アイリーナのお尻を夢心地で揉むと、おずおずと首に手を回してきたアイリーナが切なそうな声を漏らしながら耳を垂らす。
「んんっ……く、ふっ……」
「そういや、アイリーナの尻穴ってどこまで広がった? 素で突っ込めるくらいになってる?」
「なっ……いきなりなんということを聞くのじゃ」
ピクンと耳を奮わせるアイリーナ。
だが興味はあるらしく、しばらく逡巡して。
「……ま、まだ魔法なしでは無理じゃが、使ってよいのならば……」
「使え使え。今日はアイリーナの尻穴で包まれたい気分だ」
「へ、変態めっ。────っ!」
小声で呪文を唱え、俺の掌の間から自らの尻に魔法をかけるアイリーナ。
「さ、先に前の穴に入れて、イチモツを濡らしてから入れるのじゃぞ? いきなり突っ込めば痛い思いをするのはそなたじゃ」
「じゃあ先に前に中出しするかな」
「それでも良い……ふふ、尻穴の前座として種付けされるのも乙なものよ」
強がるように言うアイリーナにキス。また耳がピクンとする。
ベッドに尻だけ突き上げさせて伏せさせる。
ひん剥くのもいいがせっかくノーパンで来たのだ。そのコントラストをしっかり楽しまなくては。
その小さなお尻は掌に心地よい柔らかさと大きさで、俺は執拗に揉み、キスをし、唾液を塗りつけて辱める。
「ふぁ、あああぁっ……♪」
「相変わらず犯罪的だなあ。人間でこんなちっちゃい女の子の両穴犯したら鬼畜どころじゃないぞ」
「ジャンヌに産ませたそなたが言うか……」
「まあアイリーナは成長期終わってるんだから合法だけどな」
「し、氏族の長を気軽に性欲処理に使うこと自体違法とか合法とかいう段の話ではないっ。それもそなたのような異種族の下っ端が」
「そんなこと言う悪い尻はコレか」
パシン、と尻を軽く叩く。
「ふにゃっ!」
「それともこれか、これかっ」
膣穴や尻穴を人差し指でつつく。というか指先をずにゅっと侵入させる。
「ふあ、あううっ……じゃ、じゃからそなたはその僥倖を有り難がれとっ……」
「生意気言いやがって、昼間からぱんつ脱いで犯されたがってた淫乱ロリのくせにっ!」
勃起したちんこを尻の谷間で滑らせつつ、俺はアイリーナの反応を窺う。
「あんまり生意気だとここでやめてマイアで満足しちゃうぞ。呼べばすぐ来るんだからな」
「や、やめいっ。どれだけ本腰入れて酔い覚ましの遊びをする気じゃ」
そういや名目は「酔いを取り除いてエルフ語の発音練習するための暇潰し」だっけ。
「実際俺が寝こけなきゃいいんだから、相手がアイリーナでもマイアでもアップルでも問題ないんだよな」
「う、うぅっ……」
ちょっと涙目になるアイリーナ。
「なんてな」
必死に理論武装を考え始めた頃合を見計らって、何の前触れもなく膣に突入。
「にゃっ!?」
「っく……相変わらず、ちっこいくせに名器だな、このドスケベロリ穴は……!」
アイリーナの柔肉は、待ち焦がれた肉棒の侵入に感極まったように収縮する。
その中にいるだけで子種を絞ろうとする、雌の本能に燃え上がっている。
「そう思うなら、もっと頻繁に使うがよいっ……わらわの首輪が泣いておるぞ……♪」
「コレに夢中になると勉強どころじゃないんだよっ……」
「ふふ、困ったことじゃな。ならば次からは物覚えの褒美としてやらねば……んぅっ♪」
「ケツ丸出しで犯して犯してといやしんぼだったエロ娘とは思えない物言いだな、アイリーナ」
「ふん、んああ、あはぁっ……子袋、子袋がっ……とろけるっ……♪」
ズンズンと突きながら、微妙な駆け引きのような、言葉遊びのような問答を繰り返す。
結局、俺もアイリーナも、できるなら抱き合いたくてしょうがない。一度抱き合ったらキリがない。
その事実を相手のせいにしながら、自らの口実を正当化し合ってるだけなんだけど。
「だ……駄目じゃ、頭が白くっ……ふああああっ!!」
「く、おおおっ……!!」
射精。
アイリーナがシーツに顔を埋めて甲高く鳴く間に、俺はドクドクとその子宮、その膣内に精液を溢れさせる。
……一息つくと頭が少しガンガンする。アルコールが回りきり、抜けようとしている。
荒く息をつきながら、俺はその事実を隠してアイリーナの尻穴に狙いを定め、再び挿入する。
「ふぐ、うううっ……!」
若干苦しそうに唸るアイリーナ。まだ、入れ始めは慣れないか。
「はぁ、はぁ……っっ、こんなちっちゃい尻穴でも咥え込んじゃうんだよな……っ」
「ぶ、無遠慮な男じゃっ……人がイッておるのじゃから、一声かけてから……」
「じゃあ動くぞ、ケツ穴で」
「わ、わわっ、そんなっ……んあぁっ!!」
ずるる、ずりゅっ、と往復を開始する。
小さなエルフ娘の可憐な尻穴を野蛮に押し広げながら、俺は深夜を知らせる十二の鐘を遠く聞く。
厳密には、今このときから新年だ。慣習上新年は夜明けからってことになってて、まあ夜中に祝うわけでもないんだけど。
「アイリーナを犯しながら新年だ……」
「く……犯されながら、新年じゃな……♪」
だからどうした、と、傍観者がいたなら言うところだろうが。
妙にその事実が意味ありげに思えて、俺とアイリーナは貪りあいながら僅かに微笑む。
