フルーツパイの甘酸っぱい匂いの漂う、古ぼけたログハウスのリビング。
 三氏族五人のエルフ美女が裸エプロンで俺の前に居並び、俺のいやらしい視線に横乳やお尻を少し恥ずかしげにふりふりと見せ付ける。
 ここは地上のパラダイス。いやいや他にも俺のお相手はいっぱいいるけど、少なくとも俺が多幸感に震える程度には素晴らしい世界が展開されている。
「生きてるって素晴らしい」
「い、いきなり何を言い出すんですかスマイソンさん」
 俺もよくわからない。
 金髪ロリ系黒ぶかぶかエプロン、ローリエ。
 金髪サイドポニー、元気系ハイティーンの白エプロン、セボリー。
 こげ茶の一本結びにピンクのふりふりエプロン、しっとり清楚なフェンネル。
 銀色エキゾチックなダブル三つ編み輪っか、緑の前掛け、新妻タイプのオレガノ。
 そして花柄のエプロンを纏うのは魔性の色気、聖女の雰囲気で俺を狙い撃つ淫乱名代クリスティ。
 いずれ劣らぬかわいやらしさに美しさ。
「誰からエッチしようかな」
 俺の最低な呟きにも紅潮した顔でポージングアピールしてくる彼女ら。
「スマイソン様、私からですっ」
「……デザートは、わ・た・し」
「な、何それ、ローリエ?」
「人間族の新妻の殺し文句」
「人間族って楽しそうね……」
「も、もちろん、遠慮なく私から抱いてくださって構いませんからね?」
「クリスティ様、何がもちろんなんですかっ」
 温泉でまとめてエッチして以降、もはや集団的にエッチすることが基本となってしまっているのだろう彼女らの積極性と、少し年嵩なのが引け目なのか、いつになく必死に誘うクリスティのコントラストがとても目に楽しい。
 いつまでも彼女らのやり取りを眺めていたいが、それでノリが止まってしまっては元も子もない。
「まずは最初に、セボリーな」
「えへへ、やった♪」
 というわけで、まずセボリーを指名する。
 俺にいそいそ寄ってきて、もはや物怖じもなく首筋に手をかけ、んちゅー、と挨拶のキスをしてしまう彼女の尻をこちらも躊躇なく両手に収める。
「やんっ♪」
「おー……セボリー、バカっぷるみたい」
「ローリエ、ナチュラルに毒っぽいこと言うね……」
「ただの嫉妬だから気にしないで」
 外野のことはとりあえず無視して、爪先立ちで断続的に唇をついばむセボリーのお尻を思う存分握り揉み撫でさすり、お尻の穴も陰唇も指で少しずつつつく。
「やっ……お、お尻のあなは……っ」
「そのうち指突っ込んだままのエッチじゃないと満足できなくしてやる」
「っ……調教師様、エッチな顔してる……♪」
 くすぐったそうに、恥ずかしそうに、嬉しそうに。
 そんなセボリーの可愛らしい笑顔に俺は自ら唇を押し付け、お尻を掴む手でセボリーを持ち上げるようにして手近のソファに座らせる。
「あ……っ」
「だけど今日は、とりあえず俺のちんこを思い出す日だ」
 股を開かせ、前垂れを横に避けて。
 いやらしく花開いたエルフ少女の性器に息を吹きかける。
「はぁぁっ♪」
 くすぐったそうに嬌声を上げるセボリー。金の片ポニーがふわっと揺れる。
「セボリー、やらしいな。もうエッチな匂いがするぞ」
「やっ……それは、調教師様がえっちな期待させちゃうからっ……♪」
「あーあー、ホントにバカっぷる……」
「ローリエっ」
「うん、皮肉だから気にしないで」
 外野の声は気にしない。気にしないけど若干ローリエって面白い子だなあと思ってしまう。
「ほら、開いちゃうぞー……」
「やっ……開かれ……ちゃう……♪」
 セボリーの陰唇にそっと手をかけ、開いてやる。とろりとした蜜が溢れ出した。
 セボリーは期待した顔で全く抵抗なし。素直でよろしい。
「セボリー、ここにちんこ入れるぞ。いの一番に種付けだ。一番濃いのが流れ込むから妊娠するかもしれない」
「は、はい……」
「孕んだら産むか?」
「……え、えっと……産んで、いいなら……♪」
 酔ったような顔で答えるセボリー。ローリエがまた何か言ってるがもう聞こえない。
「じゃあ安心して孕ませよう」
「きゃっ……あ、んぁあああっ……♪」
 俺はセボリーにのしかかる。
 軽く位置を合わせ、まだ破瓜を経験しただけのセボリーの膣に半分ほど進入してから、セボリーの白いエプロンの隙間から覗くサクランボのような乳頭に衝動的に手を伸ばし、その手のひらサイズの小ぶりおっぱいをこねくりながら腰を動かし始める。
「セボリーっ……セボリー、聞こえるか、お前のマンコの音っ……」
「や、やぁあっ……ぐちゅぐちゅ、言ってる……♪」
「ぐちゅぐちゅマンコ、俺は好きだぞ……?」
「……だと、思いましたっ……♪」
「だろ?」
 お互い快楽に没頭し始め、会話に意味がほとんどない。
「セボリー、気持ちいいだろっ!?」
「調教師様っ……出して、奥に、お腹の中に何度もぴゅーぴゅーしてっ♪」
ただ、自分が与える快楽に夢中になっている相手を愛しく思い、互いにほとんど衝動のままにそれを確認しあう。
 抱き締めあい、腰に足を絡め、おっぱいを揉みしだき、隙あらば貪るキスを重ねあい。
 しまいに、その細い腰を抱き締めて。セボリーは脚をがっちり腰の後ろに組んで。
「っっっ……!!」
「ふ、んんんっっ♪♪」
 キスしたまま、身体全体で相手を許容した状態で膣奥に射精する。
 ドクン、ドクン、ドクンと、セボリーが俺の射精で震える。ソファの座面に背を預けて腰を突き上げ、俺の射精を子宮に残らず呑む。
「ぷ、はっ……」
「はあ……はあ……はあ……あ、ありあとう、ごらいまひゅ……♪」
「俺、俺もっ……気持ちよかっ……」
 何故か礼を言うセボリーに俺も賛辞を送ろうとしたら。
「……じゃあ、もう、いちろ……っ♪」
 きゅ、と脚の力を強めるセボリー。
 てろん、と脱力しながらも下半身は貪欲な彼女に俺は嬉しくなり、次の一発を始めたくなる。
 が、その着乱した白いエプロンに組み付く前に、左からローリエ、右からオレガノが腕を引っ張る。
「だめ……」
「ま、またセボリーとするのはみんなを一巡してからですっ」
「わ、わかった、わかったって」
 名残惜しいがセボリーの上から立ち上がる。

