが、疲れ果てて声が枯れて、返事ができなかった。
「……そういえば、これが……お前を置いていったら三ヶ月もあの小娘に独占されてしまうんだな……」
「…………」
こくん、と頷く。だから叩きつけたのだ。
だが、ディアーネさんはフッと思いついたように、ぽんっと俺の背中を叩いて気軽に言った。
「よしお前も来い」
「……は?」
「90晩もお前を我慢するなんて耐えられない。来て毎日犯せ」
「……はい?」
「嫌か?」
「……い、いえ、その」
「ああそうか、どちらにせよセレンもついてくるか……まあ背に腹は代えられないな。二人とも付いて来い」
「……は、はい」
……あれ?
何俺、勘違い?
……すごいかっこ悪くない?
(続く)
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