「そんな新年もよかろう……どうじゃ、今年最初のわらわの味は……♪」
「まだ旧年最後って気もするけど……少なくとも」
ズン、と直腸の奥まで押し込む。深い深い穴でちんこを思う様遊ばせ、細い腰を締め上げるように掴んで。
「このまま新年三発目くらいまでお前に任せたいくらいには、気持ちいい」
「……そ、そんなにか」
「駄目か?」
「……明ければせっかくの新年祭じゃというに、腰が立たぬやもしれん……♪」
「頑張れ、俺の可愛い雌奴隷」
「……♪」
答えはしなかったが、アイリーナは尻を振って続きを促す。
俺はその尻を再び勢いづいて犯し始める。
「ふあ、う、ああ、はぐぅっ……こ、このまま、尻にもっ……尻の中も、満たしてっ……ほしいのじゃっ……♪」
「い、言われなくても……我慢、できねえよっ……!!」
「ん、あ、あっ……出て、出てる、出しながら突かれてっ……くああぁっ♪」
旧年最後のセックスの締めくくり、あるいは新年最初の射精を、白の氏族長の腸内に噴射。
噴射しながら腰を振る。子宮にどうしても流し込みたい、押し付けて出したい、と本能が叫ぶ膣内射精と違って、なんだか射精しながらどんどん犯したい気分だった。
「あ、ああっ……ああ、あーー……」
「アイリーナ、アイリーナっ……」
俺はそのまま継続してアイリーナの尻を犯しまくり。
気がついたらアイリーナが気絶していた。
せっかく酔いが覚めたのにアイリーナがコレじゃしょうがない。
ザーメンたっぷり流し込まれたお尻丸出しのまま、気絶してるアイリーナをよそに。
俺は胡坐で宙を見つめて一息つく。
今年はどんな年になるだろう。さしあたっては聖獣祭だが、鍛冶屋としての修行も本格的に再開したい。
ネイアの故郷にはいけるだろうか。それはそれで歴史的な大事件になるはずだ。
少なくとも、カールウィン王国は三百年間無人の無法地帯とされていた地を再び開拓する足がかりになる。
ネイア本人から漏れ出ている妙な虚無感も、思い過ごしだといい。それを確認するためにも、今年はそこに到達できるといいな。俺の力でどうこうってレベルの話じゃないけど。
春にはセレンの子も生まれる。新しい名前を考えないと。親の名前でカッコがつくのなんて一人だけだ。ちゃんと考えなきゃ。
そうだ、籍も入れよう。エルフの血筋は苗字なんて名乗らない子もいるけれど、アンゼロスの本名みたいにちゃんと持ってる場合もある。それを分けるのは、親の愛だ。
苗字を名乗り、親から受け継いだ血を誇れる子にしてやる。それが、ハーフエルフの恋人を……妻を幸せにするってことじゃないだろうか。
それにジャンヌだってちゃんと立場を作ってやりたいし。ジャンヌ・スマイソン。悪くない響きじゃないか。
しかしそうなるとトロットで式を挙げるわけにもいかないなぁ。トロットは一夫一婦だし。っていうか手続きが相当複雑になりそうだ。一旦セレスタ国籍とらなきゃいけないのかも。
ああ、でもエルフの森に協力してもらって、そっちのしきたりで結婚っていう言い訳も……。
ノックの音がした。
「誰だ?」
「ほほ。我じゃ、飼い主殿。夜伽はいかがかと思うてな」
「ライラ?」
珍しい。寝てるところにわざわざ来てどうこうというより、直接顔を合わせてる時に誘うとかの方が多いんだけど。
「気配を見るに、氏族長殿はゲームセットのようじゃてな。満足しておらなんだら寂しかろう」
……アイリーナが飛んじゃったのを地獄耳なり何なりの超感覚で察知して、フォローにきたらしい。
こいつもホントにお節介焼きだなあ。頼もしいけど。
「……入っていいよ。鍵は開いてる」
がちゃ、とドアが開く。
……そしてライラが入室。
と思ったら続いてマイアが。
さらにアルメイダが入ってきてアイリーナの惨状に溜め息。
その上アンゼロスとオーロラ、ディアーネさんにヒルダさん、ルナ、シャロン……おいおいおい。
「ライラだけじゃないのか……」
「ほほ。この祝うべき夜、先を越されたからには邪魔せぬが、それもペットとしての勤めが果たせている間のことじゃ。沈んでしまったのなら待つ義理もない。……と、皆思うておっただけのことよ」
「私もアンディ様と一緒に寝たりえっちなことしたりしたい……」
「アイリーナ様。アイリーナ様。……ええい、少しは加減しろアンディ・スマイソン」
「後始末、しよっか。どうせ番が回ってくるまで間がありそうだ」
「お尻まで犯されておりますわね……幾度したのでしょう。羨ましいことですわ」
「姉上、念のため診てやってくれ」
「多少アレでも霊泉があるから平気だと思うわよー。それより久々にヒルダ先生もお尻に突っ込まれちゃいたいなー☆」
「私は普通がいい……」
「あ、あの……興味がおありなら、私も覚悟は……」
それぞれアイリーナの心配をしたり、自分の希望を言ったり、いそいそ脱いだり。
「ええい、わかったよ順番にしてやるよっ! でも尻は希望者だけな!」
……霊泉ですぐ回復が見込めるポルカでよかった。とりあえず新年祭でヘバって無理ってことはないだろうし。
(続く)
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