 セボリーをどけてソファの上で次のラウンド……というのも可哀想なので、次は趣向を変えて。
「ひゃっ、調教師様っ……こんな、ああっ……♪」
 キッチンカウンターに腹ばいにさせたオレガノを後ろから突く。
 せっかく着たエプロンだが、こうしてバックから攻めるとほとんど素っ裸、どこを隠す意味にもなっていない。
 それがいい。前から役に立たない防御をめくって犯るも良し、後ろからマッパ同然の姿を楽しむも良し。裸エプロンはどこからいじっても楽しい。
 もちろん、隙間からおっぱいをいじくるのも忘れない。
「あは、ああっ……そんな、右ばっかりっ……左もぉっ……♪」
「オレガノは本当にエッチだな」
「……はいっ……♪」
 覆いかぶさり、腰を振るために手をつく関係で片方ずつしかいじれないのだが、オレガノは両のおっぱいを均等にいじくることを普通に要求してくる。それでいて自分でも腰をクイクイと振っているのだから、この子も相当な好き者だ。
「大人しそうな顔して、もしかして食事中から俺のちんこのこと考えてたか?」
「……お、大人しそう、なんてっ……私はっ……」
 オレガノは腰をカクカク突き上げながら、ゾクッとする目つきで輪っかの間から俺を流し見る。
「……ずっと、約束のこと、考えてましたっ……♪」
 約束。
 また今度、という、温泉での別れ際の約束だろう。
 ジュプジュプとその膣を激しく往復しながら、俺はその淫蕩な言葉に嬉しくなる。
「俺の顔、一目見た時から、咥え込むことしか頭になかったのかっ……!?」
「……はいっ……え、えっちな調教師様だからっ……私を調教するために、探しにきてくれたのかなって……思ったら、もう、頭から離れなくっ……っっ♪」
「スケベ娘がっ、お前も孕んじまえっ……!!」
「……は、はいっ、えっちな、えっちな私をっ……罰して……♪」
 もう頭に血が上って、二人とも互いがエッチなことが嬉しくてしょうがなくて。
 ガクガクと腰を打ち付け合って、その子宮に射精。
「っっっ…………♪」
「オレガノっ……!!」
 きゅー、と締め付けてくる膣を無理に振り、往復しながら、その奥底にザーメンをご馳走する。
「……あは、こんな、とこで……種付け、されちゃった……♪」
「はあ……はあ……嫌か、オレガノ……?」
「……これで妊娠したら、お台所で、妊娠っ……ちょっと、恥ずかしいなって……♪」
「……みんなの見てる温泉で孕まされる方がヤバいと思うけどな」
「あは……♪」
 幸せそうに微笑むオレガノからちんこを抜き取る。
 床にとろりと、精液と愛液のミックスが落ちる。
 そして振り向くと、残りの三人がうずうずと待ち構えている。
「スマイソンさん、次は……」
「私、準備できてる」
「わ、私もデザートですから、お楽しみくださいな……♪」
 俺は未だに身に纏っていた上着を脱ぎ捨てる。
 ソファでセボリー、キッチンでオレガノ。
 となれば。
「……もうベッドで犯るのはもったいないな」
 煩悩に支配された頭で、クリスティとフェンネルを両腕に抱く。
「きゃっ」
「つ、次は二人いっぺんに、ですか」
「そうだ。いいよな」
「え、ええ」
「欲張りな調教師様……♪」
 ……よく考えればフェンネルは破瓜に続いてまた3Pか。
 でも、思い浮かんだプレイをやめる気にはなれず。
「二人とも、食卓に寝るんだ」
「は、はい」
「わかりました……」
 年長二人組を食卓に並べる。

