下半身では、オーロラが二回戦を始めていた。
 しかし上半身は、甘え始めたアップルとの抱擁が続いている。
「うふふっ……そうです……本当は、そうしたくて仕方がなかったんでしょう……?」
 俺の上で、ぐちゅぐちゅと精液の吹きこぼれる腰を振りながらアップルの耳に囁くオーロラ。
 アップルは俺の唇に本能のままに吸い付きながら、コクコクと小刻みに頷いた。
「んぅっ……だって……だって、怖かったっ……私、なんにも覚えてないから……ん、ちゅううっ……自分が愛してもらえる理由も、なんにも知らないから、んむっ……怖かった」
 アップルは言葉の合間合間に俺の唇にキスを繰り返し、まるで俺にキスをすることで、空気の代わりに愛を呼吸しているようだった。
「……でも、身体だけが止まらなくてっ……私だけが盛り上がってるんじゃないかって思って、嫌だったっ……ん、んんっ……私、本当は愛されてなくて、一方的に私だけが、この人を求めるように仕向けられてるんじゃないかって……ちゅっ……みんなして雌奴隷なんて言い出すから、もしかしてみんなこの人に、何かの方法で操られて、体よくセックスしたいだけの相手を勘違いさせて拘束してるんじゃないかって……んむぅっ」
「まあ。見くびられたものですわね」
 くすくすと笑いながら、オーロラは俺のちんこを自分のまんこで擦りあげる動きだけは止めない。
「わたくしも、ディアーネ様も、あのドラゴンのライラさんも、アンゼロスさんも……アンディさんのおチンポに短絡的に惚れたわけではありません。アンディさんは勇気ある人です。何かを打ち倒す英雄としての勇気だけでなく、自分の守りたいもののためにいくらでも苦労が出来る、その選択が出来る勇気を持っている人です。その懐の深さに、尽きぬ心の暖かさに惚れたのですわ」
「……でも、私、そんなの何も知らないっ……わかんないっ……だから、んちゅうっ、怖かったのっ……きっと私、騙されてても、一度転がったら逃げられないっ……好きになったら、どれだけ一人上手でも、きっと離れられないから……それが、わかっちゃうからっ」
「アップル」
 俺は、だから。
 渾身の力で、アップルに告白する。
「じゃあ誓う。俺は、お前を放さない。多分お前が老いる前に死んじゃうけど、というかきっとみんな俺より早く死ぬことなんて絶対無いけど、でも俺が生きてるうちは、全力でアップル、君を愛するから」
「……っっっ」
 アップルは、ブルブルッと震えた。
「私……ハーフエルフ、なのに?」
「俺はハーフエルフ大好きだ。お前のせいだぞ、普通の人間に魅力を感じない」
「お料理下手なのに?」
「料理は結構自分で出来る」
「弓とか剣とか、出来ないのに?」
「俺も出来ない」
「お尻大きいのに?」
「ご褒美じゃないか」
「踊りとかも全然駄目なのに?」
「ああもうっ」
 どんだけコンプレックス多いんだこの娘は。
 ……なまじセレンが多才だから、自分が無能に思えちゃうのかもしれないが。
「何にもできなくても知るかそんなこと! おっぱいもお尻も大きいのは見りゃわかる! 俺がお前のこと好きなのはそんな部分とかの問題じゃなくて、とにかくお前が欲しいんだよ!! お前のことずっと恋人だと信じてたから、今さら違うって言われても困るんだよ!! 頼まれなくても、見せられなくても、残らず暴いて愛し尽くしてやるから安心しろ!! お前は正真正銘俺のもんだ、隅から隅まで俺に愛される義務がある!!」
「うう……っっ」
 びくびくびく、とアップルは震えを大きくした。
 身の隅から隅まで、俺が狙い、食らい、貪ろうとしていることを実感してくれたか。
 ……我ながら酷い告白だけど。
 その告白を聞きながら、オーロラもゾクゾクッと腰を震わせ、軽くイッた。
「まあ……っ。アンディさんったら。そんな熱い告白、わたくしにもいつかお願いいたしますわよ?」
「お、オーロラ……お前なぁ」
「エルフのわたくしでさえ、好きな方にそれほど求められる想像をしたら、それだけでイッてしまうのです。アップルさんなんて……ほら♪」
