無事に5発目をオーロラに注ぎ終えた時にはもうオーロラは失神していた。
というか4発目の時点でほとんど意識が飛んでいた感じだったので、もういいかな、と思っていたのだが、セレンに抜くのを止められた。
「そーゆー見てないところでのチョンボはよくありません」
「そ、そうかな……っていうか意識がない状態で犯されるっていうのもどうなんだ」
「え、ステキじゃないですか」
「なんでもお前の基準で言うなよ」
とはいえ、後で文句を言われてしまいそうでもあるので、何とか頑張ってオーロラに注ぐことにする。
「あー……あ、あぁー……っ」
虚ろな目で揺さぶられるままになっているオーロラ。
凛とした、美姫の風格はそこにはない。
しかしまあ、失神してる間も犯してました、って言われても確かにセレンの言う通り嬉しそうな顔しかしないような気もするので、遠慮なくそのグッチャグチャの膣奥に密着射精を食らわせて、ミッションコンプリート。
「ふぅ……」
「さーて、次はアンゼちゃんだよねー♪」
「頑張れー、アンゼロスさーん♪」
ヒルダさんとセレンの無責任な声援。
「う、うぅ」
アンゼロスは暖まりきった場で、それでも最初の一言をどう言おうか迷っている。
俺はじっと待つ。
目の前に既に飛び込んでしまったオーロラがいる分、アンゼロスはかなり気が楽ではあるはずだ。
が、それでもアンゼロスは逡巡した。長い髪で少し顔を隠す。
「……あ、アンディ」
「うん」
「……で、できれば優しくして欲しい」
ぐったりしたオーロラを見ながら、そう言うアンゼロス。
「そんなんじゃ駄目だぞー☆」
野次るヒルダさん。
「いや、ちょっともういいから」
制止して、アンゼロスに言うに任せる。
うん。むしろこう、もっとハードにもっとしつこく、というような要求ばかりがスケベなわけじゃない。
アンゼロスが天然のスケベだっていうのは疑いないのだ。
「ありがと」
アンゼロスは俯き、そして俺に囁く。
「……で、できればこんな無理した感じじゃなくて、いつものアンディに抱いてほしいんだ」
「……アンゼロス」
「僕は、いつもお前の傍にいたから。いつものお前で充分頼もしいし、男らしいって思うから。……だから変に演技なんか入れないで、もっと……その、普通に、可愛がって欲しいな」
「…………」
「ぜんぜんえっちくないー」
文句を言うヒルダさん。
だが俺はむしろこっちの方が嬉しかった。
「えーと……つまり、別にいじめてくれとかじゃなくて」
「うん。僕は……その、いつものアンディの方が好きだから……いつものアンディと、いつもみたいに、好きだ、とか、可愛い、とか、愛してる、とか、スケベ、とか言い合いながらエッチする方がいい、んだけど……駄目かな」
さりげなく言って欲しい言葉を羅列するアンゼロス。
「俺だって素直にそういうのの方がいいよ。アンゼロス、来い」
「……うん♪」
他の奴らよりちょっぴり甘えん坊で。
愛してるって言われるとすぐ骨抜きになる性的に弱キャラのアンゼロス。
すっかり慣れたロングヘアをさらりと手で撫で梳き、すっかり慣れた女物の服を一枚ずつ脱がしていく。
「どうエッチしたい? 体位とかさ」
「……えと、その……正面から抱きあって、キスしながらエッチしたいな、とか」
そう、これこれ。
本来のキャラを封印して、無理矢理鬼畜風味になって相手構わず犯してくれ、ってのよりも、甘えられる方が今は心地いい。
……俺がそういうエッチに息苦しさを感じるタイミングで、こういう風に要求するあたり、ある意味アンゼロスは空気を一番読んでるのかもしれない。
「へへっ。……ちょっと嬉しい」
「?」
「アンゼロスが普通でいいって言ってくれるのが、今は」
そう言うと、アンゼロスはにっこり笑って最後の一枚を脱ぎ捨て、俺の膝に座る。
「僕は、いつものお前とエッチしたい。ずっとこれからもね」
「ああ」
「だって僕はいつも、隣を歩いてるお前にいきなり襲われる妄想してたんだから」
「…………」
「鬼畜なお前じゃなくていつものお前が、アンゼロスーっていきなり抱きついてきて、我慢できないから今すぐエッチしようぜーって……それで、僕はちょっとだけ抵抗しながら道端でお前にメロメロになるまで犯されて、それで」
「わかったわかった」
つまり、砂漠から森林領行って帰ってくるまでの間に、ついでに犯してもらえなかったのを未だに根に持ってるらしい。
「それだけじゃない。これから部隊に帰ったら、訓練の途中や水浴びの途中にお前にいきなり襲われるのだって妄想してる。どんな時でも『愛してるぞアンジュ』って一言言われるたびに抵抗できなくなって、腰が立たなくなるまで許しちゃうんだ……♪」
本当にこいつもオーロラに負けないほど妄想癖強い。
うん。でも。
「愛してるぞ、アンジュ」
「……♪♪」
それだけでゾクゾク震えながら嬉しそうな顔をするこの小さなハーフエルフ剣士に、俺がその妄想を実現しないことなんてあり得るだろうか。
奴隷そのものにして飼い殺すよりもリアルでスケベな未来予想図。
いつでもどこでも、同僚として傍にいるアンゼロスと気軽にエッチしまくる将来。
……うん。すごく魅力的で興奮する。
「じゃあこれからはそれがエッチの合図な」
「うん……♪」
二人してモワモワと妄想しながら頬を擦り付け合う俺たちに、周りから咳払いが大合唱。うるさい。
「アンディ、アンゼロス。……上司のいる前で堂々とエッチの合図決めるな」
「うぅ……普通にらぶらぶされる方がなんだか羨ましいですー……」
「な、なんだかんだでアンゼロスもやるだな」
「……こ、こういうアプローチもあるんですね……」
「なんか納得いかないわー」
いいの。アンゼロスの勝ち。
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