 テーブルの上にはまだフルーツパイが残っている。
「フェンネル、俺に口移しでパイ食べさせて」
「え……」
「それで、クリスティは……」
 クリスティをうつぶせに。
 色気たっぷりの背筋から腰つき、ヒップライン、お尻の穴、無毛の陰唇までを眼下に収め、そのお尻を撫で回しながらフェンネルに口を突き出す。
「食べさせて」
「……欲張りですね♪」
 フェンネルは言われた通りにパイを食み、俺に食べさせる。
 そして、口からこぼれたフルーツ汁がポタポタとクリスティの背にかかってしまったのをねちっこく舐め取り。
「クリスティ、犯すぞ」
「え……ん、ああっ……!?」
 興に乗って、そのままクリスティに後ろから挿入。
 処女を失ったばかりの他の娘たちに比べ、熟れきったクリスティの膣は余裕があり、俺のちんこを楽々飲み込む。
 そして、飲み込んだらただでは離さない。
 女としての本能の強さを感じる、熱いヒダヒダが俺を待ち受けていた。
「はぁ、ああっ……♪ あついっ……スマイソンさんの、コレっ……♪」
 クリスティは喉を反らして身悶える。
 そのクリスティの肉の快楽に打ち震える俺に、悪戯っぽい顔をしたフェンネルがテーブルに横座りでパイを食み、唇を近づける。
「ん、んぐっ」
 クリスティを下半身で食べ、上の口ではパイを食べ。
 そんな酒池肉林的計画だったが、クリスティの膣が予想以上に貪欲で、クリスティ自身も肘を立て、身体全体を揺らして俺のちんこを貪ろうとしている。
「……はあ、はあっ……やっぱり、いいっ……スマイソンさんっ……スマイソン、さん♪」
「ちょ、クリスティ、たんまっ……ぐ、うっ!!」
「んー……んむっ……さ、逃げちゃいけませんよ、欲張り調教師様♪」
 クリスティに劣勢なのを見て取ったか、フェンネルはパイを置き、俺の首を捕まえてキス、離そうとしない。これでは腰を引いて逃げることも出来ない。
 上で食べられ、下で食べられ、だ。
「ん、んぅう……まて、クリスティっ……!!」
「だ、だめっ……イカせて、スマイソンさんっ……ごめんなさい、止まらないっ……♪」
 ついには身を起こしてお尻を打ち付けてくるクリスティに、俺はなすすべもなく絞られ。
「う、ぐぅぅっ……!?」
 フェンネルの捨て身の長時間キスをされたまま、俺はクリスティにたっぷり中出ししてしまう。
「……はぁ、はぁ……あ、あの、ごめんなさい……気持ちよくてっ……」
「ぷはっ……」
 フェンネルはニコニコと作戦成功を喜んでいる。クリスティにしてみれば作戦ではなく、ただ夢中になってしまっただけのようだけど。
「フェンネル。伏せ」
「わんわんみたいに?」
「そうだ、わんわんだ」
「はい♪」
 俺がムキになっているのを感じ取ったか、素直にテーブルの上に伏せるフェンネル。
 挑発成功、といったところか。まんまと乗ってやろうじゃないか。