 見れば、アップルもすっかり目が潤み、呼吸が荒くなり、腰は砕けきっている。
 今なら子供にレイプされても抵抗できないだろう。
 それくらい、とろけきっていた。
「……う、あ……っ」
「アップル……」
「……ひあ……うっ」
 目を細め、知らず舌を突き出し、背筋は絶えずビクビクと痙攣し。
 アップルは、おそらく今目の前で股間から精液を溢れさせるオーロラと同じ運命を辿る自分の身体を想像して、完全に発情している。
 そんな自分の身体と心に戸惑いつつも順応が終わろうとしている。
「オーロラ」
「ふふ。仕方ありませんわね」
 にゅぷり、と、オーロラが腰を上げ、俺のドロドロのちんこが姿を現す。
 他人と今の今まで交わっていた、淫猥にも程がある姿のちんこ。
 俺はアップルの手を引いて、その上にアップルを導く。
 股間から精液を垂れ流し、上気したままのオーロラは、俺を手伝ってアップルを導きながら、その服を脱がし、見る間に裸にしてしまう。
「妬ましいおっぱいですわ」
「や……あっ」
 そして、アップルの両乳を揉みしだきながら、腰を導いて、俺のちんこの上へ。
 俺はそのアップルの腰と自分のちんこに手を添えて、場所を定める。
 完全にアップルはなすがまま。
 そして、そのアップルの股間は、粗相でもしたように濡れそぼっていた。
「アップル。……お前と、ラブラブえっちがしたい」
「は、はいっ……」
「いいな?」
「はい……」
「俺のラブラブえっちは酷いぞ? 抜かず三発や四発じゃ終わらない。子宮満タンにしてもまだ犯す。もちろんキスはひっきりなし、おっぱいに指の跡がつくまで揉みまくるし尻だってメロメロになるまで揉み尽くす。尻の穴だって多分終わる頃にはいじり過ぎてトロットロになっちまうぞ。いいんだな?」
「……はいっ!」
 念を押す。
 ほとんど脅すような警告だったが、アップルは首を縦にしか振らない。
 俺はアップルの背後で羽交い締めのようにしているオーロラと最後に目で頷きあい、そして。
「よし……来いっ」
 アップルの腰を、引き下ろした。
「あっ……っっ!!」
「っく……!!」
 夢に何度も見た、生のアップルの膣。
 この間の昏睡状態じゃない、本当に発情したアップルの、万全の状態のスケベマンコだ。
「……あああああぁっ!!」
 アップルは、発情しすぎてそれだけでイッたらしい。
 食い締める膣と、呆けた表情と、噴出した潮が教えてくれる。
 だが、それを知りながら手加減はしない。
 止めさせない。
「さあ……たくさん、イキましょうね……♪」
「あ、やあ……あああ!?」
 すぐに、アップルの背中にぴったり張り付いたオーロラが、強制的に揺動を再開させる。
 二人がかり、逃げ場なし。
 アップルが発情している隙に、追い詰める。
 今度こそアップルが俺のものだと。
 俺がアップルを欲しくてたまらないのだと。
 ……アップルが求めていたものが、確かにここにあるのだと。
 それを叩き込むかのように、アップルに息つく間もなしにセックスを強要する。
 ……そうして理性を踏み壊して教え込まれるのを、何よりアップル自身が望んでいた。そのことが不思議とオーロラと俺にも伝わってきた。
「や、あう、んぁあっ……すご、いいっこれがっ……これが、私の……私が、あの時、欲しかったっ……」
「そうだ……俺の、ちんこだっ……セックスだっ!」
「♪♪」
 アップルは、オーロラに揺すぶられるままに腰を振り回す。
 俺も懸命に突き上げる。
 何度も、何度も。
 感極まりすぎて、自分でも射精の瞬間がわからないままに、アップルの股間に何度も射精していた。
 いつしかオーロラが疲れ果て、脇にへたり込んでも、いつの間にかアップルは俺の胸板に手をつき、あるいは俺の首っ玉にしがみ付いて、絶えず腰を動かす。
 絶えず射精を促し、俺の求めるままに、求める以上に、キスを繰り返す。


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