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「……、ぁ、うっ!?」
次に上がった声は、マイアの声ではなかった。
身を貫く快感。
今までマイアが想像したこともなかった快楽で脳が揺さぶられる。
(ライラ様!?)
(素直になれば、ほれ、男ならそうしてくれるぞえ)
マイアは黒い髪を振り乱して振り向く。
……黒い髪。
(ら、ライラ様の……!?)
マイアの髪は青い。
これはライラの記憶。最初に体験させてもらえると思っていたライラ自身の記憶だ。
しかし今はマズい。
傍観者で、いられない。
「あ、アンディ、もっと……もっと乱暴に、くぅっ!!」
「わかってるよ、この変態ドラゴン!」
「♪」
股間にも尻にもヌルついた液体の感触がある。そしてそれをかき回し、子宮までガスガスと押し上げるチンポの感触。
乱暴に胸を揉みしだかれ、首輪を掴まれて、下半身をオモチャのように扱われ、突っ込まれる感覚。
それら全てが激しい快楽になり、被虐の恍惚となり、後頭部、おそらく本能を司るあたりの部分をグワングワンと震わせていく。
子宮が開く。
子種が欲しい、この男に子宮を使わせたい、何もかも捧げてこの男の所有物であることを痛感したいという欲求が全身を震わせる。
ライラの感じた、そんな感覚に巻き込まれたマイアはたまったものではない。
優しく頭を撫でてくれたアンディ。その一方で、女をこんな風にメチャメチャになるほど気持ちよくしてもくれる男だという事実が、結びついてしまう。
マイアの眠っていた「女」の部分が目覚めてしまう。
「流し込んでっ……そなたの子種、我の子宮にねじ込んでぇっ……子宮こじ開けて犯してぇっ♪」
「そんなに孕みたいか淫乱ドラゴンっ!」
「言わずと知れたことっ……♪」
「ああもうっ! この歩く猥褻物めっ!」
そして、胎の奥底で爆発する、大量の射精の感覚。
苦しくなるほどの吐精。
自分の中に渦巻く、新しい生命の材料。
身も心も力も胎も、全て一人の男に所有権を主張される絶頂感。
アンディの幻像との対話からガードが緩んでいたマイアは、その圧倒的な快楽に自己投影せざるを得なかった。
(ライラ……様っ……ひどい……っ)
(ほ?)
(こんなのっ……)
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