 上から見れば見事に丸出しのフェンネルの裸体に、俺は挑むようにのしかかり、ちんこを挿入する。
「ん、あっ……♪」
「ったく、淫乱エルフばっかりの家だな」
「お、お嫌ですか……♪」
「最高です」
 素直に答えてしまう自分が憎い。
「あ、あの、私も……パイの、口移しを……?」
 絶頂の満足感からか、少しポーッとしたクリスティがおずおずと問いかける。
「お前は俺に悔しい思いさせてくれたから罰だ」
「え?」
「そこに寝ろ」
「い、いやっ……!?」
 クリスティをフェンネルの背中の上にのしかからせる。
 俺の目の前に、クリスティの焦った横顔。
 俺はフェンネルの膣にちんこを入れたまま、クリスティのその長い耳にパイの内側のフルーツソースをべちょっと押し付けた。
「な、何をするんですか」
「お前なんか俺のおやつだ。罰としてお前の耳を食べてやる」
「い、や、やめっ……ひゃああっ!?」
 耳を横から口に含み、ちゅずずず、と音を立てながら吸ってフルーツソースを舐めとっていく。
 甘酸っぱい味の耳。そして、クリスティは振り払おうとして……吸い上げられたあたりで不自然にガクガクと震えて手を突く。
「や、やめてっ……そ、そんな、耳を吸うなんて……」
「やだ。もういっちょ」
 ちゅずずず。
「ひああああ」
 フェンネルの背に倒れ込むクリスティ。
 ……耳を穢されるのはエルフの種族的誇りが云々、とか、そういえば言ってたっけ。
 多分耳責めに慣れてないのだろう。そして、人一倍敏感なのだろう。
「もう一度吸う」
「や、やめて、ホントに……これ、目がくらんじゃうっ……」
「スマイソン様、おちんちん入れてる私のことも、忘れないで……」
「ああ、分かってる」

 ふにゃふにゃしてるクリスティを抱き寄せ、耳を思う存分吸いながら、フェンネルのお尻に腰を打ち付ける。
「ひああああ……あ、あうぅうっ……」
「あ、あ、あっ……♪ スマイソン様、私たちの、調教師様っ……♪」
 見事に翻弄されるクリスティと、嬉しそうに腰をあわせるフェンネル。二人の美女を好きにしている感覚がたまらない。
 最初からこういうエッチにしたかったのにフェンネルめ。
「お前の悪戯のせいで余計な敗北感味わったぞ。罰としてお前には中出ししてやらない」
「そ、そんなっ……ま、また、求めてしまいますよっ……♪」
「中出しはローリエのあとでだ」
「っっ……酷いっ……そんなに私をえっちな娘に調教したいのですね……♪」
「それはしたい」
 文脈に関係なく正直な自分が憎い。でも実際こんな可愛い娘が俺のためにえっちになってくれるっていうなら頷かないわけに行かないよね男として。
「……な、なりますっ……えっちに、なりますからっ……♪」
 バックで腰を振るフェンネルは、焦らされることに憤るどころか、延長戦を楽しみにしている節がある。
 他の娘と違ってタイマンで犯らずに3Pばかりさせようとしたせいか、そっちに適応して「Hな時間が続くこと」そのものに楽しさを見出しているのかもしれない。
 それはそれで。
「いくぞ、フェンネル……っっ!!」
「は、んあっ!!」
 俺はフェンネルの背中に……というか、背中にへたり込んでいるクリスティの顔に精液をぶっかけた。
「ん、あっ……♪」
 というか、耳から頬にかけて精液まみれにしてしまった。
 ……後で怒るかも。

 最後に、残っていたローリエを玄関扉に押し付けて犯す。
「あう、んっ、んっ……ち、調教師様っ……なんで、ここっ……?」
「玄関は裸エプロンの開戦率一位なんだぞ」
「……い、言われてみれば……そうなる、のかも……っ」
 よく知らないけど。エロ絵巻では大体玄関でお迎え→即座にイヤッホウというのが定番だ。
「……ち、調教師様の、新妻じゃ、ないけどっ……なれないかも、しれないけどっ……」
 玄関扉に腕を押し付け、俺に半ばつま先が浮いた形で犯されながら、ローリエは薄く微笑む。
「こんなことでよかったら、いつでもしてあげるからっ……」
「そんなこと言うと本当にちょくちょく犯りにくるぞ」
 俺はローリエを揺らしながら低い声で囁く。ローリエはいいよ、と呟いた。
「だからっ……また、きてっ……お慕い、してる、からっ……♪」
 気まぐれでちょっと皮肉な不思議系少女の、妙に愚直な告白。
 それを聞きながら、俺は彼女の奥に射精する。
「んんんんっ……あ、あぁっ……♪」
「ったく……こんなに気持ちよくさせながら男にそういうこというもんじゃないぞ。絶対断れないだろ」
「……♪」
 射精が終わっても、その幼膣を未練たらしくにちゅにちゅしながら、俺はローリエのほっぺたにキスをする。
「……ね」
「ん?」
「言って。孕め、とか、俺のガキ産めよ、とか」
「……そう言われるの好きなのか?」
 変な奴。
「うん」
 ローリエは俺を振り返り、眠そうで、それでいて期待した瞳で。
「私、こんなで成長止まっちゃってるから……ちゃんと孕ませる女って、見てくれるの、嬉しい……」
「……あのなローリエ。そういうのって一部の人は凄く凶暴化する呪文だからな?」
「調教師様にしか言わないから。……産みたいのは好きな人の子、だから」
「だーかーらー」
 凶暴化しそうじゃないか。俺が。
「……俺の子、孕めよ。ポルカにいれば、あと五十年くらいは犯してやるから」
「うん。……嬉しい」
 ああ、俺って無責任。


 エルフ少女たちの住まう古い家は累々たる死体ならぬ女体。
 家のあちこちで好き放題種付けしたせいでどこにいても性臭がする。
 そして。
「ローリエが済んだなら♪」
 すっかり復活したセボリーが股間から精液垂らしつつも満面の笑み。
「また、もう一巡してくれますよね?」
 フェンネルがエプロンを取りつつにっこり微笑む。
「お、お夕飯、作りますから。……ついでにこ、子供作っちゃってもいいですよ?」
 オレガノが裸エプロンのままキッチンに向かいつつ、期待した目と期待したお尻をこっちに向ける。
「……み、耳をまた悪戯さえしなければ……好きになさってください」
 淫乱ピンクの名代が恥ずかしげに口元を手指で隠しつつ目を反らす。
「適応力凄いなあお前ら」
「調教が良かったんです♪」
「ええ。噂に違わぬ実力……♪」
「お夕飯、どうします? にんにくとか根菜がいいんですよね」
「そういう……それなら手伝うわ。若い子に任せっきりじゃ、元旦那持ちの沽券に関わるもの」
 …………。

 結局、俺が男爵の館に帰りついたのは翌朝だった。
「アンディさん、どこに行ってたんですか。ピーター君のお守り放り出して」
「まあまあ、子供なんか泣きたいだけ泣かすのがドワーフ流だで。……でも、一言言ってって欲しかっただよ」
「マジごめん。本当にごめん」
「……そったら全力で謝ることでもねえだが」
「そういえば、なんかやつれてませんか……?」
 本当に次からはちゃんと行き先言っておこう。助けに来てもらうために。
 ……あのまま飼われるかと思った。特にクリスティに。
「♪」
 一緒に帰ってきた彼女を横目で見ると超ご機嫌だった。ツヤツヤしやがって。

(続く)

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